3月27日にプロ野球のペナントレースが開幕しましたが、福岡ソフトバンクホークスは千葉ロッテマリーンズに1-3で敗れ、黒星スタートとなりました。開幕戦こそは勝ってほしかったんですが、拙攻が目立ちましたね。自分は野球よりハリルJAPANの方を見てたんで…。連敗だけは避けたい28日の開幕第2戦は、ソフトバンク・スタンリッジVSロッテ・陳冠宇(チェン・グァンユウ)の投げ合いで始まりました。
両チームのスタメン
福岡ソフトバンク 千葉ロッテ
1(二)本多雄一 (左)荻野貴司
2(右)中村 晃 (遊)鈴木大地
3(中)柳田悠岐 (右)角中勝也
4(左)内川聖一 (三)今江敏晃
5(一)李 大浩 (一)井口資仁
6(指)長谷川勇也 (二)クルーズ
7(三)松田宣浩 (指)根元俊一
8(捕)鶴岡慎也 (捕)田村龍弘
9(遊)今宮健太 (中)岡田幸文
(投)スタンリッジ (投)チェン・グァンユウ
2戦目の先発を託されたスタンリッジですが、初回に1死から鈴木にライト線への2塁打を浴びると、欠く中に内野安打を許し、1,3塁のピンチを背負い、ロッテ4番・今江に内角高めのストレートを打ち返され、ライト千二ポトリと落ちるタイムリー2塁打。3連打で先制点を許します。続く2回、先頭打者の根元にヒットを許し、1死2塁で岡田に甘く入った変化球を弾き返されセンター前ヒット。中堅手・柳田が後逸する間にランナーが生還し、2点目を失います。
2点を追いかけるホークスは、2回裏に先頭の内川がレフト線への2塁打。打った内川は2塁へヘッドスライディングを見せる。続くイデホがロッテ先発・チェンの5球目を逆方向へ弾き返し、ライト線へのタイムリーヒットで1点を返します。さらに3回、2つの四球、柳田の投手内野安打で2死満塁。ヒット一本で同点または逆転という場面で、内川がチェンの3球目のチェンジアップを叩き、ライト前タイムリーヒット!ランナー2人が生還し、3-2とホークスが逆転に成功します。
序盤に2点を失ったスタンリッジは、3回以降もランナーを出し続け、4回には2死からヒットと死球で2人の走者を背負うも、鈴木を空振り三振に仕留めて0点に抑えます。
1点リードの5回裏、ホークスは先頭の本多がヒットで出塁すると、中村四球、柳田死球で無死満塁。ここでロッテは先発のチェンを諦め、金森敬之を2番手に送りこむ。追加点のチャンスに、内川がストレートを流し打ち、ライト前タイムリーヒット。3塁走者が生還し、2塁走者・中村も本塁を狙ったが、ロッテ右翼手・角中の好返球に阻まれて憤死。それでも内川の2打席連続タイムリーで1点を追加した。
中盤に入り、スタンリッジが6回と7回にロッテ打線を3者凡退に抑えると、8回は2番手・バリオスがわずか9球で3人を退け、9回は守護神・サファテが2つの三振を奪いゲームセット。ホークスが4-2でロッテに逆転勝ちし、前夜の雪辱を果たしました。
パ・リーグ 2015年3月28日 (土)
ソフトバンク-ロッテ2回戦(1勝1敗、13時、ヤフオクドーム、 観客数 37,397人)
M 110 000 000 2
H 012 001 00X 4
▽勝 スタンリッジ1試合1勝
▽S サファテ1試合1S
▽敗 チェン1試合1敗
【バッテリー】
[ロ] チェン・グァンユウ、金森、カルロス・ロサ、益田-田村
[ソ] スタンリッジ、バリオス、サファテ-鶴岡
「工藤ホークス」が開幕2戦目で今季初勝利を挙げました。先発のスタンリッジ投手が2回までに2失点を喫しましたが、2回裏に1点返すと、3回に内川選手のタイムリーで2点ビハインドをひっくり返しました。その後はスタンリッジ→バリオス→サファテの外国人投手リレーでロッテの反撃を許さず。まあとりあえず、開幕2連敗しなくてホッとしました。この1勝をきっかけに快進撃といきたいですね。
先発のスタンリッジ投手は、7回まで30人の打者と対戦して104球を投げ、被安打7・2奪三振・2四死球・2失点の内容でした。序盤に2点を失ったので、「デーゲームに弱いのか(夜王という仇名がある)」と思われましたが、3回以降もランナーを出しながらも、打たせて取る形で粘りのピッチングを見せました。今年はデーゲームで投げる日が多くなるかもしれませんが、2年連続2ケタ勝利で「夜王」を返上できるか期待しています。
打線の方はチーム全体で8安打。打のヒーローとなった内川選手は、4打数3安打3打点の猛打賞。前日の試合では、3回と7回のチャンスの場面で併殺打に倒れてしまいましたが、この日は3回の2死満塁の場面で逆転2点タイムリー、5回も満塁のチャンスでライト前ヒットを放ち、キャプテン&4番の仕事をしっかり果たしました。最初の打席ではヘッドスライディングも見せ、工藤監督も「あれで雰囲気が変わった」と絶賛していました。やっぱり内川選手が打つとチームに勢いがつきますね。
内川選手以外では、中村選手と柳田選手、松田選手が2試合連続ヒットをマーク。中村選手に至っては打率.600でパリーグの首位打者です。前日2度死球を当てられたイデホ選手は、2回に今季初安打&初打点となるライトへのタイムリーヒットを放ちました。その一方で、長谷川選手は2試合連続ノーヒット。このままでは日曜日はスタメンから外れそうな気がする…。
1勝1敗で迎える29日の3戦目は、ソフトバンク・中田賢一VSロッテ・李大恩(イデウン)の予告先発で行われます。移籍2年目となる中田投手は、昨年はVSロッテ戦で4勝。オープン戦でも4回無失点に抑えています。「ロッテキラー」中田投手の快投、イデウン攻略で開幕カード勝ち越しとなるでしょうか?