日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

FIFAクラブワールドカップ2009準々決勝第1試合 マゼンベVS浦項

2009年12月12日 | soccer
開幕戦でオークランドシティがアルアハリ(UAE)を降すという番狂わせが起こり、波乱の幕開けとなったFIFAクラブワールドカップ2009。現地時間11日から準々決勝が始まり、第1試合はアフリカ代表・マゼンベ(コンゴ民主共和国)とアジア代表・浦項スティーラーズ(韓国)の組み合わせ。浦項には今大会唯一の日本人選手・岡山一成選手が在籍。対するマゼンベは攻めのチームで、ムプトゥ、カリユトゥカがいます。特にカリユトゥカはCAFチャンピオンズリーグで8得点。攻めのマゼンベVS守りの浦項となるだろうこの試合、エストゥディアンデスの挑戦権をかけた初出場同士の戦いを制するのは?

スタメンはこちら
 マゼンベ       浦項スティーラーズ
GK 1 キディアバ   GK 1 シン・ファヨン
DF 12 マベレ      DF 15 ファン・ジェウォン
DF 20 ミハヨ      DF 16 キム・ジョンギョム
DF 28 シゼウ      DF 17 キム・ヒョンイル
DF 4 ヌクルクタ    DF 2 チェ・ヒョジン
MF 13 ベディ      MF 20 シン・ヒョンミン
MF 30 ルサディス   MF 5 キム・テス
MF 24 エカンガ     MF 7 キム・ジェソン
FW 15 カルイトゥカ   FW 22 ノ・ビョンジュン
FW 11 カバング    FW 10 デニウソン
FW 8 ムプトゥ      FW 18 ナムクン・ド


前半開始。まずマゼンベがチャンスを作るが、浦項DFがブロック。浦項は2分、右サイドでチャンスを作り、デニウソンのパスにナムクン・ドが抜け出すがオフサイド。4分、ヌプトゥがエリア内に入り、味方が立て続けにシュートを放つも浦項DF陣が何とか得点を許さない。開始早々から決定的シーンが生まれ、早い時間帯での得点も期待される。6分、マゼンベは中盤でボールを回すもシュートに至らず。スローインからカバングのクロスにエカンガが飛び込むもバーをオーバー。8分、浦項はCKからシン・ヒョンミンがエリア外から狙ってくるが、ポスト左に逸れた。10分、FKを獲得すると、ジェソンが合わせ、マゼンベDFのクリアボールがゴールに吸い込まれるがGKが何とか防いだ。あわやオウンゴール。この後浦項の時間帯が続き、セットプレーでチャンスを作るが、先制点ならず。
14分、マゼンベが速攻を仕掛け、右サイドでクロスを上げようととしたが、相手に当たりCK。CKではこぼれ球をマベレがミドルを狙うも決まらず。18分、マゼンベは前線で攻め込んで行くも上手くいかず。ムプトゥが真似できないようなパスを見せた。20分経過。まだ両チーム無得点。ここに来てマゼンベがペースを取り戻したか?21分、浦項が右サイドのクロスにデニウソンが合わせようとするが、GKがパンチング。直後にFKを獲得。エリア付近・中央でのFKをビョンジュンが直接狙い、GKが横っ飛びで止めた!キティアバナイスセーブ!24分、CKをデニウソンが合わせるもGKが飛び出した。26分、浦項にとっては6本目のCKをジェウォンが飛び込んで行くが、枠を捉えられない。ここでマゼンベにアクシデント。GKのキティアバが足を痛めてダウン。何とか治療を受けてプレー続行。
迎えた28分、左サイドからのパスを受けたベディの豪快な右足ミドルが決まりマゼンベ先制!そしてキティアバはピョンピョン跳ねる!マゼンベは30分にも相手陣内でボールを奪うと、ムプトゥがワントラップしてシュートを放つが枠を逸れた。1点を追う浦項は32分、右サイドのFKを変化し、ビョンジュンが中央から狙うもダメ。33分、デニウソンのヒールパスにナムクンドが突破するが、GKがキャッチ。キディアバはまた足を痛めたけど続行。浦項は36分、デニウソンが抜け出してエリア内で倒されるもファウル無し。39分、デニウソンのスルーパスからジェソンが中央でドリブル突破してシュート、しかし威力が弱い。40分、デニウソンが飛び込むもキディアバセーブ、こぼれ球をナムクンドとデニウソンが押しこむも決まらない!浦項のチャンスが増え、徐々に同点の予感がしてきた。
41分、ジェソンがワントラップして打つもまたGKの正面。マゼンベは42分、相手陣内でパスを回し、ムプトゥが左足で狙うもオーバー。浦項は直後に左サイドのクロスをナムクンドが飛び込んだが全然ダメ。マゼンベはロスタイム、パス回しの後にヌクルクタが倒されてFK。カルイトゥカが直接狙うも壁に直撃、こぼれ球をムプトゥがミドルシュート。これはゴール左。48分、浦項は右サイドでFKを獲得するもクリアされ、直後にマゼンベが速攻を見せるも追加点決まらず。前半は1-0でマゼンベリードで終了。

後半開始。浦項同点に追いつけるか?後半立ち上がりに浦項は前線にボールが渡るも、マゼンベDF陣がクロスを上げさせない。4分、右サイドのクロスに味方が落とし、ナムクンドが押し込もうとするが、キディアバが阻止。そして後半5分、左サイドクロス→ビョンジュンのパス→デニウソンのヘッドが決まり同点!さあ試合は振り出し。流れは浦項に傾いている!7分、マゼンベが反撃を試み、右サイドにクロスを入れるが、GKがキャッチ。8分、浦項はヒョンミンが右からミドル。GKが防いでCK。右CKはデニウソンがヒールで合わせるも失敗。
後半11分、浦項はナムクンドに代えてファン・ジンソンを投入。マゼンベは12分、左サイドでチャンスを作り、カバングがエリア手前から狙うもゴール右に逸れる。13分、ビョンジュンに渡るも合わせられない。14分、エリア内の競り合いからルサディスがシュートも決まらず。15分、マゼンベはルサンディス→カサンゴ。その直後、カバングが抜け出してシュート放つも右に外れる。決定的チャンスだったのにもったいないぞ。17分、マゼンベが左サイドのエリア手前でFK獲得。カバングが狙うも壁に当たった。18分、ムプトゥがパスに反応するが、浦項DFがクリア。
後半20分経過、今のところマゼンベの時間帯が続く。迎えた後半23分、ファン・ジンソンがフリーからシュート放つもキディアバの正面。26分マゼンベはカバングが打っていくもGK正面。27分、浦項はFKのこぼれ球をミドルシュートもゴールならず。マゼンベは30分、エカンガがエリア内に進入するも相手DFがクリア。そして32分、デニウソンが相手のDFラインを突破し、GKとの1VS1となり、左足で流し込んで2点目!これで浦項逆転!浦項はヒョンミンを下げてコ・スルギが入った。
試合も残り10分を切った。マゼンベはカルイティカに代わってムベテ投入。さらに後半38分にエカンガ→カンダが入る。ムゼンベは全ての交代枠を使った。アナウンサーによるとFW選手5人を入れている。もう総攻撃!浦項守り切れるか?マゼンベはロングボールを入れようとするが、浦項DFがブロック。42分、ムベテがミドルを狙うも決まらない。浦項はビョンジュン→ソン・チャンホが入る。岡山選手の出場は次戦以降に持ち越し。マゼンベは44分、右サイドでクロスを上げるも浦項DFクリア。右CKをベディが強烈ボレーを見せるも高すぎた。
後半ロスタイムは4分、まだ時間はある?浦項は46分、右サイドのロングパスにデニウソンが合わせようとするが、ボールは左へ流れた。マゼンベはムベテが倒されるもファウル無し。47分、デニウソンがハットトリックを狙うが、キディアバが飛び出してセーブ。こぼれ球をキム・テスがループを見せるも僅かにバーの上。48分、ベディが強烈ミドルを放つもGK正面。48分、猛反撃をマゼンベはカソンゴが押しこむも逸れた。ラストチャンスのCKも得点につながらず、浦項DFが守りきり試合終了!浦項が逆転勝ちでベスト4進出!


両チーム合計40本以上のシュートを放った激しい乱打戦は、前半28分にベディが豪快なミドルを決めてマゼンベが先制。浦項は再三に渡り決定的なシーンが生まれますが、マゼンベGK・キディアバのファインセーブに阻まれ続けます。後半に入ると、5分にデニウソンのヘディングで同点に追いつき、33分には再びデニウソンのゴールで逆転に成功。2-1で浦項が勝利し、南米王者・エストゥディアンデスの挑戦権を獲得。アジア勢は3年連続のベスト4進出となります。敗れたマゼンベは5位決定戦に回ります。
ベディの強烈な先制弾、キディアバ選手のダンスと好セーブ、デニウソンの2得点、そしてマゼンベの攻撃陣が最後まで反撃を続けた事と印象深いシーンばかり。まだ2試合目だけど今大会のベストゲームの一つに挙げられるだろう。キディアバの「お座りピョンピョンダンス」は見ていて楽しい、年末年始の高校サッカーではモノマネする選手がでてくるかも。浦項は攻撃陣の突破が効いたし、DF陣がマゼンベの攻撃を1点に抑えた事も勝因だったと思います。今回出場しなかった岡山選手が準決勝でプレーするところが見たい。
12日は準々決勝第2試合・オークランドシティVSアトランテの試合が行われます。勝てば準決勝でバルセロナと対戦。2戦目となるオークランドが再びミラクルを起こし、バルサとの夢の対決が実現するのか?



にほんブログ村 音楽ブログ パンク・ハードコアへ にほんブログ村 サッカーブログへ にほんブログ村 サッカーブログ 日本代表へ
にほんブログ村 野球ブログへ にほんブログ村 野球ブログ 福岡ソフトバンクホークスへ



今年の漢字は「新」

2009年12月12日 | Weblog

今年1年間の世相を漢字1文字で表すという「今年の漢字」の発表イベントが11日、京都清水寺で行われました。今年は日本の政治が大きく変わったとして「政」「民」「鳩」「代」、芸能界の薬物問題や新型インフルエンザ感染に関連して「薬」や「染」が候補に挙げられた中、最も票を多く集め、清水寺の森清範貫主が特大和紙に書きあげた漢字は「新」でした。


今回は過去最多の16万1365通の応募があり、「新」は最多の1万4093票を獲得。その理由が新内閣の発足、行政刷新、新型インフルエンザの新薬、裁判員制度や高速道路の料金といった新制度がスタートしたが反映。スポーツではイチロー選手の記録ラッシュ、陸上のウサイン・ボルトや競泳での世界新記録なども挙げられました。
本命視とされていた「薬」が2位(1万184票)、3位には「政」(5356票)でした。4位以降は「病」「改」「変」「民」「鳩」と続きました。貫主の森さんは「戦火が絶えず、環境も大きな問題になり、日々恐ろしい事件も起こっている。『新た』な心で生まれ変わっていただきたい」と振り返り、漢検協会の理事長は「事件を反省し『新生漢検』を掲げてきた協会にとって意義深い漢字が選ばれた」と語りました。今年は背任事件で前理事長親子が逮捕され、漢検協会も失墜。「新」は漢検協会の再スタートに相応しい漢字といえるでしょう。

「新」が選ばれた事について鳩山首相は、「政権交代が国民の皆さんに新しい希望を与えたという思いを感じていただけたなら、大変ありがたい」とコメント。そんな首相が選んだ漢字は「絆」でした。他の閣僚では、原口総務大臣は「道が開けた」という意味で「開」、前原国交相は変革の「変」、亀井金融担当大臣は「乱」を選びました。そして福島みずほ消費者・少子化担当相は「新」を選んで見事的中。自民党の谷垣総裁は『陥』をあげました。自民の場合は「野」・「転」・「落」・「負」とネガティブな漢字が多そうだ。
一方、地方知事の人たちが選んだ一文字は、千葉県の森田健作知事は「動」、東京都の石原慎太郎知事は衰亡・衰退・衰弱の意味で「衰」。大阪府の橋下徹知事は「崩」をあげました。芸能界からは松方弘樹さんは「鮪」。松方さんは今年も巨大マグロを釣り上げて話題になりましたね。音楽界ではマイケル・ジャクソンさんや忌野清志郎さんが亡くなった事をちなんで「逝」でした。

私の予想では「薬」と「染」のどちらかが選ばれるだろうと思っていたんですが、「新」が選ばれたのは予想外でした。自分の中では「新」なんて思い浮かばなかったんだもん。ベスト10には政権交代がらみの漢字が多かったようですね。皆さんはこの結果にどう思いますか?


にほんブログ村 音楽ブログ パンク・ハードコアへ にほんブログ村 サッカーブログへ にほんブログ村 サッカーブログ 日本代表へ
にほんブログ村 野球ブログへ にほんブログ村 野球ブログ 福岡ソフトバンクホークスへ