日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

23年目のJリーグ開幕!

2015年03月07日 | soccer

サッカーの「2015 明治安田生命J1リーグ」が7日に開幕。23年目のシーズンを迎えた今年は、11年ぶりに「2ステージ制」が復活。第1ステージと第2ステージの優勝チーム、年間勝ち点の上位3チームが11月下旬に行われる「チャンピオンシップ」に進出します。この日は第1ステージ第1節の8試合が行われ、日本代表候補が開幕戦から存在感を見せました。




ガンバ大阪2-2FC東京@万博記念競技場
昨季国内3冠を達成したガンバ大阪は、ホームで「慶應ボーイ」武藤嘉紀を擁するFC東京と対戦。
ガンバは序盤からFC東京ゴールを脅かし、前半11分に岩下敬輔が中盤の位置からロングシュートを狙うが、東京GK・権田修一に防がれる。33分にはペナルティエリア手前で明神智和が右足シュートを放つが、枠を捉えることができません。迎えた前半アディショナルタイム、左サイドで宇佐美貴史が粘ると、遠藤保仁のクロスにパトリックが頭で合わせて1点を先制。後半6分、宇佐美がPA内で倒されてPKを獲得。これを宇佐美自ら決めてガンバが2-0とリードを拡げます。
2点を追うFC東京は、後半30分に新加入・前田遼一がPA内で頭で落とすと、最後は武藤が左足でゴール右隅に流し込んで1点を返す。これで流れにのった東京は後半44分、右サイドのクロスを東慶悟が飛び込むも届かず。そして後半アディショナルタイム、敵陣で相手ボールを奪った武藤が右足を振り抜いてミドルシュート。豪快にゴールネットに突き刺さる!武藤の2得点の活躍で、FC東京が2-2の引き分けに持ち込みました。一方のガンバは、2点のリードを守りきれず、勝ち点1にとどまりました。


名古屋グランパス3-3松本山雅FC@豊田スタジアム
2012年にJ2入りを果たし、わずか3シーズンで初めてのJ1昇格を決めた松本山雅。アウェー・豊田に乗り込み、名古屋グランパスとのJ1初陣は、壮絶な打ち合いとなりました。
まず試合が動いたのは前半32分でした。松本は岩上祐三の左CK→ゴール前でオビナが頭で押し込み先制点を奪う。しかしその1分後の33分、名古屋は竹内彬のロングパス→永井謙佑のラストパス→小屋松知哉が右足シュートを決め、名古屋が1-1の同点とする。2年目の小屋松はこれがJ1初得点。
後半に入り、松本は後半18分に岩上の右CKから池元友樹が押し込んで勝ち越すと、後半31分には喜山康平が3点目をもぎ取り、3-1と松本が名古屋を突き放します。ところが、試合はこのままでは終わりません。名古屋は後半33分に矢田旭のパス→田中マルクス闘莉王のヘディングシュートで1点差に詰め寄ると、35分にはゴール前で途中出場の川又堅碁が頭で落とし、最後はノヴァコビッチの左足ゴールで3-3の同点に。後半終了間際、ノヴァコビッチがPKを獲得。闘莉王がPKを蹴るも、松本GK・村山智彦に防がれて逆転ならず。試合は3-3の引き分けで終了。松本は白星を逃したものの、勝ち点1を手にしました。


サガン鳥栖2-1アルビレックス新潟@ベストアメニティスタジアム
新潟は前半13分、山本康裕のスルーパスに反応したラファエル・シルバが、ドリブルから右足で流し込んで1点を先取。しかし、鳥栖は27分、ゴール前で豊田陽平が倒されてPKを獲得し、豊田がしっかりと決めて1-1の同点に。後半5分、藤田直之のFKを池田圭がスライディングシュートを決めて2-1と逆転。これが決勝点となり、鳥栖が「天敵」新潟を下し、ホームで勝ち点3を獲得。


ベガルタ仙台2-0モンテディオ山形@ユアテックスタジアム仙台
昇格プレーオフを制して4年ぶりのJ1復帰を決めた山形と、昨年14位からの巻き返しを目指す仙台の「みちのくダービー」は、前半は両チーム決め手を欠きスコアレスで折り返し。後半18分に仙台・野沢拓也が2枚目の警告で退場。0-0のまま迎えた後半35分、仙台は右サイドを攻め込むと、リャン・ヨンギの折り返し→後半33分から途中出場のウィルソンが押し込み、試合の均衡を破る。アディショナルタイム、ウィルソンが山形GK・山岸範宏をかわし、無人のゴールに流してダメ押しの2点目を挙げて勝負あり。4年ぶりの「みちのくダービー」は仙台の快勝に終わりました。


横浜Fマリノス1-3川崎フロンターレ@日産スタジアム
マリノスVS川崎の神奈川ダービーは、試合開始早々に試合が動きました。前半3分、川崎は左サイドで大島僚太→小林悠→最後はエウシーニョのゴールで1点先制。マリノスは前半16分、DF中澤佑二が前線へロングパス→右サイドでフリーになっていたDF小林祐三が右足シュートを決めて1-1の同点。
追いつかれた川崎は22分、中村憲剛の縦パス→大久保嘉人→エウシーニョのグラウンダークロス→小林悠が右足で決めて2-1と勝ち越し。さらに後半27分、PA左で憲剛のクロス→大久保のヘディングシュートで1点を追加。アウェーの川崎がマリノスに勝利。


サンフレッチェ広島2-0ヴァンフォーレ甲府@エディオンスタジアム広島
王座奪還に燃える広島は、前半10分に青山敏弘のロングパス→佐藤寿人が抜け出し、左足でゴールネットを揺らして先制点をゲット。後半42分には左CKからドウグラスが飛び込み2点目。甲府に快勝した広島、王座奪還へ好スタートを切りました。


ヴィッセル神戸0-1柏レイソル@ノエビアスタジアム神戸
昨季まで柏の監督を務めたネルシーニョ氏が、神戸の監督に就任しましたが、開幕戦で古巣と戦うことに。因縁の対決は、後半18分に工藤壮人のヘディング弾で柏が先制。試合はこのまま1-0で柏が逃げ切り勝ち。


湘南ベルマーレ1-3浦和レッズ@Shonan BMWスタジアム平塚
昨年は優勝に王手をかけながらも終盤に失速してしまいV逸、今年も開幕前から公式戦3連敗(ACL&ゼロックス杯)と波に乗れない浦和レッズ。開幕戦に勝ってサポーターを喜ばせることができるのか?対する湘南ベルマーレは、昨シーズン圧倒的な強さでJ2優勝。2年ぶりのJ1でも快進撃なるか?
湘南は前半36分、PA内で大槻周平が浦和DF・森脇良太に倒されてPKを獲得。このPKを遠藤航が右足で決めて1点先制。しかし、浦和は前半41分に左サイドのFKを興梠慎三が頭で合わせて振り出しに戻します。後半30分、浦和は右サイドの森脇のパス→武藤雄樹がスルー→宇賀神友弥の右足ミドルが決まり、2-1と浦和が試合をひっくり返す。さらに2分後、DF那須大亮のヘディング弾で1点追加。湘南に逆転勝ちした浦和、公式戦の連敗ストップです。




3月8日追記:清水エスパルス3-1鹿島アントラーズ@IAIスタジアム日本平
ACLで2連敗中の鹿島アントラーズ、リーグ開幕戦の清水戦で公式戦初勝利を狙いますが、守護神・曽ヶ端準がスタメンからはずれ、2番手のGK・佐藤昭大が代役を務めることに。試合は前半40分、清水・大前元紀に先制ゴールを奪われるが、後半24分に遠藤康がゴールを決めて、1-1の同点に。しかし、後半29分にかつての同僚だった本田拓也に勝ち越し点を献上すると、後半アディショナルタイムに大前の右足ミドルシュートを決められて万事休す。清水に完敗の鹿島、公式戦3連敗…。暗いトンネルを抜け出すのはいつになるのやら…。



というわけで、J1開幕戦は仙台と広島が完封勝ちを収め、昨年王者・ガンバは引き分けスタート。昇格組では松本が勝ち点1を獲得したのに対し、湘南と山形は黒星を喫しました。松本は一旦は名古屋に2点リードしていたんだけど、もったいない結果に終わりました。それでも初めての試合で3得点を挙げたから、今後が楽しみと言えるでしょう。
この日はチームの点取り屋が開幕戦から大活躍。FC東京の武藤選手が終了間際に鮮やかな一撃を決めれば、ガンバはパトリックと宇佐美選手の2トップにゴールが生まれました。大久保選手も3年連続得点王に向け幸先良し。広島の佐藤寿人選手は、今シーズンのリーグ戦第1号ゴールを奪いました。
2ステージ制復活のJリーグ、第1ステージの覇者は一体どのチームか?






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