五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

不安感を整理する

2012年03月10日 | 第2章 五感と体感
明日は3月11日です。

この一年間、震災に関して、自分はどんな不安感を持ちながら生きてきたのだろう。

私は都内のビルが互いにぶつかるのではないかと思うくらい、重なり合うように揺れている瞬間を目の当たりにしているので、ビルの谷間を歩く際、ビルとビルの間隔を何気なく測っている自分がいます。
意識されていない抑圧された恐怖感が、密集したビル群を見ることにより蘇ってくるのだと思います。

一月に、津波の被災地を訪れたお陰で、テレビで放映される津波の映像が、現実的な感覚で見ることができるようになりました。想像しても想像しきれない現実の傷跡に立った時に、初めて湧いてきた感情は、虚無感でした。でも、被災した方々の生の声を聞き、感情に触れていくうちに、凍りついたような感情の割れ目から悲しみや憤りや不安感が滲み出てきたのです。

体験している。
体験していない。

あらゆる意味で、この差は、測り知れないのです。

測り知れないからこそ、想像することは大事なのだと思います。

でも、そこで意識すべき大切なことがあります。

自分は、
体験していることによる不安感を今感じてるのだろうか?
それとも、
体験してないことが生み出す不安感を今感じているのだろうか?

闇雲な不安感は、不安感を増大させていきます。
不安感が増大する前に、不安感の整理をしてみると、自分の不安感の出所が自分自身で整理されてくるはずです。

3月11日を明日に控え、不安感の整理を心がけておくのも良いかもしれません。

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