先週末21日・土曜日、英国で行われた試合結果です。
ミドル級戦(12回戦):
リアム スミス(英)TKO4回1分9秒 クリス ユーバンク(英)
*英国では大いに盛り上がりを見せたブリティッシュ・ダービー。ミドル級、そして一階級上のスーパーミドル級を主戦場としてきたユーバンクが、一階級下の元WBO王者スミスを「圧勝するのでは」という予想が出ていました。その予想通りに、3回から徐々にペースを握っていたユーバンクに落とし穴が待ち受けていました。
4回も1分経とうとした時、元々ガードの低いユーバンクの顎に、スミスの左アッパーを中心とした連打が炸裂しユーバンクは堪らずダウン。カウント内に立ち上がったユーバンクでしたが、足元はフラフラ状態。スミスはお構いなく再度連打を浴びせ、そこで試合終了。アンダードッグと思われていたスミスが、一蹴の隙をついて金星を挙げています。
今回の試合の契約には再戦条項が含まれているため、両者によるリマッチが直ぐに行われる可能性があります。同級の世界王者たちの進路がはっきりしないだけに、その一戦が実現する確率は高いでしょうね。
今回の試合はミドル級の無冠戦として行われましたが、2023年1月26日時点の同級の王者たちを確認しておきましょう。
WBA(スーパー):ゲナディー ゴロフキン(カザフスタン/防衛回数0)
WBA(レギュラー):エリスランディ ララ(キューバ/1)
WBC:ジャモール チャーロ(米/4)
WBC(暫定):カルロス アダメス(ドミニカ/0)
IBF:ゲナディー ゴロフキン(カザフスタン/2)
WBO:ジャニベック アリムカヌウェ(カザフスタン/1)
OPBF(東洋太平洋):竹迫 司登(ワールドスポーツ/1)
WBOアジア太平洋:空位
日本:国本 陸(六島/1)