連勝が5でストップした福岡ソフトバンクホークスは、10日から函館で北海道日本ハムファイターズとの2連戦です。10日は前回のオリックス戦で8回無失点の好投を見せた杉内俊哉が先発しました。
1回、ソフトバンクは1死から仲澤が四球で出塁すると、松中のライト前ヒット、小久保の3塁ゴロ→エラーで満塁のチャンスを迎えます。ここで柴原が2塁ゴロ、併殺崩れの間に仲澤が生還して1点先制します。なおも2死1,3塁と追加点のチャンスを迎えましたが、松田が倒れて3アウト。その裏に登板した杉内は、日本ハム打線を3人に打ち取ると、2回も3者凡退に抑える上々のスタートを切りました。
3回、1死から仲澤と松中の連打のあと、小久保四球で満塁のチャンスを迎えますが、柴原が1塁ゴロ→仲澤本塁憤死、松田は三振に倒れて絶好のチャンスを逸してしまいます。その裏、杉内は2本のヒットで1死1,2塁のピンチを招きましたが、後続を打ち取って同点のピンチを脱出。
この後試合はソフトバンク・杉内、日本ハム先発・藤井秀悟の投げ合いとなります。6回には2死1,2塁のチャンスでしたが、辻武史が三振に倒れて3アウト。藤井の前に追加点を奪えない状態が続きます。杉内は6~8回の3イニング連続で3者凡退に抑える好投。
9回、ソフトバンクは2死から川崎がレフト前ヒットで出塁すると、ここで代打・大村直之で勝負に出ます。大村のバットでチャンスを拡大したいところでしたが、大村はライトフライに倒れて3アウト。その裏、杉内は今季初完投勝利を目指してマウンドに上がります。先頭の森本稀哲を三振に仕留めますが、続く小谷野には味方のエラーで出塁を許す。田中賢には3塁ファウルフライで2死としますが、ここで迎える打者は4番・稲葉。一発が出ればもちろんサヨナラ負けでしたが、最後はスライダーで3球三振に仕留めて試合終了!初回の1点を守りきったソフトバンクが辛くも逃げ切り勝ち!杉内は今季初完投を完封で飾りました。
2008/05/10(土)
日本ハム-ソフトバンク 7回戦
(日本ハム4勝3敗、函館、13:01、16822人)
H 100 000 000 1
F 000 000 000 0
【投手】
(ソ)杉内-的山
(日)藤井、建山-鶴岡
【責任投手】
(勝)杉内8試合3勝3敗
(敗)藤井8試合1勝3敗
今回は杉内の完封勝利という結果に終わりましたが、打線が藤井の前に12三振、建山の2三振を含めて14三振。打てねーなー。欲を言えばもう2,3点いや4点欲しいと思いました。特に松田が決定的な場面で打てなかったのが痛かった…。第1打席で遊撃ゴロ、第2打席は三振に倒れました。何でもいいから打点を稼いで貰いたかったです。川崎は15試合連続ヒットを放ちましたが3三振という結果に終わりました。
この日の杉内は、9回完投で打者31人に対して122球、被安打4・9奪三振・無四球という完璧な内容でした。6回には左ふくらはぎを攣るアクシデントもありましたが、その不安を一掃するパフォーマンスを見せました。これで連続無四球記録は17まで伸ばし、3勝3敗の五分。このまま勢いに乗るか、隔年仕様のまま終わってしまうのか今後に期待です。
日曜日は大場が先発。函館だと一発病を露呈しそう…。ローテーション定着のためにも内容&結果が問われる登板となるでしょう。