日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

EURO2008 ドイツVSトルコは終盤にドラマが待っていた

2008年06月26日 | soccer

遂に準決勝に突入した「EURO2008」。準決勝最初のカードは、ポルトガルを粉砕したドイツと今大会最大のダークホース・トルコが激突。試合前、トルコが出場停止&負傷者を含めて9名が欠場するということでチーム崩壊の危機が囁かれていました。決勝に駒を進めたのはドイツかトルコか?

試合序盤はトルコペースで進みます。7分にカズムがシュートを放つと、12分には決定的な場面を迎えます。ロングボールからアイハン・アクマンがゴール前でパス、最後はフリーのカズムが狙いますがボールはポストに直撃。そして前半21分、トルコは右サイドでサブリュがクロスを上げると、カズムがスライディングシュートもバーに直撃、こぼれ球にウグルが押し込んでトルコが先制!ボールはドイツGK・レーマンの足に当たりましたが、レーマンがセーブしきれずゴールラインを越えました。
しかしその4分後ドイツが反撃します。中盤でクローゼがボールを奪うとカウンター攻撃、ポドルスキが左サイドで仕掛けてグラウンダーのクロスを入れ、右サイドから中央まで走りこんで来たシュバインシュタイガーが右足で合わせてゴール!4分で同点に追いつきます。シュバインシュタイガーはこれで2試合連続ゴール。
34分、ドイツはまたもカウンターからチャンスを作り、ポドルスキがGKと1VS1の場面を作りましたが、シュートはバーを越えて逆転ならず。対するトルコはウグルがFKを狙うもGKに阻止、直後にはサブリュがミドルシュートを放ちましたが、ゴールを奪えず。両チームとも決定的な場面で決められず前半終了。1-1の同点で折り返しました。
後半、ドイツはロルフェスに代えてフリングスを投入していきます。トルコは疲労感からかファウルを犯し続けます。ゆったりとした展開でしたが、後半10分にドイツはヒッツルスペルガーがシュートを放つもバーをオーバーしていきました。
そして後半34分、試合が大きく動きます。左サイドのラームのクロスをクローゼが頭で合わせてドイツが逆転!トルコGK・リュシュトゥは飛び出さなかったらゴールは防げたはず。試合時間は残り10分、でもトルコには「土壇場での強さ」があります。その言葉を示す通りとなったのは41分、右サイドでサブリュがボールをキープし、ドイツDFを交わすとゴールラインギリギリのところで低いクロスを入れ、シェンテュルクが左足で合わせてトルコ同点!同点ゴールが決まった瞬間、トルコ代表のテリム監督は感激のあまり目頭を押さえました。トルコの劇的同点弾が生まれ、このまま延長戦に突入かと思われた後半終了間際、ドイツは左サイドのラームがヒッツルスペルガーとのワンツーで抜け出すと、右足のシュートが決まり勝ち越し!バーゼルに駆けつけたドイツ・メルケル首相ガッツポーズ!終盤の10分間は点の取り合いを制したドイツが3-2でトルコを下して、3大会ぶり6度目の決勝進出を果たしました!

本当にすごい試合でしたね~。地上波では見られなかったのが本当に残念としか言えません。残り10分でクローゼのゴールが生まれて、普通だったらこのまま時間が経って終わるかと思いますが、トルコが7分後に同点に追いつきました。やはり「ミラクル・ターキー」はこの試合でも起こったかと思われましたが、ドイツがトルコ以上のミラクルを起こして勝負あり。ドイツの終了間際のラームのゴールは、ミラクルというより「強豪国の意地」もありますが「ゲルマン魂」を見せ付けたゴールでした。勝ったドイツは、シュバインシュタイガーとクローゼが2試合連続ゴール、ラームが1ゴール1アシストで勝利に貢献しました。
敗れたトルコは9人欠場で圧倒的不利じゃないかと誰もが思っていました。しかしウグルの先制ゴール、シェンテュルクの一時同点ゴールでドイツを苦しめました。こんな圧倒的不利でもドイツと互角に渡り合っただけでもミラクルだと思います。スイスには引き分け寸前で逆転勝利、チェコに逆転勝ちしてベスト8入り、クロアチアとは延長後半のロスタイムに同点に追いつきPK戦で勝利と様々な奇跡を起こし続けたトルコもドイツに負けたことは悔しいでしょう。でも大健闘といえる成績なら胸を張れるはず。この経験を糧に2010年のW杯予選も頑張って欲しいと思います。

決勝進出を果たしたドイツは、1996年以来3大会ぶりの決勝進出となりました。その96年大会は、決勝でチェコと対戦して2-1で延長Vゴールで優勝を果たしました。もし優勝すれば4回目の優勝で最多優勝回数記録を更新することになります。準決勝もう1試合・ロシアVSスペインの勝者がドイツと対戦します。ロシアが勝てばソ連時代を含めれば5大会ぶり(ロシアに国名変更してからは初めて)、スペインが勝てば6大会ぶりのファイナル進出です。ロシアがヒディンクマジックでリベンジか、それとも準々決勝の壁を破ったスペインが返り討ちにするか?運命の再戦は、現地時間26日・20時45分(日本時間27日・3時45分)にキックオフです。


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川崎が交流戦MVP獲得! ホークス選手の個人成績も見てみました。

2008年06月26日 | HAWKS

プロ野球・日本生命セ・パ交流戦の表彰選手が25日発表され、優勝したチームから選ばれる最優秀選手(MVP)には、福岡ソフトバンクホークスの川崎宗則選手が選ばれました。優秀選手には阪神タイガースの金本知憲選手、楽天イーグルスの岩隈久志投手が選ばれました。

MVPに選ばれた川崎選手は、交流戦での成績は打率.366、安打数は全体トップの37安打を放つ活躍でチームの交流戦優勝に大きく貢献しました。ちなみに、川崎選手は3塁打王にも輝いています。(2本)川崎選手にはMVPの賞金200万円が贈られました。交流戦MVPはこれまで投手が獲得していましたが、打者では初の快挙です。
意外なのかそれとも妥当な結果なのか。ホークスからは川崎もそうですが、本塁打6本の小久保、交流戦全勝の大隣などと誰が選ばれてもおかしくなかった気がしました。でも、最終的にはチームトップの打率を叩き出した川崎を選んだ形となりました。

チームは15勝9敗、勝率.625で優勝しましたが、ソフトバンク所属選手の個人成績をセパ交流戦公式サイト データマニアックスで見てみました。まず打撃部門では、川崎選手が打率4位(1位は金本選手で.407。上位3選手がセリーグの選手でした)、安打数は川崎選手が1位でしたが、本多選手も31安打で6位タイにランクイン。6本塁打の小久保選手は、本塁打ランキング単独6位。打点ランキングで松中選手が16打点で10位タイ。松中選手は他にも犠牲フライ数では3本で3位タイ、四球数では15四球で3位タイでした。盗塁数では本多選手が11盗塁で交流戦盗塁王獲得です。犠打数では4犠打を記録した山崎捕手が9位タイにランクインしました。
投手部門では、杉内投手が防御率1.45で4位、3完投は交流戦トップ、43回1/3の投球回数は全体2位、48奪三振は堂々の交流戦奪三振王に輝きました。交流戦でチーム最多の4勝を挙げた大隣投手は、勝利数で3位、勝率1.000はトップタイ、35回1/3は全体10位、33奪三振は7位タイでした。和田毅投手は防御率は2.45で10位、3勝は勝利数4位タイ、40回1/3の投球回数は4位、33奪三振は大隣投手と並んで7位タイでした。
ソフトバンク先発陣は杉内・和田・大隣の左腕3本柱が奮闘しましたね。それに比べてパウエル・新垣・ガトームソンといった右腕陣は交流戦期間中に2軍落ち。ガトームソンは交流戦で2勝したんですが、長野でのヤクルト戦では黒星を喫した直後に登録抹消されました。これでも先発右腕の中ではトップの成績なんです…。左腕トリオの活躍を見ていると、先発右腕陣が情けなく感じるのは私だけでしょうか?大場投手が1軍に復帰したことで、右腕組に一筋の光が見えたかどうかわかりませんが、右のエースとして頑張って欲しいと思います。

金曜日からはペナントレースが再開します。福岡ソフトバンクホークスは4位の楽天との3連戦で後半戦スタートです。27日は北九州、28,29日は福岡ヤフードームで行われます。交流戦Vの勢いをそのままにペナントレースでも連勝街道まっしぐらと行きたい所です。首位西武との差は交流戦前では7.5ゲームありましたが、交流戦後は2.5まで一気に縮まりました。6月中は無理だけど、オールスター前には首位奪還できるといいんですが…。とにかく、後半戦も頑張ってね!次はレギュラーシーズン優勝を狙ってください。



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