AFCチャンピオンズリーグは予選リーグ・第５戦が行われ、ガンバ大阪はアウェーでチョンブリFCと、鹿島アントラーズはホームでクルンタイバンクと対戦しました。
まずは鹿島アントラーズの結果から。第４戦の北京国安戦でまさかの初黒星を喫したあと、Jリーグでもなかなか勝てない状態が続いています。第５戦のクルンタイ戦は大量点で勝ち点３を奪いたいところでした。まず19分、CKから岩政大樹のヘッドが決まり先制すると、２分後にはFKから興梠慎三が頭で合わせて２点目。前半終了間際には、野沢拓也のクロスから田代有三のヘッドで３点目を挙げます。
後半開始早々、野沢のゴールで４点目を挙げれば、４分後には小笠原満男が左足で決めて５点目。後半21分、興梠のクロス→野沢がこの日２得点目。29分には途中出場のダニーロのヘッドで７点目、37分にも頭で決めて８－０と大きくリード。このまま完封勝ちかと思われましたが、終了間際にクルンタイのピーラポンに１点を返されて試合終了。鹿島は８－１で快勝、F組の首位をキープしています。
ここまで３勝１分け・勝ち点10のガンバ大阪は、スパチャラサイ・スタジアムに乗り込んでチョンブリFCと対戦。この試合で勝つか引き分けで１次リーグ突破が決まります。前半３分、チョンブリ・ネイファビアーノのシュートを、GK松代直樹がファインセーブ！８分、バレーが倒されてFKを獲得。このFKを二川孝広が蹴ると、山口智のヘッドが決まりガンバが先制かと思いきや、判定はガンバのファウルでノーゴール。そしてルーカスが執拗な抗議で警告を出されました。前半10分、右サイドの加地亮のクロスからバレーが狙うも枠を捉えられず。14分には二川のロングパスから播戸竜二が抜け出してシュートを放つもサイドネットに直撃。22分、チョンブリはペナルティエリア手前でFK獲得。アーティットが直接狙っていきましたが、松代がまたもファインセーブ。その後のチョンブリの再三のチャンスもガンバ守備陣がきっちりと守り抜きました。
36分、ガンバは左サイドにいた二川がクロスを入れると、中央にいた播戸が抜け出してシュート、ボールはゴールネットを揺らすも判定はオフサイド。これはもったいない。またしても微妙なジャッジに泣かされてノーゴール。前半ロスタイム、カウンターからバレーがシュート！しかしボールはバーに直撃。先制点が遠いまま前半終了。引き分けでも１次リーグ突破だけど、やはり勝って突破したい。
後半３分、ガンバはルーカスのクロスから播戸が頭で合わせるも、ボールはGKにキャッチされる。その後チョンブリのプチ猛攻に耐えたガンバは、後半17分に山崎雅人を投入。その山崎が期待に応えてくれました！安田理大のクロスを頭で合わせてゴール！ついに均衡が破れてガンバが先制！これで勢いに乗ったガンバは31分に加地のクロスをルーカスが決めて追加点。結局２－０でガンバがアウェーで勝利！合計勝ち点13で１次リーグ突破を決めました！
いやぁ～お見事でした。これで日本勢が１次リーグ突破したのは浦和レッズ、川崎フロンターレに次いで３チーム目です。ガンバは第１戦でまさかのドローでスタートしましたが、韓国とメルボルンでのアウェー２連戦で連勝。４戦目では山崎の２得点でメルボルンに快勝して、今回はタイでチョンブリに勝利したのでした。２戦目の全南戦、３戦目のメルボルン戦での逆転勝ちは本当に大きかったです。最終戦は消化試合ですが、勝って決勝トーナメントに弾みをつけてもらいたいと思います。
鹿島は約１か月ぶりの勝利でした。この試合で野沢が２ゴール１アシスト、小笠原が１ゴール４アシスト、ダニーロは頭で２得点を挙げました。チームの８得点のうち５得点がヘッドによるゴール。これで鹿島は４勝１敗・勝ち点12。２位の北京国安は３－０でナムディンに勝利。勝ち点では並んでおりますが、得失点差で首位をキープしています。１次リーグ最終戦はアウェーでナムディン戦。勝てば決勝トーナメント進出ですが、引き分けか負けの場合は北京国安の結果次第となります。どうか鹿島アントラーズも突破できますように…。
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