日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

七夕賞はブービー人気が勝って大波乱!プロキオンステークスはマテラスカイ圧勝!

2018年07月09日 | 競馬

7月8日は中京競馬場でダート重賞のプロキオンステークス、福島競馬場ではサマー2000シリーズ開幕戦・七夕賞が行われました。



中京メイン・第23回プロキオンステークス(GⅢ・ダート1400m 14頭立て)は、2戦連続GⅠ3着の⑥インカンテーション、ダート1400mは得意の距離③ウインムート、昨年のプロキオンステークス覇者⑦キングズガード、欅ステークスを勝った②ドリームキラリ、⑬マテラスカイ、①サクセスエナジー、⑤ルグランフリソン、⑩ダノングッドなどが参戦しました。
芝コースのスタートで、マテラスカイが好スタートを決めると、そのまま先頭でダートコースへ。2番手にウインムート、外側3番手に⑫ブラゾンドゥリス。4番手グループにドリームキラリ,⑨エイシンヴァラー,⑧ドライヴナイトの3頭が並び、その後ろの7番手グループにはサクセスエナジー,ルグランフリソン,⑭サイタスリーレッドの3頭が固まっている。その後ろの中団10番手に⑤ブライトライン、11番手にインカンテーション。後方には、12番手キングズガード、13番手⑪ナムラミラクル、最後方にダノングッドという展開。
3,4コーナー中間を迎え、マテラが軽快に飛ばし、ムート2番手、ブラゾン3番手は変わらず。ドリキラは内側4番手、サクセス5番手、インカンとキンガーはまだ後ろのポジションだ。
最後の直線に入り、マテラスカイが後続を引き離しにかかる。ウインムートが2番手、サクセスエナジーとブラゾンドゥリスが3番手を争う。インカンテーションは外から追い込み、ゴール残り100mで2番手争いに加わる。先頭のマテラはリードを拡げたまま、悠々とゴールイン。インカンテーションはゴール前で2着に入りました。

ダート短距離界に新星誕生か!?単勝5番人気のマテラスカイが逃げ切り、2着に4馬身の差をつけて圧勝。勝ちタイム1分20秒3は、ダート1400mのJRAレコードです。1番人気のインカンテーションは、直線追い込んで2着がやっと。2番人気のウインムートは、スタートから2番手を追走し続け、3着と粘りました。4番人気のドリームキラリは6着、前回の勝ち馬だったサクセスエナジーは7着でした。
重賞初勝利のマテラスカイは、栗東・森秀行厩舎に所属。アメリカ出身の外国産馬で、父・スパイツタウン、母・モスタケレの間に生まれました。スパイツタウンは現役時代、2003年のブリーダーズカップスプリントで優勝。種牡馬入りしてからはリエノテソーロ(2016年全日本2歳優駿優勝)を輩出しています。
マテラスカイは今年1月21日の頌春賞で1着に入ると、橿原ステークスでは5馬身差の圧勝。3月にはドバイゴールデンシャヒーンに挑み5着。帰国後の花のみちステークスでは、1番人気に応えて快勝しました。そして今回のプロキオンステークスでは、ロケットスタートを決めると、直線で後続との差をグイグイを拡げました。これで通算6勝目、武豊騎手とのコンビでは5戦4勝です。陣営は11月のJBCスプリントに向かう予定。左回りでレコード勝ちしたから、盛岡のマイルCS南部杯にも参戦してほしいけど、マイルじゃ距離が長いか…。




福島メイン・第54回七夕賞(GⅢ・芝2000m 12頭立て)は、エプソムカップ4着⑥サーブルオール、昨年2着のリベンジを果たしたい③マイネルフロスト、春の福島民報杯を勝った⑤マイネルサージュ、8歳馬⑪マイネルミラノ、昨年の京都新聞杯を制した①プラチナムバレット、②キンショーユキヒメ・⑦ワンブレスアウェイ・②レイホーロマンスの「福島牝馬ステークス組」などが出走しました。
スタートは12頭綺麗に出揃う。先行争いで⑦ワンブレスアウェイ、⑨バーディーイーグル、⑪マイネルミラノの3頭が先手を主張し、ミラノがハナに立った。⑫シルクドリーマーが2番手争いに加わり、プラチナムバレットは5番手、マイネルフロスト7番手、サーブルオールとレイホーロマンスは中団の位置、マイネルサージュは最後方でスタンド前を通過した。
1,2コーナーを通過し、向正面に入ったところで、マイネルミラノ先頭、2番手にバーディーイーグル、内側3番手にワンブレスアウェイ。内側4番手にプラチナムバレット、5番手マイネルフロスト、6番手シルクドリーマー。中団グループには、⑧パワーポケット・サーブルオール・レイホーロマンスの3頭が固まっている。後方の位置には④メドウラーク、キンショーユキヒメ、マイネルサージュと続き、シルクドリーマーはしんがりまで後退してしまった。
3コーナーを回り、ミラノがハイペースで飛ばし、ワンブレスが2番手、フロストが3番手に浮上。サーブルが外から追い上げ、内側にパワポケ、プラバレは6番手につけるが、3,4コーナー中間あたりで転倒してしまう。後方にいたサージュが中団まで押し上げ、レイホーとユキヒメは後方に下がる。
4コーナーから最後の直線に差し掛かり、先頭争いはワンブレスアウェイ,サーブルオール,メドウラーク,マイネルサージュ,パワーポケットと5頭横一線。マイネルミラノは後退。残り200mでメドウラークが前に出ると、残り100mで抜け出す。マイネルサージュが2番手、内側でパワーポケットも頑張るが、メドウラークが先頭ゴールイン!7歳馬メドウラークが波乱を起こしました!

「福島競馬場開設100周年記念」の副称がついた今年の七夕賞は、人気馬が落馬するアクシデントがあり、人気薄の馬が勝つという大荒れのレースとなりました。勝ったのは単勝オッズで11番人気だったメドウラーク、2着には4番人気のマイネルサージュ、3着には単勝12番人気のパワーポケットが入りました。超人気薄の馬が来たことで、3連複「④-⑤-⑧」で293,520円、3連単で2,563,330円の超高配当決着。
1番人気だったサーブルオールは4着。鞍上の戸崎圭太騎手はこの日が38歳の誕生日で、史上初の七夕賞3連覇がかかっていましたが、バースデーVとはなりませんでした。ワンブレスアウェイは牝馬3頭の中で最高の5着。2番人気のレイホーロマンスは6着。3番人気だったプラチナムバレットは、3,4コーナー中間の辺りで転倒し、落馬競走中止。馬の方は異常はなし、岩崎翼騎手は頭部・顔面外傷で福島市内の病院に搬送されましたが、大事には至りませんでした。馬の倒れ方がヤバかったので、骨折かとおもったんですが、馬が無事でよかったです。
勝ったメドウラークは、7歳にして重賞初制覇。3年前には4連勝を果たし、勢いそのままに重賞も勝つかと思われましたが、その後は成績が低迷。ダートを使ったり、芝のマイル・短距離戦を使ったりと迷走が続いていました。この日の七夕賞では、単勝でブービーの11番人気、オッズも100.8倍つきました。しかし、丸田恭介騎手の好騎乗で番狂わせを起こしました。夏競馬は何が起こるかわからんね…。
















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