日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

秋競馬スタート!東西メインで3歳馬が古馬勢を蹴散らした!

2012年09月09日 | 競馬

夏のローカルシリーズが先週で終わり、今週から秋競馬が開幕。中山競馬場ではサマーマイルシリーズ最終戦・京成杯オータムハンデキャップ、阪神競馬場ではサマースプリントシリーズの最終戦・セントウルステークスが行われました。秋競馬の開幕を告げる重賞レースで、実力派の古馬勢に挑んだ3歳勢が奮闘しました。


阪神のメイン競走・第26回セントウルステークス(GⅡ・芝1200m)は、16頭立てで争われました。「サマースプリント」は最終戦を待たずしてパドトロワの総合優勝が既に決まっております。今回のセントウルは、今月30日に行われるスプリンターズステークスの前哨戦に相応しいメンバーが集まり、現役№1スプリンター⑥カレンチャン、打倒カレンチャンに燃える⑨ロードカナロア、大魔神・佐々木主浩氏の愛馬③マジンプロスパー、更には北九州記念を制した⑮スギノエンデバー、⑩エーシンヴァーゴウ、高松宮記念2着②サンカルロ、阪神1200mの重賞を勝った事がある⑦ヘニーハウンドが出走し、3歳勢からは④エピセアローム、⑤サドンストーム、⑧マコトナワラタナの3頭が参戦しました。
まずスタート直後、マジンプロスパーが好スタートを切りますが、ロードカナロアとカレンチャンも先行争いに加わりますが、プロスパーが抜き返して先頭、カレンチャンは2番手追走、カナロアは3番手に控える。4番手エピセアローム、ヴァーゴウ5番手、ヘニーハウンドが6番手、7番手に⑬エーシンヒットマン。中団には、⑪エーシンリジル、サンカルロ、⑯アンシェルブルー。11番手⑭サドンストーム、マコトナワラタナは道中掛かって12番手まで下がり、スギノエンデバー13番手、⑤エーシンホワイティ14番手。後方は⑫アウトクラトール、①ベイリングボーイ最後方追走。
縦長の展開で残り600mを切り、マジンプロスパーが先頭、2番手カレンチャン、ロードカナロア3番手は変わらず。4コーナーから最後の直線に差し掛かり、カレンチャンとカナロアがプロスパーをかわして先頭で競り合う。後続からはエピセアロームとアンシェルブルーが追い込んできている。残り100mでカナロアが抜け出すが、ゴール手前でエピセアロームが真ん中から割り込み、最後は2頭並んでゴール!態勢は微妙だったが、エピセアロームがロードカナロアを差して1着!

実績あるスプリンターが集結したセントウルステークス、ゴール前でロードカナロア、エピセアローム、アンシェルブルーの3頭が競り合いましたが、3歳牝馬のエピセアロームの差しが決まり優勝。52キロの軽量を上手く活かせたし、内枠に入ったのもそうだし、武豊騎手の好騎乗ぶりが勝因じゃないかと思われます。エピセアロームは昨年の小倉2歳ステークス以来の勝利で、重賞2勝目。鞍上の武豊騎手は、今年重賞2勝目です。ユタカさんが重賞で勝ったのは本当に久々といえるでしょう。
1番人気だったロードカナロアはアタマ差の2着惜敗。これで前走の函館スプリントステークスに続いての2着。格下相手に惜敗してたら、本番のスプリンターズSでも勝てないぞ。高松宮記念以来半年ぶりのレースだったカレンチャンは、休み明け、56キロの斤量、前走より+22kgの504kgが影響して4着。しかし、残り100mまで先頭争いをしていたので、悲観する内容ではなかったと思います。本番にしっかり絞ってくれば、GI3連覇も期待できそうです。


中山のメインは第57回京成杯オータムハンデキャップ(GⅢ)。このレースは今年から始まったサマーマイルシリーズの最終戦でもあります。ここまで2戦終えてドナウブルーとフラガラッハが10ポイントで1位タイ、エーシンリターンズ6ポイント、スピリタスが4ポイントとなっています。今回は⑫エーシンリターンズ⑪とスピリタスが参戦し、総合優勝するためにはどちらも1着が絶対条件です。
このレースには他にもベテランの①スマイルジャック、安田記念3着の②コスモセンサー、③レオアクティブ、⑭マイネルロブスト、⑦ゼロスの3歳勢、⑥ネオサクセス、⑮ドリームバスケットなどが出走しました。
揃ったスタートで始まったこのレース、コスモセンサーが好スタートを切るも、ゼロスが飛び出して先手を奪います。2番手に⑨スペシャルハート、3番手コスモセンサー、4番手⑩ガンダーラ、5番手グループに⑤ファイアーフロート、⑧キョウエイストーム、リターンズ7番手に控え、その後ろにスマイルジャック、スピリタス9番手。10番手にドリバスとマイネルロブスト、レオアクティブは12番手。その後は④レインボーペガサスと⑬ラインブラッド、15番手にネオサクセス、しんがりの16番手⑯ロードバリオス。
3コーナーに入ってもゼロスがレースを引っ張り、コスモセンサーが2番手追走。エーシンリターンズとスピリタス、レオアクティブはまだ中団。4コーナーから直線に入ったところでコスモセンサーが先頭に浮上。最内ではレオアクティブが押し上げ、スマイルジャックも内から狙う。後続ではファイアーフロート、ネオサクセス、スピリタス、リターンズも追い上げるが厳しいか?坂を上がりきったところで内ラチ沿いにいたレオアクティブが先頭に立ち、最後は突き抜けてゴールイン!3歳馬・レオアクティブが、並み居る古馬を抑えて京成杯AHを制しました。

関東メインでも3歳馬が古馬一蹴!2番人気に支持されていたレオアクティブが、最内の経済コースからスルスルと上手く抜け出して1着。昨年の京王杯2歳ステークス以来自身2度目の重賞勝ちを収めました。優勝タイム・1分30秒7は、今年6月の安田記念でストロングリターンが叩き出した1分31秒3を上回るJRAレコード!恐らく世界新記録かもわかりません。
サマーマイル総合優勝の可能性があったスピリタスは3着に終わって4ポイント獲得。しかし、2戦合計8ポイントだったため優勝ならず。このレースの1番人気だったエーシンリターンズは7着に終わり、3戦合計7ポイント止まり。この結果、中京記念優勝・フラガラッハ、関屋記念優勝・ドナウブルー、京成杯AH覇者・レオアクティブの3頭が10ポイントで並びましたが、基準となる12ポイントに達していないため、総合優勝は「該当馬なし」となりました。なんていう不透明でモヤモヤが残る結果、ドナウブルーとフラガラッハが出ていれば…。


来週は東西で秋のクラシックに向けたトライアルレースがあります。16日には阪神競馬場で行われる秋華賞トライアル・ローズステークスには、2冠牝馬のジェンティルドンナが登場!ルドンナの他にもヴィルシーナ、ハナズゴール、ラスヴェンチュラス、キャトルフィーユ、アナスタシアブルー、トーセンベニザクラなどが登録しております。17日は中山競馬場で菊花賞トライアル・セントライト記念があります。このレースにはダービー2着馬・フェノーメノ、上半期クラシックを棒に振ったベストディール、エタンダール、サンレイレーザーなどが出走予定です。


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逃げ切り勝ちで2連勝!ロッテに3ゲーム差をつけ、首位西武に4ゲーム差まで縮めた!

2012年09月09日 | HAWKS

金曜日の試合では、ロッテのエース・成瀬善久投手を攻略し、3連戦の初戦を制した福岡ソフトバンクホークス。8日土曜日も福岡ヤフードームで千葉ロッテマリーンズと対戦しました。この日はソフトバンク・陽耀勲、ロッテ・マシスの先発で始まりました。


スタメンはこちら
1(二)本多雄一
2(三)明石健志
3(左)内川聖一
4(指)ペーニャ
5(右)多村仁志
6(中)長谷川勇也
7(一)江川智晃
8(遊)今宮健太
9(捕)細川 亨
内川がスタメン復帰した以外はメンバーは殆ど変わらず。


2勝目を狙うホークス先発・陽耀勲は、1回にロッテ2番・今江敏晃から空振り三振を奪った後、角中勝也に四球を与えますが、ホワイトセルを2塁フライに打ち取り無失点。2回には1死から井口資仁にヒットを許したものの、2死1塁の場面で南竜介を見逃し三振に仕留め、この回も0点。3回、この回先頭の岡田幸文をスライダーで3球三振、根元俊一に対してはフルカウントまで追い込まれながらも直球で見逃し三振、さらに今江にも三振を奪い、3者連続三振に斬り落とす快投を披露。
陽耀勲を援護したいホークス打線は、初回に1死から明石と内川の連続ヒットで1,3塁と先制点のチャンスを作りますが、ペーニャがライトフライで明石タッチアップできず。多村が四球を選んで2死満塁とチャンスを拡げるも、長谷川が1塁ゴロで3者残塁。満塁の場面で点が取れません。4回には多村と長谷川の連続ヒットで1死1,2塁と得点圏に走者を置きましたが、江川が併殺打…。ロッテ先発・マシスの前に4回まで無得点…。
0-0で迎えた5回、陽耀勲が2者連続三振の後、四球とヒットを許して1,2塁とこの日初めてのピンチを招きます。しかし、根元を遊撃フライに打ち取り、ピンチを凌ぎ切ります。その裏のホークスは、先頭の今宮がヒットで出塁すると、細川の犠打、本多の3塁内野安打&盗塁で1死2,3塁と先制点のチャンスを作ります。この場面で明石が高めの変化球を弾き返し、左中間を破るタイムリー3塁打!今宮と本多が生還し、ホークスが2点を先制!なおも1死3塁で内川がロッテ2番手・大谷智久のスライダーを打ち上げ、センターへの犠牲フライで1点追加。この後、ペーニャのレフト前ヒット、多村の2塁打で2死2,3塁と更なる追加点のチャンスでしたが、長谷川が空振り三振に倒れて3アウト。しかし、ホークスはこの回3点を奪いました。
ホークス3点リードの7回、6回まで無失点の好投を続けていた陽耀勲がサブローに2塁打を浴びると、里崎に四球を与えて1,2塁のピンチを背負います。何とか踏ん張りたいところだったが、南竜介にストレートを狙われ、レフトオーバーのタイムリー2塁打を打たれて1点を返されます。なおも1死2,3塁の場面で、ホークスは陽耀勲に代えて2番手・藤岡好明にスイッチ。一打同点の場面で登板した藤岡は、岡田を1塁ゴロ、続く根元にも1塁ゴロに仕留め3アウト。藤岡がロッテの流れを食い止めるリリーフを見せました。
2点リードの9回、4番手・岡島秀樹が里崎にしつこくファウルで粘られ、14球目に四球を許し、2死後に連続ヒットを打たれて満塁とされてしまいます。しかし、今江を3塁ゴロに打ち取り試合終了!終盤のロッテの反撃を凌いだホークスが、3-1で逃げ切りました。



試合結果 パ・リーグ 2012/09/08(土)
ソフトバンク-ロッテ 23回戦 
(10勝10敗3分、ヤフードーム、18:01、33145人)
M 000 000 100  1
H 000 030 00x  3
【投手】
(ロ)マシス、大谷、中郷、南昌-里崎
(ソ)陽、藤岡、柳瀬、岡島-細川
【責任投手】
(勝)陽6試合2勝1敗
(S)岡島49試合1敗4S
(敗)マシス5試合1勝4敗


今回の試合は、前半は両先発の投手戦が続き、5回にホークスが明石選手のタイムリー3塁打&内川選手の犠牲フライで3点を先取。終盤はロッテの反撃がありましたが、なんとか振り切って勝利しました。9回に里崎選手が岡島投手に対して何度もファウルを続けていたところをテレビで見た時は、「もうホントにしつこいな~」と思いました。岡島投手もそれが原因で後続に連打を浴びてピンチを招きました、よく無失点に抑え切りました。ホークスは久しぶりの連勝で、5カードぶりの勝ち越し。ロッテ戦の対戦成績も10勝10敗3分けの五分となりました。
この日の先発・陽耀勲投手は、7回途中まで打者28人に対して104球を投じ、被安打4・10奪三振・3与四死球・1失点の内容で、今季2勝目をマーク。毎回のように三振を奪い、特に3回には3者連続三振に仕留める素晴らしいピッチング。前回のロッテ戦では打線の援護も無く敗戦投手となりましたが、今回リベンジ達成です。7回に1死2,3塁のピンチの場面で登板した2番手の藤岡投手は、打たせて取るピッチングで同点を阻止。あの好リリーフが無ければ流れがロッテに傾いていたかもしれません。
打線の方は2ケタの10安打。5回に先制の2点タイムリーを打った明石選手は、前日に続いてタイムリー3塁打。一部では「ミスタースリーベース」の異名を持っているという明石選手、今季は6本も3塁打を打っています。足が速いってええな~。
9月9日・日曜日は、ロッテとの今季最終戦。序盤はロッテに負けっ放しでしたが、後半から徐々にホークスが勝つようになり、最終戦を前に五分となりました。最終戦の予告先発は、ソフトバンク・武田翔太、ロッテ・藤岡貴裕のルーキー対決。高卒の武田投手が、大卒・藤岡投手に投げ勝つ事ができるでしょうか。泣いても笑っても最後の対決、総力戦必死だ。


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