五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

お水取りが繋ぐ

2012年03月04日 | 第2章 五感と体感
今、東大寺、1261回目のお水取りの最中です。

2月から行が始まり、二月堂では3月1日から14日まで、午後7時からお松明が掲げられます。

お水取りのことは、ブログに毎年書かずにはいられない衝動に駆られます。

鑑真和上が造られた戒壇院。
歴史に名を残す名僧が学んだ学び舎址。

昨年は、以前から歩いてみたかった奈良坂を歩き、奈良豆比古神社の楠に出合い、奈良の面白さは、私の心の中で、まだまだこれからだ、と思っています。

松明の火がついた杉の枝を一昨日火の粉を被った主人が頂いて帰ってきました。

杉の独特の香りが、火にあぶられて一層香っています。
好い香りです。

1261回の中の数回しか直に体感することしかできませんが、
自分の祖先が被ったであろう火の粉を想うと、懐かしさがこみ上げてきます。

身体の中に宿る記憶は、ちゃんと蘇るのだと思います。そして、次の世代への遺伝子がまた繋げてくれることが、確実な安心と安定をもたらしてくれます。これが私のアイデンティティだと思っています。

繋げていきたくてもそれがままならず、自分ひとりだけでは、どうにもならないことも沢山あります。
でも、大事なことは、身体が記憶しているのです。

お水取りの祈りを想い、今年もまた生きていこう、思うのです。

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