日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

【ロシアW杯】4強出揃う!イングランドは28年ぶり、クロアチアは20年ぶり!

2018年07月08日 | soccer

「2018 FIFA ロシアワールドカップ」は、日本時間7日深夜に準々決勝の2日目が行われました。1日目はフランスがウルグアイを2-0で降し、ベルギーが優勝候補のブラジルを破ってベスト4進出。この時点でヨーロッパ勢が独占する形となりました。この日はイングランドVSスウェーデン、ロシアVSクロアチアの2試合。4強に勝ち進むのは?



準々決勝第3試合 イングランドVSスウェーデン@サマーラアリーナ
コロンビアをPK戦の末に破ったイングランドは、エースで主将のハリー・ケイン選手が単独トップの6得点。24年ぶりのベスト8入りを果たしたスウェーデンは、4試合でわずか2点しか与えていません。
前半12分、スウェーデンはMFクラエソンが右足ミドルシュートを放つが、大きく外れる。イングランドも19分、FWスターリングのドリブル突破から、ケインが右足を振り抜くも、シュートはわずかにゴール左。
膠着状態が続く中で迎えた前半30分、イングランドはMFヤングの左CKから、DFマグワイアが頭で叩きつけ、先制ゴールを奪います。前半45分、MFヘンダーソンが浮き球パスを出すと、スターリングがDFラインの裏へ抜け出し、ペナルティエリア内で時間を稼いでからシュートを打ったが、相手DFにブロックされた。
後半2分、スウェーデンは左サイドのクロス→FWベリがファーサイドからヘディングシュート。しかし、イングランドGKピックフォードの好セーブに阻まれる。
後半14分、イングランドはMFリンガードが右足でふわりとクロスを上げ、ゴール左にいたMFデレ・アリがヘディングで押し込み、イングランドに2点目が入ります!
2点を追いかけるスウェーデンは後半17分、右サイドでMFクラエソンの縦パス→FWトイボネンのグラウンダークロス→ベリのヒール落とし→クラエソンのシュートはGKピックフォードに弾かれ、こぼれ球にもう一度クラエソンがシュートを狙うもDFに阻まれる。さらにはMFフォルスベリも行こうとしたがダメだった…。
後半26分には、クラエソンのスルーパスから、左サイドのFWグイデッティがダイレクトで折り返し、ゴール前でボールを受けたベリがシュートを放ったが、またもGKピックフォードがビッグセーブを見せた!試合はこのまま2-0でイングランドが勝利し、ベスト4進出を決めました。



準々決勝第4試合 ロシアVSクロアチア@フィシュトスタジアム
開幕前は「世界最弱のホスト国」と言われていたロシアですが、グループリーグを2勝1敗で突破すると、決勝トーナメント1回戦では強豪スペインに勝ち、ベスト8に駒を進めました。準々決勝のクロアチア戦でも開催国の意地を見せられるか?
序盤から一進一退の攻防が続く中で迎えた前半31分、ロシアはFWジュバのパスを受けたMFチェリシェフが、ドリブルで仕掛けてから得意の左足シュート。これがゴール左上に突き刺さり、ロシアが先制点を奪います。
しかし前半39分、クロアチアが反撃。FWマンジュキッチが左サイドを突破すると、クロスボールにFWクラマリッチが頭で合わせ、1-1の同点とします。
後半14分、クロアチアはMFモドリッチが左サイドにパスを送り、DFストリニッチのクロス→ファーサイドのクラマリッチの折り返しは相手にクリアされるが、こぼれ球を拾ったFWペリシッチが右足でシュート。しかし、ボールはポスト左に当たった後、ゴール右へ…。クロアチアもったいなさすぎる。
ロシアも後半27分、右サイド・DFフェルナンデスのクロスに、MFエロヒンがヘディングシュートを放ったが、枠を捉えることができず。試合は90分では決着がつかず延長戦へ。
延長前半11分、クロアチアは右サイドのCKのチャンスを獲得。モドリッチのセンタリングに、DFビダがヘディングシュートを決め、クロアチアが2-1と勝ち越し。
これでクロアチアが勝ったと思われましたが、延長後半10分、ロシアはペナルティエリア手前の位置でFKのチャンス。ジャゴエフが蹴ったボールを、フェルナンデスが飛び込んでゴール!ロシアが土壇場で2-2の同点に持ち込んだ!
運命のPK戦、先攻のロシアは1人目・スモロフが失敗。後攻のクロアチアは2人目のコバチッチがロシアGKアキンフェエフに防がれる。1-1で迎えた3人目、ロシアはフェルナンデスが登場するが、ゴール左に外してしまう。クロアチアは3人目と4人目を成功し、5人目のラキティッチがゴール左隅に決めて勝負あり。PK戦を4-3で勝利したクロアチアが、準決勝に進みました。







ヨーロッパ勢同士の対戦となった準々決勝2試合は、イングランドがスウェーデンに快勝し、クロアチアがロシアとの激闘を制しました。ロシアは地元サポーターの後押しを受け、チェリシェフ選手が先制点を決め、一旦は勝ち越されたものの、延長後半にセットプレーで同点に追いつきました。最後はPKで力尽きましたが、格上相手に大健闘と言えるでしょう。開幕前のFIFAランキングでは70位でしたが、開幕戦から快進撃を見せ、決勝トーナメント1回戦でスペインに奇跡の勝利。準決勝進出はならなかったけど、開催国としての面目は十分に保ちました。
28年ぶりのベスト4を決めたイングランドは、エースのケイン選手がノーゴールでしたが、ヘディングシュート2発でスウェーデンを撃破。守護神のピックフォード選手が、後半にビッグセーブを連発。ベリ選手のシュートを片手で止めると、至近距離のシュートもゴールを許さず。イングランド代表のGKと言えば、大舞台で珍プレーをやらかすというイメージが強かったんですが、ピックフォード選手は大きなミスが無いように思えます。
クロアチアはベスト16のデンマーク戦に続いてのPK戦勝利。キャプテンのモドリッチ選手は、延長前半に2点目をアシストし、今大会3度目の「マン・オブ・ザ・マッチ」に選出されました。2点目を決めたビダ選手は、ユニフォームを脱いで喜びを爆発させました。クロアチアは初出場で3位に入った1998年のフランス大会以来、20年ぶり2度目のベスト4入り。準決勝のイングランド戦で、初の決勝進出に挑みます。

準々決勝4試合が終わり、残すは準決勝、3位決定戦、決勝の4試合。日本時間10日と11日深夜に行われる準決勝の対戦カードは、フランスVSベルギー、イングランドVSクロアチアという組み合わせになりました。2試合とも白熱した試合になるだろうし、どのチームにも優勝の可能性が十分あります。準決勝以降も見逃せません!



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

障害王者・オジュウチョウサンが平地で初勝利!藤田菜七子騎手も2年連続2ケタ勝利!

2018年07月08日 | 競馬

7月7日の七夕は、福島競馬場で「障害界の絶対王者」と言われるオジュウチョウサンが、平地のレースである「開成山特別(3歳以上500万円以下 芝2600m・12頭立て)」に出走。障害界で圧倒的な強さとスタミナを持つ馬が、平地でも実力を発揮できるかに注目が集まりました。


オジュウチョウサンは単勝のオッズで2.0倍の1番人気に支持。2番人気以降は③グリントオブライト、④ドリームスピリット、⑤ジュンファイトクン、⑨コンボルドと続きました。
スタートでオジュウチョウサンが好スタートを決めたが、⑪バレエダンサーと⑫ヨシヒコの8枠2頭が先行。3番手ジュンファイトクン、オジュウチョウサンは4番手追走。外側5番手⑩オワゾードール、6番手②バリンジャー、7番手コンボルド、8番手⑧アイスコールド、9番手ドリームスピリット。後方は⑦エイム、③グリントオブライト、①バンダムザブラッドと続く。
1周目のスタンド前のところで、バレエダンサーが先頭、ヨシヒコ2番手。ジュンファイトクン3番手、オジュウチョウサンはしっかりと折り合いをつけて4番手。ドリームスピリットは8番手、グリントオブライトは後方3番手でスタンド前を通過した。
1,2コーナーを過ぎ、2周目の向正面で、先頭バレエ、2番手ヨシヒコ、3番手ジュン、オジュウは外側4番手をガッチリ。5,6番手の位置にバリンジャーとコンボルド、中団グループにはドリスピ・オワゾー・コールド・グリントの4頭が固まっている。後方には11番手バンダム、最後方にエイムという展開。
ゴール残り800mを切って、オジュウチョウサンが3番手に上がると、3コーナーで前を行く2頭をかわして早くも先頭に浮上。後続からはコンボルド、グリントオブライト、バリンジャーが追い上げる。
最後の直線コースに入って、オジュウチョウサンが先頭を行き、内からコンボルド、真ん中からドリームスピリット、アイスコールド、大外からグリントオブライトが追い込んでくる。しかし、残り100mでオジュウが後続を突き放し、堂々と先頭でゴールイン!オジュウチョウサンが開成山特別で圧勝!ファンの期待にしっかり応えて見せました。



障害重賞で9連勝中のオジュウチョウサン、平地のレースでも強い競馬を見せてくれました。好スタートを決めてから、4番手を追走し、3コーナーで先頭に立つと、そのまま押し切って1着。2着に3馬身差の完勝を収めました。スタートから上手く折り合っていたし、武豊騎手も直線で鞭を数発入れた後、ラスト100mで手綱を持ってゴール。オジュウ自体も余力を持っていたなって思います。ユタカさんのエスコートも完璧だったし、道悪の馬場も味方してくれました。
オジュウチョウサンは過去に平地で2度走っていましたが、2013年10月の2歳新馬戦で11着、11月の2歳未勝利戦で8着。平地挑戦は4年8カ月ぶりで、3戦目にして初勝利。今後に可能性を感じずにはいられない価値ある1勝だと思います。
平地&障害の重賞を勝った馬は、過去にゴッドスピード、ソロル、シンホリスキー、ナムラモノノフ、エーシンホワイティなど11頭います。オジュウチョウサンもこの中に入れるだろうか?今後も平地挑戦を続け、重賞制覇&GⅠに挑戦するところが見たい。
この日の福島競馬場はオジュウチョウサンフィーバーに沸き、入場者数が1万4247人、開成山特別の売り上げも、前年比195.6%増の11億4320万1100円を記録。ファンファーレが鳴った時、オジュウが先頭でゴールした瞬間、スタンドから拍手と大歓声が起きました。条件レースだけど、重賞競走のような盛り上がりでした。本当にオジュウチョウサンさまさまですな。





オジュウチョウサンの勝利もすごかったですが、福島第2レース・サラ系3歳未勝利(ダート1700m・15頭立て)で、JRA女性ジョッキー・藤田菜七子騎手が1着になり、今年10勝目を飾りました。
菜七子騎手は単勝7番人気の⑪コパノステラートに騎乗。スタートから前のポジションに位置を取り、1コーナーを回ったところで2番手につけます。向正面でも2番手をキープすると、3コーナーで早くも先頭に躍り出ます。4コーナーで⑭イザベルローズ,⑫ラヴァクールと競り合いになり、直線残り200mで引き離すと、外側から追い込んで来た⑩リンガスビンゴを振り切り、1着でゴールしました。
レース後のコメントで「最後まで踏ん張ってくれた。馬のおかげ」と話し、コパノステラートを管理する小島茂之調教師も「いい騎乗だった」と菜七子騎手の好騎乗を評価しました。JRA女性騎手で史上初となる2年連続2ケタ勝利を達成した菜七子騎手は、同時にJRA通算30勝目。増沢由貴子騎手の「通算35勝」まであと5つに迫りました。この勢いだと年内中にも増沢さんの記録を塗り替えてしまうかもしれません。
菜七子騎手は第8競走の「3歳以上500万以下(ダート1150m)」でも見せ場を作り、⑦ロードコメットで2着と健闘。七夕の日に7番人気の馬で勝利し、7番の馬に騎乗して2着に入ったなんて、出来すぎだろって思います。でもね、菜七子さんが馬券圏内に入れば、ファンもみんな喜ぶよね。七夕当日に福島競馬場に観戦した人は、菜七子騎手の勝利とオジュウチョウサンの勝利を生で見られたんだから、最高にいい思い出になったはずです。




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする