勿忘草 ( わすれなぐさ )

「一生感動一生青春」相田みつをさんのことばを生きる証として・・・

一期一会

2006-04-29 12:22:58 | Weblog
 「一期一会」とは、茶の湯の心から来ているそうだが、あらゆる出会いを生涯にただ一度と考え、大切にする心がけを表わす言葉だそうだ。

 いよいよ今日からGWの大型連休に入る。
残念ながら、遊び事をなりわいにしている我が身は、仕事優先になるが、これもまた楽しからずやである。

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-ポピー-

花と咲く日は
今日一日かぎり
今日は雨が降るかも
しれなかった
大風かも知れなかった

-星野富広さん-
 
 「江戸しぐさ」の語りべ、越川禮子さんがこんな事を言っている。
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 観光シーズンの今、旅行や観劇など、見知ぬ人とすれ違ったり相席になったり、ただ一度の「おちかづき」が頻発します。
ぶつかったり、切符を買うのにてまどり次の人を待たせたりした時、「束の間のつき合い」の心が場を和ませます。

 何年か前に初めて名古屋に行ったときのこと、駅構内でうろうろしていた私に、「何かお探しですか」と声をかけてくれた上品な女性がいました。ホッとしてホテルへの行き方をたずねると、「それは西の方へ出られて、そこからタクシーにお乗りになるといいですよ」と、実際に指をさして教えてくれたのです。
西も東も分からなかったのでそのしぐさはとてもありがたく、お礼を言って何歩か歩いて振り返ると、その女性は心配そうにこちらを見守っているではありませんか。

 思いがけず名古屋で出会った「江戸しぐさ」に、一日中にこにこしていたい気分で、名古屋がすっかり好きになって帰ってきました。

-江戸しぐさ語りべの会主宰・越川禮子さん-

朝日新聞から抜粋
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 若い頃、一人旅が好きで行った度々の九州旅行で、観光バスやタクシーの運転手さんの優しさに何度も触れたのが、僕の九州が好きな理由のひとつかもしれません。
2006.04.29