五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

母心と自己実現

2012年01月15日 | 第2章 五感と体感
今年度の保護者勉強会もいよいよゴールが見えてきました。

昨日の勉強会のテーマは「自己実現」でした。

自分の自己実現を考えようと思っても、子育て真っ最中の母親にとって、我が子は自分のようなものと深く信じていらっしゃる方が多いのは、ある意味当たり前かもしれません。

一方、自分のことのように我が子を愛することができないことで悩んでいる方がいらっしゃることも忘れてはなりません。

どちらにしても、「子育て」というのは、永遠のテーマであり、「親子」という関係についても同じく永遠のテーマだと思っています。

人の関係性において、特に親子の場合、やはり「愛」を語らずには済ませられないと思っています。

どのように自分は親から愛されてきたか?育てられてきたか?
そして、どのようなことが自分に身に付けられてきたのか?
それによって大人になり、親となった自分は、どのような子育てをしてきたのでしょう…
我が子を心配する時、その心配は、どのようなことなのでしょう?
上記の問いかけをした時に、自分の心配事なのか、子供が解決するべき心配事なのか、分けることができるでしょうか?

私自身、大学生の我が子に対しても、かなり意識していないと、ついつい我が事のようなお節介をしてしまいがちになります。嫌がられることが解っているのについつい自分の理想を口に出している自分に気付くこともあります。

そうはいっても、我が事のように心配している自分は健全だと思うし、心配するのが親の役目であると信じています。

ただ、親子関係における自他混合が意識化できないで、我が子の自立に足を引っ張っているとしたら、それはちょっと立ち止まって自分の立ち位置を考える必要がありそうです。

「親子関係」という永遠の課題の中で、自分が身を持って体験しない限り、この感覚は解らないように思ったりします。

一度きりの人生ですが、軌道修正はいくらでもできます。

反省しつつ解釈をし直しつつ、親子の在り方を、自分のスタイルで考えてみる時期も必要なようです。

わかっちゃいるけど、「母心!」ですね。

「母心」は、母親なった人の得難い感情体験です。その体験過程を、慈しみながら親子関係を育んでいきたいものです。

互いに悩みながら、子供の成長を見守っていきましょう。

クリック応援お願いします♪♪「生き甲斐の心理学」
人気blogランキング


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする