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全国的に猛暑の一日なった15日は、函館競馬場でサマー2000シリーズの第2戦・第54回函館記念(GⅢ・芝2000m 15頭立て)が行われました。⑬ナイトオブナイツ、⑩ブレスジャーニー、⑪マイネルハニー、⑫ナスノセイカン、④クラウンディバイダといった「巴賞組」の他に、新潟大賞典を勝った⑤スズカデヴィアス、鳴尾記念3着⑥トリコロールブルー、日経賞3着③サクラアンプルール、昨年の弥生賞馬②カデナ、函館2000mで勝ったことのある①ブラックバゴなどが参戦しました。
単勝オッズは、1番人気⑦トリコロールブルー(3.1倍)、2番人気⑩ブレスジャーニー(6.6倍)、3番人気⑤スズカデヴィアス(7.9倍)。4番人気以降は①ブラックバゴ、⑤エアアンセム(9.6倍)、⑬ナイトオブナイツ、③サクラアンプルール、⑪マイネルハニーと続きました。
スタート後の先行争いで、⑩カレンラストショーとクラウンディバイダの2頭が先手を主張し、マイネルハニーが3番手につける。エアアンセムは内側の4番手、サクラアンプルール8番手、トリコロールブルーは10番手、スズカデヴィアス11番手、ブラックバゴ12番手、ナイトオブナイツ13番手、ブレスジャーニーは14番手でスタンド前を通過した。
1,2コーナーを通過し、向正面に入ったところで、カレンラストショーが先頭、2番手にマイネルハニー、クラウンディバイダが3番手。4番手⑭エテルナミノル、5番手エアアンセム、6番手に⑮ゴールドサーベラス、7番手にロジチャリス。中団の8,9番手の位置にサクラアンプルールとナスノセイカンが並走。その後ろの10番手グループには、内側にブラックバゴ、真ん中トリコロールブルー、外側にナイトオブナイツ。後方集団はスズカデヴィアスとカデナが並び、ブレスジャーニーがしんがり追走。
3コーナーに差し掛かり、マイハニがラストショーをかわして先頭に浮上。エテルナも2番手に上がり、アンセムとサーベラスも好位から追い上げる。アンプルールは中団馬群、トリコロール・ナイナイ・ブラバゴはまだ10番手グループ、デヴィアスとブレジャニも後方待機。有力勢はまだ後方の位置。届くのか?
4コーナーから最後の直線で、今度はエテルナミノルが先頭。2番手からエアアンセム、3番手からゴールドサーベラスも追い込む。ゴール残り200mを切って、サクラアンプルールが外から足を伸ばして3番手に進出、大外からブレスジャーニーが飛んできた。残り100mを通過し、アンセムがエテルナを捕らえて先頭、ゴール前でアンプルールが接近するが、エアアンセムが先頭でゴールイン!サクラアンプルール2着、3着争いはブレスジャーニーとエテルナミノルがほとんど同時。
函館記念 全着順&払戻金
1着⑥エアアンセム 1分59秒8
2着③サクラアンプルール 1/2馬身
3着⑭エテルナミノル 1/2馬身
4着⑩ブレスジャーニー ハナ
5着⑤スズカデヴィアス 1/2馬身
6着⑦トリコロールブルー
7着⑮ゴールドサーベラス
8着⑬ナイトオブナイツ
9着⑫ナスノセイカン
10着①ブラックバゴ
11着②カデナ
12着⑧ロジチャリス
13着④クラウンディバイダ
14着⑪マイネルハニー
15着⑩カレンラストショー
単勝 ⑥ 960円
複勝 ⑥ 330円 ③ 440円 ⑭ 1,560円
枠連 2⃣-4⃣ 1,440円
馬連 ③-⑥ 5,540円
馬単 ⑥-③ 11,310円
ワイド ③-⑥ 2,090円
⑥-⑭ 9,760円
③-⑭ 10,300円
3連複 ③-⑥-⑭ 119,750円
3連単 ⑥-③-⑭ 571,480円
毎年のように波乱が起きる函館記念は、5番人気の7歳馬・エアアンセムが直線の追い比べを制して優勝。先週の七夕賞のメドウラークに続き、またも7歳馬がサマー2000シリーズのレースで勝利しました。2着にはトップハンデ57.5Kgを背負ったサクラアンプルール。この馬は昨年の札幌記念で勝ってるから、洋芝&小回りコースの相性はいいですね。3着のエテルナミノルはメンバー唯一の牝馬で、単勝オッズ13番人気でした。3連複で11万円台、3連単で57万円台の高配当がつき、今年も波乱の結果となりました。
2番人気のブレスジャーニーは直線での追い込むも届かず4着、3番人気のスズカデヴィアスも5着。1番人気だったトリコロールブルーは6着に終わり、このレースの1番人気は12連敗となりました。ルメール騎手でも止められなかったか…。
エアアンセムは7歳で悲願の重賞初制覇。鞍上の藤岡佑介騎手は、2008年のトーセンキャプテン以来、2度目の函館記念勝利となりました。
アンセムは2歳のときに新馬戦とホープフルステークスで連勝しましたが、2014年の京成杯と弥生賞で敗れてはクラシック戦線から離脱。今年3月のスピカステークスで約2年9カ月ぶりの勝利を挙げると、都大路ステークス2着、エプソムカップで5着。今回は向正面5番手追走から、直線で前を行くエテルナミノルと競り合い、ゴール前で抜け出して1着。最近は1800mを結構使っていましたが、距離延長が功を奏しましたね。重賞初勝利おめでとうございます。
来週は夏の福島・函館・中京開催がフィナーレを迎えます。函館競馬場では今年最初のJRA2歳重賞・函館2歳ステークス、中京ではサマーマイルシリーズ開幕戦・中京記念が行われます。
中京記念の方は、ウインガニオン、ガリバルディ、グレーターロンドン、アメリカズカップ、スマートオーディン、ジョーストリクトリ、タイセイサミットなどが登録。
函館2歳ステークスの方は、新種牡馬・ダノンバラード産駒のガイセン、新馬戦で3馬身差の圧勝を遂げたイチゴミルフィーユ、函館1200mの新馬戦を勝ったアスターペガサス、トーセンオパール、ナンヨーイザヨイなどが登録しています。2018年の2歳世代の最初の重賞ウィナーに輝くのは?