五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

眠ろう。休もう。

2011年04月01日 | 第2章 五感と体感
大震災から22日目

東北の海に面した市町村の心理的現況を夜中のテレビで見ました。(NHKのクローズアップ現代です)


役所の人々が不眠不休の状態である現実。

大きな体育館での避難生活のため、自分と隣の方との囲いが無く、泣きたくても泣くことのできない現実。

そして、
「皆が、休んでいないから、私も休むことができない。休めば、皆にサボっていると言われるから休めない・・・」
と、口々におっしゃっていました。

「皆とは誰のことだろう」

現地に赴いた精神科医の「休もう・眠ろう。そうしないと二次災害が起こります」というアドバイスにも、役所のスタッフは耳を傾けず、静かに立ち上がり去っていきます。

「心を病んだクライエントの状態、現象」をテレビで見ながら、私も思いました。必ずこのままだと二次災害が起こる、と。

原発での作業員の方々も、ろくな寝具を与えられず、重労働にも関わらず粗末な食事で凌ぎながら国家的任務を果たしているようです。


・・・ヘンです・・・


人は、休まないと充分に活動することはできません。必要な思考が低下していきます。判断力が鈍ります。

私は私です。
私の心身を「私」が守らなければ、誰が守るのでしょう…

今回のことは、一カ月で解決できる問題ではありません。長い長い年月がかかります。
一人の人間のできることには、限界があります。
自分の限界を自己受容することから、問題と向き合う心がけをしてほしいと節に願います。
そろそろ一カ月です。休んでいない人々の心身は限界を超えているはずです。

労働体制の組み直しをぜひお願いします。

そして、一日も早く、囲いのあるプライベートな部屋で生活できることを切に願います。

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