五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

習い事の礼儀

2012年03月05日 | 悔いのない人生とは?
幼い頃から、多様な習い事をしてきて、それぞれ共通して学んだ礼儀があります。

それは、習っている師匠を差し置き、同輩を指導してはいけない、ということです。

そして、自分が習っている以上、先生は先生です。

プライベートに親しくお付き合いしているのであれば、習い事とは関係の無いところで「さん」付けするのはよいと思いますが、やはり「先生」と云うのが礼儀です。

同じ習い事をしている人を修正してあげたい気持ちは解りますが、ここはぐっと堪えて、口を出さないのが鉄則です。

修業を積んでいる人は、先生以外に絶対に他者を指導しません。する立場ではないからです。

そして、同種の習い事の師匠を掛け持ちする際も、気を遣うことが必要です。烈火のごとく怒りだす師匠の方が多いかもしれません。温かく見守ってくださる師匠が居たとしたら、物凄い大物です。(私の経験上…^^;)

こういうことを教えてくれる人は、なかなか居ません。空気を見て覚えるわけです。つまり、察するのです。
日本は察しの文化が根付いています。

武道や茶道や伝統芸能等、特にこれらの世界の礼儀作法は厳しいはずです。それができて初めて修業が許される世界かもしれません。

礼儀とは、人間関係を育むものです。

幸いなことに、私の諸々の師匠は、とてもとても謙遜な方々ばかりです。だからこそ、それに胡坐を掻かぬ様気をつけたいものです。

礼儀は日本だけのお話ではありません。欧米だと、それにもっと能動的な自己が要求されます。

「許」を待つことは、東洋の独特な考え方かもしれませんが、私は、それらに反発しながら生きてきた節があります。でも、案外その世界が好きなのかもしないと、年齢が重なるほどに思います。
温和に且つ受容力が備わってきた証なのでしょうか…。

謙遜が傲慢にならない程度に、謙遜でありたいものです。

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