埼玉西武ライオンズとの3連戦を1勝2敗で終え、首位とは6ゲーム差まで離された福岡ソフトバンクホークス。木曜日の試合では頼みの大隣憲司投手が3回途中でKO…。この敗戦でもう優勝なんて諦めざる得なくなりました。正直応援するチームの負けている試合を見るより、競馬とかサッカーの方が面白いと感じています。7日・金曜日からは福岡ヤフードームでパリーグ4位・千葉ロッテマリーンズとの3連戦がスタート。現在3位・ホークスと4位・ロッテとの差はわずか1ゲーム。勝ち越せばクライマックスシリーズ進出に大きく近づくと言えるでしょう。
スタメンです。
1(二)本多雄一
2(三)明石健志
3(右)多村仁志
4(指)ペーニャ
5(左)長谷川勇也
6(一)江川智晃
7(中)柳田悠岐
8(遊)今宮健太
9(捕)細川 亨
(投)新垣 渚
初戦の先発は、ソフトバンクが新垣渚、対するロッテは成瀬善久。ホークスは内川聖一が2試合連続で欠場し、3番には多村が入りました。またあ、江川が 6番ファーストで先発出場。
久々に1軍に戻ってきた新垣ですが、立ち上がりは荒れました。1死からロッテ2番・岡田幸文にレフト前ヒットを浴びると、2回も暴投をすれば、ホワイトセルに四球を与え、2死1,3塁と先制のピンチを背負います。この場面で福浦和也に初球ストレートを痛打され、センター前タイムリーヒットを打たれて1点を先制されます。なおも1,2塁とピンチは続きましたが、井口資仁を遊撃ゴロに打ち取り、1点に留めました。
1点ビハインドのホークスは、2回に長谷川の四球、江川の内野安打で1死1,2塁と一打同点のチャンスを作りますが、柳田ライトフライ、今宮三振に倒れて2者残塁。3回には細川がヒットを放つも、後続が相次いで凡退。4回、先頭のペーニャがレフトフェンス直撃の2塁打で出塁。続く長谷川が犠打を試みるも3塁アウト。1死1塁となり、江川が成瀬の6球目のストレートを捉えると、レフトポール際への打球はそのまま切れる事無くポール直撃。江川の値千金の2ラン本塁打で、ホークスが2-1と逆転に成功します。
初回に1点を失った新垣は2回以降は調子を上げ、3回から5回まで3イニング続けて3者凡退に抑え、打たせて取る形でロッテ打線を寄せ付けず、7回まで投げ終えたところでお役御免。打線は7回裏、1死から本多がバントヒットで出塁すると、明石が成瀬の高めのスライダーを弾き返し、左中間を破るタイムリー3塁打で1点を追加し、成瀬をKO。なおも1死3塁で多村がロッテ2番手・南真輝の初球を捕らえ、レフトオーバーのタイムリー2塁打で4点目。4-1とリードを3点に拡げました。
その後、8番手の2番手・森福允彦が連打で無死1,2塁のピンチを招くものの、後続を退けてピンチを凌ぐと、9回は3番手・岡島秀樹がわずか6球で3者凡退に抑えて試合終了。ホークスが4-1でロッテを下し、連敗をストップしました。
試合結果 パ・リーグ 2012/09/07(金)
ソフトバンク-ロッテ 22回戦
(ロッテ10勝9敗3分、ヤフードーム、18:00、31492人)
M 100 000 000 1
H 000 200 20x 4
【投手】
(ロ)成瀬、南昌、中郷-里崎
(ソ)新垣、森福、岡島-細川
【責任投手】
(勝)新垣13試合6勝3敗
(S)岡島48試合1敗3S
(敗)成瀬23試合11勝9敗
【本塁打】
(ソ)江川4号2ラン(4回、成瀬)
負ければBクラス転落も近かったこの試合、新垣投手が初回に1点を失いながらも、2回以降は無安打ピッチング。打線も江川投手の逆転ホームランなど3得点を奪い、またしてもロッテのエース・成瀬投手を攻略しました。連敗脱出で3位をキープしたホークスは、4位・ロッテのゲーム差を「2」に拡げました。敗れたロッテは6連敗…。
勝利投手となった新垣投手は、7回まで90球を投げて被安打2・5奪三振・3与四死球・1失点という内容で今季6勝目。6月13日の中日戦以来約3か月ぶりの白星です。打線の方はチーム全体で11安打。決勝2ラン本塁打を放った江川選手は、この試合4安打2打点と大当たり。8回には3塁打も打っていて、2塁打が出ればサイクルヒット達成でした。火曜日の試合では岸投手からホームランを打っていて、今季は既に4本塁打ですか。
土曜日の予告先発は、ソフトバンク・陽耀勲、ロッテ・マシスとなっています。前回両者が投げ合った時は、ホークス打線がマシスの前に沈黙しました。今度はマシス投手を攻略できるといいんですが…。