日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

今週も7歳馬が重賞初勝利!エアアンセムが函館記念優勝!

2018年07月15日 | 競馬

全国的に猛暑の一日なった15日は、函館競馬場でサマー2000シリーズの第2戦・第54回函館記念(GⅢ・芝2000m 15頭立て)が行われました。⑬ナイトオブナイツ、⑩ブレスジャーニー、⑪マイネルハニー、⑫ナスノセイカン、④クラウンディバイダといった「巴賞組」の他に、新潟大賞典を勝った⑤スズカデヴィアス、鳴尾記念3着⑥トリコロールブルー、日経賞3着③サクラアンプルール、昨年の弥生賞馬②カデナ、函館2000mで勝ったことのある①ブラックバゴなどが参戦しました。


単勝オッズは、1番人気⑦トリコロールブルー(3.1倍)、2番人気⑩ブレスジャーニー(6.6倍)、3番人気⑤スズカデヴィアス(7.9倍)。4番人気以降は①ブラックバゴ、⑤エアアンセム(9.6倍)、⑬ナイトオブナイツ、③サクラアンプルール、⑪マイネルハニーと続きました。

スタート後の先行争いで、⑩カレンラストショーとクラウンディバイダの2頭が先手を主張し、マイネルハニーが3番手につける。エアアンセムは内側の4番手、サクラアンプルール8番手、トリコロールブルーは10番手、スズカデヴィアス11番手、ブラックバゴ12番手、ナイトオブナイツ13番手、ブレスジャーニーは14番手でスタンド前を通過した。
1,2コーナーを通過し、向正面に入ったところで、カレンラストショーが先頭、2番手にマイネルハニー、クラウンディバイダが3番手。4番手⑭エテルナミノル、5番手エアアンセム、6番手に⑮ゴールドサーベラス、7番手にロジチャリス。中団の8,9番手の位置にサクラアンプルールとナスノセイカンが並走。その後ろの10番手グループには、内側にブラックバゴ、真ん中トリコロールブルー、外側にナイトオブナイツ。後方集団はスズカデヴィアスとカデナが並び、ブレスジャーニーがしんがり追走。
3コーナーに差し掛かり、マイハニがラストショーをかわして先頭に浮上。エテルナも2番手に上がり、アンセムとサーベラスも好位から追い上げる。アンプルールは中団馬群、トリコロール・ナイナイ・ブラバゴはまだ10番手グループ、デヴィアスとブレジャニも後方待機。有力勢はまだ後方の位置。届くのか?
4コーナーから最後の直線で、今度はエテルナミノルが先頭。2番手からエアアンセム、3番手からゴールドサーベラスも追い込む。ゴール残り200mを切って、サクラアンプルールが外から足を伸ばして3番手に進出、大外からブレスジャーニーが飛んできた。残り100mを通過し、アンセムがエテルナを捕らえて先頭、ゴール前でアンプルールが接近するが、エアアンセムが先頭でゴールイン!サクラアンプルール2着、3着争いはブレスジャーニーとエテルナミノルがほとんど同時。

函館記念 全着順&払戻金
1着⑥エアアンセム    1分59秒8
2着③サクラアンプルール  1/2馬身
3着⑭エテルナミノル    1/2馬身
4着⑩ブレスジャーニー    ハナ
5着⑤スズカデヴィアス   1/2馬身
6着⑦トリコロールブルー
7着⑮ゴールドサーベラス
8着⑬ナイトオブナイツ
9着⑫ナスノセイカン
10着①ブラックバゴ
11着②カデナ
12着⑧ロジチャリス
13着④クラウンディバイダ
14着⑪マイネルハニー
15着⑩カレンラストショー


単勝 ⑥ 960円
複勝 ⑥ 330円  ③ 440円  ⑭ 1,560円
枠連 2⃣-4⃣ 1,440円
馬連 ③-⑥ 5,540円
馬単 ⑥-③ 11,310円
ワイド ③-⑥ 2,090円
    ⑥-⑭ 9,760円
    ③-⑭ 10,300円
3連複 ③-⑥-⑭ 119,750円
3連単 ⑥-③-⑭ 571,480円



毎年のように波乱が起きる函館記念は、5番人気の7歳馬・エアアンセムが直線の追い比べを制して優勝。先週の七夕賞のメドウラークに続き、またも7歳馬がサマー2000シリーズのレースで勝利しました。2着にはトップハンデ57.5Kgを背負ったサクラアンプルール。この馬は昨年の札幌記念で勝ってるから、洋芝&小回りコースの相性はいいですね。3着のエテルナミノルはメンバー唯一の牝馬で、単勝オッズ13番人気でした。3連複で11万円台、3連単で57万円台の高配当がつき、今年も波乱の結果となりました。
2番人気のブレスジャーニーは直線での追い込むも届かず4着、3番人気のスズカデヴィアスも5着。1番人気だったトリコロールブルーは6着に終わり、このレースの1番人気は12連敗となりました。ルメール騎手でも止められなかったか…。
エアアンセムは7歳で悲願の重賞初制覇。鞍上の藤岡佑介騎手は、2008年のトーセンキャプテン以来、2度目の函館記念勝利となりました。
アンセムは2歳のときに新馬戦とホープフルステークスで連勝しましたが、2014年の京成杯と弥生賞で敗れてはクラシック戦線から離脱。今年3月のスピカステークスで約2年9カ月ぶりの勝利を挙げると、都大路ステークス2着、エプソムカップで5着。今回は向正面5番手追走から、直線で前を行くエテルナミノルと競り合い、ゴール前で抜け出して1着。最近は1800mを結構使っていましたが、距離延長が功を奏しましたね。重賞初勝利おめでとうございます。


来週は夏の福島・函館・中京開催がフィナーレを迎えます。函館競馬場では今年最初のJRA2歳重賞・函館2歳ステークス、中京ではサマーマイルシリーズ開幕戦・中京記念が行われます。
中京記念の方は、ウインガニオン、ガリバルディ、グレーターロンドン、アメリカズカップ、スマートオーディン、ジョーストリクトリ、タイセイサミットなどが登録。
函館2歳ステークスの方は、新種牡馬・ダノンバラード産駒のガイセン、新馬戦で3馬身差の圧勝を遂げたイチゴミルフィーユ、函館1200mの新馬戦を勝ったアスターペガサス、トーセンオパール、ナンヨーイザヨイなどが登録しています。2018年の2歳世代の最初の重賞ウィナーに輝くのは?










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ロシアW杯3位決定戦 ベルギーが史上最高成績となる3位入賞を果たす!

2018年07月15日 | soccer

6月14日に開幕したロシアW杯も残り2試合となりました。7月14日はサンクトペテルブルクスタジアムでベルギーVSイングランドの3位決定戦が行われました。ベルギーとイングランドは今大会1度対戦し、ベルギーが1-0で勝利しています。
この試合は大会得点王争いで最も重要な一戦であり、イングランドのハリー・ケイン選手は現在トップの6得点、ベルギーのルカク選手は4得点で2位タイ。この両者はグループリーグではゴールを量産していたけど、決勝トーナメントではノーゴール…。直接対決で両者にゴールは生まれるのか。



両チームのスタメン
[ベルギー]
GK 1 ティボー・クルトワ
DF 2 トビー・アルデルワイレルト
DF 4 ビンセント・コンパニ
DF 5 ヤン・フェルトンヘン
DF 15 トーマス・ムニエ
MF 6 アクセル・ビツェル
MF 7 ケビン・デブライネ
MF 17 ユーリ・ティーレマンス
MF 22 ナセル・シャドリ
FW 9 ロメル・ルカク
FW 10 エデン・アザール

[イングランド]
GK 1 ジョーダン・ピックフォード
DF 3 ダニー・ローズ
DF 5 ジョン・ストーンズ
DF 6 ハリー・マグワイア
DF 12 キーラン・トリッピアー
DF 16 フィル・ジョーンズ
DF 17 ファビアン・デルフ
MF 4 エリック・ダイアー
MF 21 ルベン・ロフタス・チーク
FW 9 ハリー・ケイン
FW 10 ラヒーム・スターリング



前半4分、ベルギーはルカクが左サイドにスルーパスを出すと、シャドリの低いクロス→ゴール前でムニエが飛び込み、スライディングシュートでゴールに押し込み、先制点をゲット!
ベルギーは前半9分にルカクのドリブル突破から、アザールがボールを収めたが、シュート打てず。イングランドは10分に左サイドのFKをトリッピアーが蹴ったが、相手にクリアされる。11分、ベルギーは右サイドでルカクのグラウンダークロス→ファーサイドでフリーになっていたデブライネがシュートを打ったが、ゴールを決められない。
前半15分、イングランドは左サイドのクロスからダイアーがヘディングシュートを放つが、GKにキャッチされた。
16分、ベルギーは敵陣でデブライネが縦パス→ルカクに通ったが、トラップが大きかった。
前半20分、イングランドは右CKからマグワイアが頭で合わせたが、ベルギーGKクルトワの正面。ゴールこそ奪えなかったが、イングランドのセットプレーは脅威だ。23分、スターリングがPA内で胸トラップ→走り込んで来たケインが右足でシュートを放ったが、わずかにゴール左。
前半30分、ベルギー左サイドでアザール→ルカク→アザールと繋いだ後、ティーレマンスがPA手前からシュートを打つもブロックされる。34分にはアザールが右足シュートを打つも、相手に当たりCK。続く右CKでデブライネが変化をつけると、ティーレマンスのラストパス→アンデルワイレルトのシュートはわずかにバーの上。
35分、ベルギーに緊急事態発生。左サイドのシャドリが太ももを痛めて負傷退場。代わってDFフェルメーレンが入る。38分に右サイドでカウンターを仕掛け、デブルイネのクロスはイングランドDFトリッピアーがクリア。前半44分過ぎには、ベルギーが相手陣内で波状攻撃を見せるが、決定的な場面は生まれず。前半アディショナルタイム、ルカクにボールが渡って得点のチャンス到来かと思われたが、イングランドDFに阻まれた…。前半はベルギー1点リードで終了。


後半に入り、イングランドはローズ→MFジェシー・リンガード、スターリング→FWマーカス・ラッシュフォードの2人を同時投入。
後半2分、ロスタフチークがドリブルでペナルティエリア内に進入するが、ベルギーDF陣がシュートを打たせない。ベルギーも後半4分、アザールがドリブルで仕掛ける。
後半6分、イングランドは右サイドでFKを獲得し、トリッピアーがセンタリングを入れたが、ゴール前で相手DFがクリア。続く左CKはGKにキャッチされた。後半9分、右サイドのスローインから、リンガードの折り返し→ファーサイドでケインが飛び込むが、ボールを合わせられない。
後半11分、ベルギーは相手陣内でデブライネが絶妙なスルーパスを送り、裏に抜けたルカクに渡ったがシュート打てない…。そのルカクは後半15分にピッチに下がり、FWメルテンスが入った。ルカクが無得点に終わったことにより、ケインの得点王はほぼ確定か。
ベルギーは後半17分、右サイドのロングパスを受けたアザールが、PA内でムニエにパスを送るが、相手DFがスライディングでクリア。セットプレーは2回あったが、ダメだった。
イングランドは後半25分、ダイアーが味方とのワンツーから抜け出すと、GKをかわしてループシュート。しかし、ゴール手前でDFアンデルワイレルトがボールを掻き出した!ファインプレーだ!
後半28分、PA右でリンガードがクロス→ダイアーのヘディングシュートはゴール右に外れる。後半29分にはトリッピアーのFK→マグワイアのヘッドは枠を捉えられない。イングランドは流れを掴んでも、ゴールが取れない。
後半31分、ベルギーが相手の攻撃を防いだ後にカウンター敢行。デブライネの中央突破から、左サイドでメルテンスがシュートを打つも、右に流れる。
後半33分、ベルギーはティーレマンスに代えて、MFムサ・デンベレを投入。後半35分、ベルギーは自陣からダイレクトパスでボールをつなぎ、逆サイドからのパス→右サイドのムニエがシュートを狙ったが、イングランドGKピックフォードがファインセーブ!
そして後半37分、デブライネの縦パス→アザールが抜け出して、最後は右足でゴールに流し込む!ベルギーに大きな2点目が入った!
2点を追うイングランドは、後半39分にロフタフチークに代わり、MFデレアリが入る。これでイングランドは3人の交代枠を使い切った。
後半40分、ベルギーがまたもカウンターからチャンス到来。アザールドリブル突破から、デブルイネがボールを受けるも、相手DFに倒される。
アディショナルタイムに入ってもベルギーは攻め続け、アザール→デブライネが左サイドでクロスを入れるが、味方に通らず。試合は2-0でベルギーが快勝しました。





サンクトペテルブルクで行われた3位決定戦は、ベルギーがイングランドを2-0で降しました。前半4分にカウンターからムニエ選手が先制ゴールを奪うと、後半37分にキャプテン・アザール選手が追加点を奪いました。W杯13回出場を誇るベルギーは、史上最高成績となる3位入賞で今大会を終えました。
準決勝ではフランスの手堅い守りの前に無得点に終わりましたが、この日は得意のカウンターが炸裂。アザール選手とデブライネ選手がドリブルでチャンスを演出し、その2人のホットラインで2点目が生まれました。エースのルカク選手は前半4分の先制点に絡みましたが、絶好の場面で2度もトラップミス。連戦の疲労の蓄積があっただろうけど、意地でも決めてほしかったです。
守備でもアンデルワイレルト選手が、後半25分に同点を防ぐ好プレーを見せました。イングランドのダイアー選手がGKとの1対1でループシュートを放ち、ゴールががら空きだったので同点だと思いましたが…。イングランドにとっては非常にもったいない場面でした。
今大会のベルギーは、グループリーグではパナマに3-0、チュニジアに5-2で圧勝、イングランド戦で1-0と無傷の3連勝で首位通過。決勝トーナメント1回戦では日本に2点も先行されながらも、3連続ゴールで逆転勝利。日本が後半に立て続けにゴールを決めた時は、もしかしたら勝っちゃうんじゃないかと思いました。準々決勝ではブラジルに2-0で完封。準決勝ではフランスに0-1で敗れ、初めての決勝進出とはなりませんでしたが、3位決定戦で勝利。7試合で6勝1敗の好成績を残しての3位フィニッシュ。最後の試合で強いベルギーが見られてよかったです。




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