2月24日にアイスランド代表戦(@長居スタジアム)、29日のW杯アジア3次予選・ウズベキスタン戦(@豊田スタジアム)を控えているサッカー日本代表は17日、アイスランド戦の代表メンバーが発表されました。海外組ゼロ、国内組で構成された今回、初招集の若手と復帰組の中堅&ベテランが大量に招集されました。
代表メンバーは次の通り。
GK
林卓人(仙台) 山本海人(清水)
西川周作(広島)
DF
駒野友一(磐田) 今野泰幸(G大阪)
岩政大樹(鹿島) 栗原勇蔵(横浜FM)
近藤直也(柏) 槙野智章(浦和)
森脇良太(広島) 伊野波雅彦(神戸)
MF
遠藤保仁(G大阪) 中村憲剛(川崎F)
阿部勇樹(浦和) 増田誓志(鹿島)
柏木陽介(浦和) 磯村亮太(名古屋)
柴崎岳(鹿島)
FW
石川直宏(FC東京) 前田遼一(磐田)
田中順也(柏) 大久保嘉人(神戸)
藤本淳吾(名古屋) 金園英学(磐田)
久保裕也(京都)
メンバー25選手中、GKの林選手、FWの金園選手、19歳・柴崎選手、18歳・久保選手の「リオ世代」、20歳・磯村選手の5人が初めてのフル代表入り。大久保選手は南アフリカW杯以来約1年8か月ぶり、石川選手は1年9か月ぶりの代表復帰を果たし、Jリーグに復帰した阿部選手や槙野選手も選ばれました。昨季のJ王者・柏レイソルからは、田中順也選手と近藤直也選手が選出されました。
ひざを痛めている本田圭佑選手、清武弘嗣選手が左ふくらはぎ痛、さらには香川真司選手が左足首靭帯損傷でウズベク戦欠場濃厚…。攻撃の中心選手の負傷者が続出するという危機的状況の中、ザッケローニ監督がサプライズに打って出ました。J2・京都サンガ所属で、まだ高校3年生の久保裕也選手を入れたのは一番のサプライズと言えるでしょう。
久保選手は天皇杯の準決勝で1ゴール1アシスト、決勝でもゴールを挙げ、チームの準優勝に貢献。天皇杯での活躍ぶりが大いに評価されたんじゃないかと思います。高校生のA代表入りは14年ぶり2人目、もしアイスランド戦に出場すれば、史上2番目の燃焼記録となります。(ちなみに最年少は市川大祐選手で、17歳の時に代表デビュー)
19歳の柴崎選手、20歳の磯村選手も「飛び級」でのA代表入り。2人とも所属クラブでは控えがほとんどだけど、柴崎選手は昨シーズン終盤に先発に定着、磯村選手は3試合連続ゴールを挙げた事もあります。控えに甘んじている人にも代表に選ばれるチャンスはあるんですね。
試合当日に出場機会を得て、そこで結果を残せば、29日のウズベク戦のメンバー、U-23代表にも選ばれるかもわかりません。先輩たちに遠慮せず、若さと勢いで積極的にアピールできるよう頑張ってほしいと思います。
ルーキーイヤーの昨季、12得点を挙げた金園選手は、初めての代表入りに「今世紀最大のサプライズ。日本代表に入ることは夢のまた夢だった」 と大喜び。ジュビロの先輩・前田選手とのコンビが代表でも見られるでしょうか?ベガルタ仙台のGK・林卓人選手は、34試合で25失点というJ1最少失点の成績を収めており、西川選手を抑えて先発出場という事もあるかも。緊張してポカを犯さなければいいけど。
24日のアイスランド戦はウズベキスタン戦に向けた重要なテストマッチ。アイスランドは最新のFIFAランキングで103位です。新戦力が期待に応えるようなプレーを見せ、試合も快勝すれば、ウズベク戦も安心できるけど、内容が悪ければヤバい気がします。香川、本田、清武の穴を埋める選手出てこないかな~。日本VSアイスランド戦は24日の19時20分にキックオフです。