五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

繋がる琵琶湖話

2014年03月20日 | 第2章 五感と体感
昨日は某勉強会の後期最終日でした。

個人的には来週まで続く勉強会が終わらないと2014年度は終わりませんが、大きな講座のお手伝いが終了し、ほっと一息つくことができた気分で解放感を頂いています。

各勉強会では、自分の体験した話題を提供しながら勉強する内容に繋げていくことが多いのですが、今回も琵琶湖巡りの話題を利用しながら勉強会を展開する師匠と一緒に絵画鑑賞とフォーカシングの半年間の講座を終えました。

琵琶湖に纏わる話題を提供していくうちに、どんどんと祖先の繋がりの話題が耳に入ってきました。

「祖先が琵琶湖に関係している」事に関して、意外にもその話題が多かったことに、ますます琵琶湖に面白さを感じています。

どんな勉強もそうでしょうが、我が事に繋がる話題と判断すると、俄然学びが進んでいくものです。
そこから興味が深くなり、知識が広がっていきます。

フィールドに立つといことは、ただ立つだけではなく、その場を直に五感で感じ、そこに住まう人々と交流し、学問と繋げて行くことで自分が学ぶテーマの理解が体感的に深まっていくのです。
教科書やネットだけでの学びでは、自分の身体に沁みついてはいきません。

昨晩のテレビ番組で、原発事故で3年ぶりに故郷の地に立った女性が紡いだ言葉が印象的でした。「たくさんの写真やテレビの映像でここを見てきたけれど、実際に立つと、見えるものが違います。山はあんなに美しいのに。海もこんなに美しいのに。」と云いながら目頭を押さえながら佇み、歌を詠んでいらっしゃいました。
現場に立って見えてくるものを伝えることは、現場に立った人の使命であることを考えさせられ、更には実際に立つことの重要性を改めて感じました。

「行って、見て、見た事をそのまま伝える。」

そのまま伝えることは、ジャーナリストでも難しいことだと思いますが、自分の生育史で体得した自分というフィルターを通して紡ぐ言葉だからこそ、聞いた人は五感を動かし、感情を湧き出すことができるのかもしれません。

今年は、多方面で琵琶湖を中心とした歴史話に花が咲くかと思います。勿論、そこが奈良や京都、そして江戸や陸奥の国の歴史談議へと繋がっていくはずです。
繋がりながら、日本人のアイデンティティを学ぶ次年度後期の某講座を受講されると更に何のために自分がこの勉強をしてくるかが自分なりに見えてくるはずだと確信しています。

一見、関係なさそうなことが自分に深くかかわっていることが解ることで、自分の澱みに風穴を開けることも可能なのです。

「解釈が変わると世界が変わる」、というカールロジャーズの云う所以でもありそうです。

☆☆

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