3月30日に開幕するプロ野球は、25日からオープン戦が本格的にスタート。2年連続日本一を目指す福岡ソフトバンクホークスはこの日、都城運動公園野球場で広島東洋カープと対戦しました。ホークスの2012年最初の対外試合で勝利なるか?
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1(二)本多雄一
2(右)福田秀平
3(三)松田宣浩
4(左)ペーニャ
5(指)長谷川勇也
6(一)明石健志
7(中)城所龍磨
8(遊)今宮健太
9(捕)高谷裕亮
(投)川原弘之
この日は若手中心で臨み、福田が2番ライト、新外国人のペーニャが4番に入りました。川原投手が先発登板しましたが、いきなりやらかしてしまいました…。
ホークスは初回、1死から福田が四球を選んで出塁すると、二塁への盗塁を成功させます。2死後、ペーニャが広島先発・篠田純平の2球目を弾き返してセンター前ヒット。2塁から福田が生還して幸先良く1点を先制します。
その裏、1点の援護を貰った川原が登板しますが、先頭打者の東出輝裕への4球目が頭部に直撃。これで川原は危険球退場。急遽嘉弥真(かやま)新也が2番手として登板。1死2塁と得点圏に走者を背負う場面で、バーデンを三振、栗原健太をセンターフライに打ち取り無失点に抑えました。2回にはヒットと四球で2死2,3塁と一打逆転のピンチを招きましたが、後続を抑えて0点で切り抜けました、
1点リードの4回、前の打席でタイムリーを放ったペーニャが、広島2番手・今村猛からレフト線への2塁打を放つと、1死後に明石がセンター前タイムリーを放ち1点を追加します。
中盤に入り、3回から3番手で登板した大隣憲司が4回と5回に広島打線を2イニング連続で3者凡退に抑える好投を見せます。6回は新外国人・カストロが登板し、2アウトから四球と2本のヒットで満塁としてしまいますが、代打・丸佳浩をレフトフライに打ち取りピンチ脱出。7回からは金無英(キム・ムヨン)は登板し、2回無失点のパーフェクトリリーフ。
ホークス2点リードのまま迎えた9回、先頭の明石がライト前ヒットを放つと、城所の場面で二盗を成功。城所凡退で1死3塁となり、今宮が広島6番手・池ノ内亮介からタイムリーヒットを放ち3点目。9回裏に吉川輝昭が会澤翼にソロ本塁打を浴びて一点を返されましたが、反撃を一点に抑えて試合終了。ホークスが3-1で勝利し、オープン戦初戦を白星で飾りました。
オープン戦 2012/02/25(土)
広 島-ソフトバンク 1回戦
(ソフトバンク1勝、都城、13:00、4152人)
H 100 100 001 3
C 000 000 001 1
【投手】
(ソ)川原、嘉弥真、大隣、カストロ、金、吉川-高谷、堂上
(広)篠田、今村、中村恭、中崎、大島、池ノ内-上村、磯村
【責任投手】
(勝)嘉弥真1試合1勝
(S)吉川1試合1S
(敗)篠田1試合1敗
【本塁打】
(広)会沢1号ソロ(9回、吉川)
オープン戦の初戦を勝ったんで、とりあえずは連覇へ向け幸先良いスタートを切ったんじゃないかと思います。4番に座ったペーニャが2安打のマルチヒットを記録し、最初の打席で先制打を放ちました。キャンプ序盤は柵越えを連発し、中盤以降は辺りが止まりがちだったペーニャ。オープン戦で調子を取り戻したいところだ。ショートのレギュラー争いでは、明石選手が2安打1打点1盗塁と活躍すれば、今宮選手は9回にタイムリーを打ち、打撃で結果を残しました。
投手陣では、オープン戦の開幕投手を務めた川原投手が、わずか4球で危険球退場。開幕ローテ候補、今季のブレイク候補として期待を集めていましたが、危険球で評価が急降下し、ローテ争いから後退か。次の登板では名誉挽回といきたいところです。川原投手の後に登板した嘉弥真投手は、広島打線を相手に2回無失点で勝利投手になりました。突然の緊急登板でも冷静だったのかな。
26日はホークスのキャンプ地・アイビースタジアムにて広島と対戦。内川聖一、小久保裕紀などの主力の出場はあるでしょうか?