5月2日からのオリックスとの3連戦で3タテ、5日の楽天戦は5時間21分の長い試合を制し、4連勝を飾った福岡ソフトバンクホークス。西武にサヨナラ負けを喫した直後から応援ボイコットしていた私も驚いています。気がつけば4つあった借金もゼロで5割復帰。6日の試合に勝てば久しぶりの貯金1となります。この日の先発は現在4連敗中の大隣。チームの勢いに乗って自らの連敗を阻止できるか?
1回、ソフトバンクは楽天先発・永井の前に3者凡退に倒れた後のその裏、大隣が2つの四球とヒットで満塁のピンチを招きます。ここでフェルナンデスを三振に仕留めて2死としますが、高須のライト前タイムリーで2点を先制されます。なおもピンチが続き、山下のレフト前タイムリーで1点を追加され、この回3失点を喫します。大隣は今週も負けて5連敗となってしまうのか?
しかしソフトバンク打線が大隣の5連敗の危機を救います。3回、この回の先頭・小斉が永井の3球目のストレートをライトへ弾き返すと、打球はぐんぐん伸びてスタンドイン!小斉の嬉しいプロ初本塁打で1点を返します。この後ヒットと四球で2死1,2塁、長打が出れば同点のチャンス。ここで松中が永井の7球目のフォークをジャストミート!打った瞬間本塁打とわかる3ランで逆転に成功!この回一発攻勢で4点を奪いました。
6回には小久保、柴原、急性胃腸炎からスタメン復帰した松田の3連打で無死満塁のチャンス。小斉に期待がかかるも三振、ならば代打の大村で追加点を奪いたい!しかし大村は2塁ゴロ、3塁の小久保が本塁憤死で2死。これじゃあ追加点が奪えないYO!でも、次の的山が押し出し死球で1点追加。チームにとっては貴重だけど被害者・的山は痛くて喜べない。なおも満塁と追加点のチャンスに川崎のタイムリー内野安打で更に1点追加!楽天との差を3点に拡げました。
先発の大隣は2回からは立ち直り、松中の逆転3ランの援護を貰ったその裏の攻撃では走者を出しながらも反撃を許しません。大隣は2~5回まで楽天打線を無得点に抑えましたが、6回2死後に山下の本塁打で1点を返されます。結局大隣は7回まで投げ終えたところで降板。
8回に2番手で登板した久米は相手の反撃を抑える見事なリリーフを見せました。9回、1死から柴原と松田の連打で1,3塁と追加点のチャンス。ここで小斉がレフト前タイムリーを放って1点追加。この後小斉は盗塁を決めて2,3塁。森本はキッチリと犠牲フライを放ってもう1点追加で8-4。楽天との差は4点に広がって後はホールトンで締めたいところ。その裏に登板したホールトンですが、2死から四球とヒット、さらに盗塁もあって2,3塁のピンチを迎えましたが、中島を2塁ゴロに打ち取って試合終了。ソフトバンクが開幕以来の5連勝を飾り、2カード連続の勝ち越し決定!そして久しぶりの貯金1です。
2008/05/06(火)
楽 天-ソフトバンク 7回戦
(ソフトバンク5勝2敗、Kスタ宮城、14:00、20885人)
H 004 002 002 8
E 300 001 000 4
【投手】
(ソ)大隣、久米、ホールトン-的山
(楽)永井、有銘、川岸、青山-嶋
【責任投手】
(勝)大隣7試合3勝4敗
(敗)永井7試合3勝3敗
【本塁打】
(ソ)小斉1号ソロ(3回、永井)、松中7号3ラン(3回、永井)
(楽)山下1号ソロ(6回、大隣)
これで5連勝!完全に5月反攻ムードに突入です。先発の大隣は7回まで被安打5・5奪三振・4失点と内容的にはイマイチでしたが、連敗を4でストップ。4月2日の日本ハム戦以来約1か月ぶりの3勝目を挙げました。初回に3失点喫しましたが、その後は打たせて取るピッチングで相手の反撃を抑えました。
打線のほうは13安打で8得点。プロ入り初本塁打を放った小斉は育成ドラフト出身選手としては初本塁打の快挙となりました。そしてこの日は5打数2安打2打点の活躍で勝利に貢献。逆転3ランの松中は5打数2安打3打点。打率も.331とリーグ2位。松中の3番起用は本当に大正解です!柴原はチーム唯一の3安打猛打賞でした。
開幕以来の5連勝で単独3位。ようやく勢いを取り戻してきた福岡ソフトバンク。7日はパウエルが先発予定。勝って2試合連続の3タテ&6連勝で9連戦を締めくくりたいですね。ホークスの試合も気になるけど、AFCチャンピオンズリーグのほうを見ようかな…。しばらくの間応援ボイコットしていましたが、今回で解除します。本当にご迷惑をおかけしました。