日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

ゴールドシップ阪神大賞典3連覇!北島三郎の愛馬が皐月賞に名乗り!

2015年03月22日 | 競馬

3月22日は、阪神競馬場で春の天皇賞の前哨戦「阪神大賞典」、中山競馬場では皐月賞の最終トライアル「スプリングステークス」が行われました。阪神大賞典はゴールドシップが3連覇に挑み、スプリングステークスは無敗の重賞ウィナー、2歳王者、新潟2歳チャンプ、演歌界の大御所の所有馬が参戦してきました。


阪神メイン・第63回阪神大賞典(GⅡ・芝3000m 10頭立て)は、⑧ゴールドシップとトーホウジャッカルの「新旧菊花賞馬対決」が実現するかと思われましたが、ジャッカルがケガにより回避。ゴルシの他にも、重賞2連勝中でいまや「GⅠ馬キラー」の異名を持つようになった⑦ラブリーデイ、現役続行⑨フーラブライド、今年こそGⅠ②デニムアンドルビー、京都記念2着④スズカデヴィアス、昨年重賞3勝①ラストインパクトなどが出走。
揃ったスタートで始まったこのレース、ゴールドシップはいつもの様に後方に下げる。先行争いで⑩メイショウカドマツとスズカデヴィアスが前に出るが、デヴィアスが先頭に立ち、カドマツは2番手につける。かなり離れた3番手にラブリーデイ。ゴールドシップは6,7番手の位置につけ、デニムアンドルビーと並走している。かなり縦長の状態で1周目スタンド前に差し掛かり、先頭のデヴィアスは前半1000mを60秒台で通過。ラブリーデイ3番手、フーラブライド4番手、5番手⑥カレンミロティック、ゴルシは6番手、デニム7番手、8番手③スノードン、リアイン9番手、⑤サイモントルナーレが最後方でスタンド前を通過した。
1コーナーから2周目の向正面に入るところで、先頭からしんがりの差がかなり詰まった。依然としてスズカデヴィアスがレースを引っ張り、メイショウカドマツが2番手、ラブリーデイ3番手、4,5番手にミロティックとフーラ、そして6番手のゴールドシップが、残り1200mで早くも動き、4番手までポジションを上げた!7番手デニムアンドルビー、8番手スノードン、その後はリアルインパクト、サイモントルナーレと続く。
内回り3コーナーに入り、ラスインが後方から進出開始。ゴルシは岩田康誠騎手の手綱が動いている。4コーナー辺りでもう先頭に躍り出る。そしてデニムとラスインも上がって来た。最後の直線に入り、ゴールドシップが完全に抜け出すが、外からデニムアンドルビーが差を詰める。3000mの長距離戦でまさかの牝馬勝利か?残り200mでデニムがゴルシに並びかけるが、ゴールドシップがそのまま押し切りゴールイン!やはり阪神コースでは無敵だゴールドシップ!


ゴールドシップ、史上初の阪神大賞典3連覇の偉業達成!単勝1.6倍の圧倒的1番人気に推され、道中は中団追走、2周目の向正面中ほどで早くも仕掛け、4コーナーで早くも先頭に立つと、デニムアンドルビーの追撃を抑えました。2着だったデニムアンドルビーは、「牝馬で3000mは長すぎるだろう」と思っていましたが、まさか上位に入ってくるとは…。ゴルシの3連覇もすごいけど、デニムが長い距離を走れたことにビックリです。もう1頭の牝馬・フーラブライドも5着と掲示板入りしました。3着には2番人気のリアルインパクトが入線。3連勝を狙ったラブリーデイは6着でした。
勝ったゴールドシップは、昨年6月の宝塚記念以来の勝利で、重賞9勝目をマーク。有馬記念で3着、AJCCでは7着と惨敗し、今回は背水の陣で臨んだわけですが、完勝に終わりました。阪神コースではこれで6連勝、連対率も100%です。この勝利で春の天皇賞の優先出走権を獲得。一昨年は5着、昨年は7着に敗れており、今年は「3度目の正直で悲願達成」となるでしょうか?



中山メイン・第64回フジテレビ賞スプリングステークス(GⅡ・芝1800m 12頭立て)は、共同通信杯の勝ち馬⑥リアルスティール、朝日杯FS覇者⑧ダノンプラチナ、新潟2歳ステークスの後骨折で休養していた⑦ミュゼスルタン、京成杯の勝ち馬③ベルーフ、⑤ブラックバゴ、①キタサンブラックが出走しました。
スタンド前でのスタートで、ミュゼスルタンがやや出遅れ。先行争いでキタサンブラック、④タケデンタイガー、⑪フォワードカフェの3頭が行き、ダノンプラチナは4番手、リアルスティールは8番手、ベルーフは後方で1コーナーを回る。
1,2コーナーから向正面に入ったところで、タケデンタイガーが果敢に飛ばす。キタサンブラックがじっくりと2番手で進み、フォワードカフェ3番手追走。外の4番手に⑩ダノンメジャー、その内の5番手に②マイネルシュバリエ、ダノンプラチナは6番手に控える。中団グループにはリアルスティール・ベルーフ・⑫ベストミックスの3頭が一団を形成。10,11番手の位置にブラックバゴと⑨マイネルサクセサー、ミュゼスルタンがしんがりを行く展開。
3コーナーを回り、タケデンのリードが無くなり、キタブラとダノメジャが迫る。ベルーフとダノプラが5,6番手並走、リアスティはまだ中団待機。今回も末脚炸裂なるか?そして最後方からスルタンが外から追い上げる。4コーナーから直線に差し掛かり、キタサンブラックが先頭に躍り出て、外からダノンプラチナが脚を伸ばし、ベルーフはインを狙う。さらに大外からリアルスティールが一気に追い込んできた。しかし、それらを尻目にキタサンブラックが有力馬の追撃を抑えて先頭でゴール!リアルスティール豪脚を見せるも、キタブラを捉えられず2着まで…。


豪華メンバーが揃ったスプリングステークスは、単勝5番人気のキタサンブラックが優勝。道中は2番手につけ、4コーナーで抜け出し、そのまま1着となりました。1番人気だったリアルスティールはクビ差の2着に敗れて3連勝ならず。2歳チャンピオン・ダノンプラチナが3着に入り、この上位3頭が皐月賞の優先出走権を獲得。3番人気のベルーフは4着、4番人気のブラックバゴは6着に終わりました。なお、最後の直線でベストミックスが故障発生で競走中止。手根骨粉砕骨折で予後不良となってしまいました。
勝ったキタサンブラックは、父・ブラックタイド、母・シュガーハート、母の父・サクラバクシンオーという血統。馬主は演歌界の大御所・北島三郎さん!愛馬の勝利に「気分は最高!」とご満悦でした。さらには「皐月賞で勝ったら『まつり』を歌う」という公約も掲げました。キタブラはこれまでに新馬戦、3歳500万円以下と連勝。今回これが3戦目ですが、格上撃破で重賞初制覇。無傷の3連勝で皐月賞の切符を手にしました。この勝利がフロックか実力かは、次の皐月賞ではっきりとわかります。


皐月賞に向けてのステップレースが終わり、弥生賞からはサトノクラウン・ブライトエンブレム・タガノエスプレッソの3頭、若葉ステークスはレッドソロモンとワンダーアツレッタの2頭が優先出走権を手にしました。勝ったレッドソロモンは、8頭中最低人気でした。その一方で1番人気だったポルトドートウィユは4着に敗れました。そしてスプリング組からキタサンブラック・リアルスティール・ダノンプラチナの3頭。
現時点で3戦3勝のサトクラが皐月制覇に一番近いでしょう。それに対抗するのが、リアスティとベルーフあたりか?シャイニングとダノプラの巻き返しも期待したいところ。サトクラと同じく無敗のキタブラも有力候補だけど、厳しい戦いになるかもしれません。


来週も注目レースが目白押し!29日は中京競馬場で春の短距離王決定戦・高松宮記念が行われます。前回覇者・コパノリチャード、阪急杯を勝ったダイワマッジョーレ、オーシャンステークスの勝ち馬・サクラゴスペル、他にもハクサンムーン、ミッキーアイル、リトルゲルダ、アンバルブライベン、ストレイトガールが登録し、香港からエアロヴェロシティも参戦します。
その前日・28日には、中山競馬場で日経賞、阪神で3歳馬の重賞レース・毎日杯があり、深夜にはドバイ国際競走があります。日本からはハープスターが「ドバイシーマクラシック」、ホッコータルマエとエピファネイアが「ドバイワールドカップ」に挑戦します。タルマエはダートの実績十分ですが、エピファは初ダート。この無謀な挑戦は吉と出るか凶と出るか?ドバイに挑む日本勢の健闘を祈るばかりです、





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