日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

アズーリの悪童・バロテッリ覚醒!EURO決勝はスペインVSイタリア!

2012年06月30日 | soccer

サッカー欧州選手権「EURO 2012」は、日本時間29日早朝に準決勝第2試合「ドイツVSイタリア」がポーランド・ワルシャワ国立競技場で行われました。ドイツはここまで4戦全勝、準決勝のギリシャ戦では4得点のゴールラッシュを見せました。対するイタリアはイングランド相手に終始主導権を握り続け、PK戦の末にベスト4進出。勝った方が決勝でスペインと対戦するこの試合、アズーリの悪童が強烈なインパクトを残しました!


両チームのスタメン
ドイツ
GK 1 ノイアー
DF 5 フンメルス
DF 14 バドシュトゥバー
DF 16 ラーム
DF 20 ボアテング
MF 6 ケディラ
MF 7 シュバインシュタイガー
MF 8 エジル
MF 18 クロース
FW 10 ポドルスキ
FW 23 ゴメス

イタリア
GK 1 ブッフォン
DF 3 キエッリーニ
DF 6 バルザレッティ
DF 15 バルザーリ
DF 19 ボヌッチ
MF 8 マルキージオ
MF 16 デ・ロッシ
MF 18 モントリーボ
MF 21 ピルロ
FW 9 バロテッリ
FW 10 カッサーノ


試合序盤はドイツが再三チャンスが訪れ、前半5分、左CKをフンメルスが左足で合わせるが、ゴール前でピルロが間一髪でクリア。12分には右サイド・ボアテングのグラウンダークロスを入れるが、ケディラが押し込めず、イタリアGK・ブッフォンがセーブ。13分にはペナルティエリア外からクロースが左足ミドルシュートを放つが、ブッフォンがパンチングでクリア。
押されていたイタリアは17分にモントリーボ、18分にはカッサーノがミドルを狙いますが、いずれもドイツGK・ノイアーにキャッチされます。迎えた前半20分、左サイドでキエッリーニのパスを受けたカッサーノが、ドイツDF2人をかわしてクロスを上げ、中央にいたバロテッリが頭で合わせてゴール!イタリアが先制点を奪います!
1点を追うドイツは早く追い付こうと攻め込み、26分のエジルのシュートはGKの正面。33分にはボアテングがクロスを上げるも、イタリアDFバルザーリがクリア。35分、ケディラの右足ミドルはブッフォンのファインセーブに阻まれます。その1分後の36分、イタリアはモントリーボが左サイドでロングボールを入れると、裏に抜け出していたバロテッリがDFを振り切り、最後は右足シュートを豪快に突き刺して2点目!バロテッリこの試合2点目のゴールでイタリアが2-0と突き放します!

2点ビハインドのドイツは、後半開始からポドルスキに代えてロイス、マリオ・ゴメスを下げてクローゼを2枚同時に投入。そのロイスは後半2分にドリブルでペナルティエリア内まで持ち込んでシュートを打つも、威力なくGKにキャッチされます。後半4分、DFのラームが前線まで走り込み、シュートを狙ったものの枠を捉える事ができません。9分にはエジルがドリブルで進入した後に折り返し、ケディラにボールが渡るが、イタリアDF陣に囲まれてシュートが打てない。後半11分、スルーパスから抜け出しを図ったクローゼが、ペナルティ内でDFのボヌッチにスライディングクリアされる。
イタリアは後半14分、バロテッリが右サイドでDFを2人かわした後右足を振り抜いたが、シュートは左に外れてハットトリックならず。ドイツは16分にゴール中央でFKを獲得し、ロイスが直接狙ったものの、ブッフォンのセーブに阻まれた。後半22分、イタリアはピルロの縦パス→マルキージオ→ディアマンティ(途中出場)→マルキージオのシュートはわずかにポスト右。マルキージオは29分にもペナルティ右でDFをフェイントでかわした後に右足シュートを放ったが、今度は左に外れる。
後半37分、シュバインシュタイガーのクロスがDFにクリアされた直後、イタリアがカウンターを仕掛け、ディアマンティのスルーパス→ディナターレが右サイドを突破してシュートを放ったが、シュートはサイドネット直撃…。さらにその直後、バルザレッティが中盤で相手ボールを奪い、ディアマンティが右サイドへパスを出し、ペナルティエリア内に進入したバルザレッティが左足で流し込むもオフサイド…。
1点が遠いドイツは40分、エジルの縦パス→ロイス→ミュラー(途中出場)→ロイスがシュートもDFにブロックされる。後半44分のフンメルスのシュートもブッフォンの足に阻まれる。直後のCKではエジルが狙うもダメ。迎えたロスタイム、相手のハンドでPKを獲得し、エジルが右隅に決めてようやく1点を返し、1点差に詰め寄ったものの反撃はここまで。イタリアが2-1でドイツを破り、決勝戦に進出しました。


戦前では日程面とコンディション的なことを考えてドイツが圧倒的有利だったんですが、イタリアが下馬評を覆してみせました。前半にバロテッリの2得点でイタリアがリードし、後半はドイツが反撃をしかけながらも、イタリアの伝統の「カテナチオ」をなかなか破れず。逆に終盤になってからイタリアのチャンスが多かったような気がします。守護神・ブッフォンのファインプレーもたくさんありましたねえ。ドイツを破ったイタリアは、2000年大会以来3大会ぶりの決勝進出となりました。
この試合ではアズーリの若手ストライカー・バロテッリが大活躍し、前半20分に完璧なヘディングシュートを決めて見せると、38分にはロングボールから抜け出した後、豪快な右足シュートでゴールネットに突き刺しました。2得点とも本当に強烈すぎ、特に2点目のシーンではGK一歩も動けず、決まった後上半身裸になって肉体美をアピールしてました。
バロテッリは「悪童」と呼ばれてますが、この大会では試合毎に成長を遂げ、ドイツとの大一番でついに覚醒。ここまで3ゴールと得点ランキングでトップタイ。決勝でもゴールを挙げれば大会得点王となります。勢いに乗り出したバロテッリを、スペインDF陣は止められるか?
一方のドイツは準々決勝まで順調に勝ち進んだのに、この試合ではギリシャ戦でゴールを挙げたクローゼとロイスを先発起用せず、序盤のチャンスをモノにできなかったこと、DFのフンメルスがカッサーノにかわされたのが失点に繋がりました。ここ一番に強いクローゼが最初から出ていれば、試合も変わっていたかもしれなかったと思う…。ドイツは過去の公式戦で4分け3敗とイタリアを苦手としており、今回もまた天敵の前に敗れ去りました。これで公式戦8試合未勝利…。苦手意識は無くならないのか…。


6月8日に始まったEURO2012も決勝戦を残すのみ。決勝戦はスペインVSイタリアのグループC同士の対決となりました。グループリーグ戦では、イタリアが先制し、スペインが追い付いて1-1の引き分けに終わりました。それ以来となるリターンマッチはどんな結果が待ち受けるのでしょうか?スペインが勝てば3度目の欧州制覇&史上初の2連覇、イタリアが勝てば1968年以来44年ぶり2度目の優勝となります。決勝戦は日本時間7月2日の午前3時45分にキックオフです。かなり厳しい時間帯なので、寝落ちにはご注意ください。




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