日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

川崎フロンターレが第32節で敗れるも、J1リーグ2連覇決定!

2018年11月10日 | soccer

「2018明治安田生命J1リーグ」も終盤戦へ。10日は第32節の8試合が行われました。現在首位を行く川崎フロンターレは、勝てばリーグ2連覇が決定。もし敗れても、2位のサンフレッチェ広島が勝ち点を獲得できなければ、川崎の優勝が決まります。優勝争いも気になりますが、ACL出場権争い&残留争いの行方はどうなった?




セレッソ大阪(勝ち点47)2-1川崎フロンターレ(勝ち点63)@ヤンマースタジアム
優勝に王手を懸けている川崎は、序盤からセレッソゴールに襲い掛かり、前半5分にMF守田英正がシュート、前半11分にFKからDF奈良竜樹のヘディングシュートも決まらず。前半15分にはFW阿部浩之もシュートを狙ったが、得点を奪えず。セレッソは前半40分に右サイドのクロス→ゴール前でFW柿谷曜一朗が飛び込むも、ボールを合わせられず。前半44分にはCKからMFソウザのシュートはGKに防がれる。
両チーム無得点で迎えた後半10分、セレッソは左サイドで田中亜土夢がグラウンダーで折り返し、FW杉本健勇が右足でゴールに流し込み、セレッソが先制点を奪います。
追いかける展開となった川崎は、後半21分に右サイドのFKをMF中村憲剛がセンタリング→ファーサイドでDF谷口彰悟が相手と競り合いながらボールに合わせようとしたが、相手DFにクリアされる。後半31分にはMF斎藤学とMF鈴木雄斗を同時に投入。すると後半44分、FW知念慶がペナルティエリアに進入すると、セレッソGKキム・ジンヒョンに倒されてPKを獲得。決まれば同点のPKを、MF家長昭博がゴール右隅に決め、1-1の同点に追いつきます。
しかし後半アディショナルタイム、セレッソがカウンターを仕掛け、左サイドのMF福満隆貴のクロス→MF山村和也の右足シュートが決まる。この1点が決勝点となり、セレッソが首位・川崎を破りました。


サンフレッチェ広島(勝ち点56)0-1ベガルタ仙台(勝ち点45)@エディオンスタジアム
勝って優勝争いに望みを繋ぎたい広島は、ホームで仙台と対戦。
前半7分、仙台は右サイドのクロスにDF大岩一貴がヘディングシュートを放つも枠外。広島は前半26分にCKからFWパトリックが頭で合わせるも、GKの正面を突いた。仙台は40分、DF蜂須賀孝治のボールキープ→MF永戸勝也がPA左からシュートを打ったが、ゴールポストを叩いて得点できず。
後半7分、広島はスルーパスからパトリックが抜け出したが、GKとの1対1の場面でシュートを打ちきれず。後半22分、仙台は左サイドのクロスから、FWハモンロペスが胸で落とし、最後はFW石原直樹が右足ボレーシュートをゴールに突き刺し、仙台先制。広島にとっては痛恨の失点。
広島は後半38分、左CKからDF佐々木翔が飛び込んだが、シュートは仙台GKの好守に阻まれて同点ならず。後半46分には馬渡和彰が強烈な右足シュートを放つも、またもGKの好セーブに阻まれてしまう。試合はこのまま仙台が1点を守り切って終了。広島は勝ち点を挙げられることができませんでした。



というわけで、首位の川崎フロンターレがセレッソに競り負けましたが、2位のサンフレッチェ広島も仙台に敗れたため、川崎フロンターレの2年連続2度目のJ1リーグ優勝が決定しました。Jリーグの優勝争いって白熱するイメージがあるけど、負け試合で優勝決定の形は拍子抜けしますなぁ。なんだかなぁー。
今季のJ1は広島が開幕から好調をキープし、第5節から首位の座を守り続け、第14節では2位に勝ち点10の大差をつけて独走状態。一方の川崎は広島とは勝ち点13差も離されました。しかし、9月になってから状況が一変し、広島に勢いが止まると同時に、川崎が白星と勝ち点を積み重ね、第28節で両チームが勝ち点で並びましたが、得失点差で川崎が首位に立ちました。川崎はその後も勝ち点を伸ばし続け、残り2節で優勝を決めたのでした。
首位から陥落した広島は、9月1日の鹿島戦で勝ったのを最後に7戦未勝利。この日の仙台戦で泥沼の5連敗となりました。セリーグで3連覇を達成した広島東洋カープとの「ダブル優勝」もあるんじゃないかと思われましたが…。歴史的な大失速といえるでしょう。



その他の試合
北海道コンサドーレ札幌1-2浦和レッズ@札幌厚別公園競技場
勝った方がACL出場権に近づく一戦は、前半7分に浦和がFW武藤雄樹の右足弾でゴールで先制。札幌も25分にDF進藤亮佑のヘディングシュートで同点に。その10分後の35分、浦和は左サイドDF宇賀神友弥のグラウンダークロス→武藤が左足でゴールに押し込んで、2-1と勝ち越し。
札幌は後半9分、前線でボールを繋いで、最後はMF荒野拓馬にボールが渡ったが、シュートは大きく外してしまう。後半43分にも大きなチャンスを迎えながらも、同点ゴールを奪えず。勝った浦和はACL出場権に望みを繋ぎ、札幌は一歩後退です。


ヴィッセル神戸0-0サガン鳥栖@ノエビアスタジアム神戸
この夏に元スペイン代表の司令塔・イニエスタが神戸に入団すると、フェルナンド・トーレスも鳥栖に加入。スペインからの超大物プレーヤーが、神戸で競演しました。
前半30分、神戸はイニエスタが元ドイツ代表・ポドルスキとのワンツーからミドルシュートを放ちますが、枠を捉えることができず。神戸は37分に左サイドのFKから、ポドルスキがボレーを放ったが、相手に当たってしまった。後半18分には左サイドでイニエスタが浮き球のパス→味方が落としてから、ポドルスキがシュート。しかし、ポストに嫌われてしまった。
鳥栖の方も後半20分にFW金崎夢生がシュートを打つも決められず。結局両チームとも決め手を欠き、0-0の引き分けに終わりました。


V・ファーレン長崎0-1横浜Fマリノス@トランスコスモススタジアム長崎
今季初めてJ1に昇格した長崎だが、ここまで最下位。マリノスは勝って残留を確実なものにしたいところ。
前半12分、マリノスはFW遠藤渓太がペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。このPKをFW伊藤翔が蹴ったが、長崎GK徳重健太に止められて先制ならず。長崎は16分に左サイドのスルーパス→逆サイドを走り込んだMF飯尾竜太朗がシュートを打ったが、GKに止められた。
後半20分、マリノスは投入されたばかりのイッペイシノヅカの折り返し→ゴール前でフリーの伊藤がスライディングシュートを見せるも、クロスバーに当たった。長崎も後半26分、PA右からFW中村慶太が頭で折り返し→鈴木武蔵のヒール→MF島田譲の右足シュートはわずかにゴール右。そして後半29分、マリノスは左サイドでシノヅカが低めのクロスを上げ、伊藤がボールを合わせてゴール。ちょっとラッキーな形で1点をもぎ取ったマリノスが勝ち点3を獲得。長崎は17位以下が確定しました。



ガンバ大阪1-0湘南ベルマーレ@パナソニックスタジアム吹田
宮本恒靖監督が就任してからは7連勝と勢いに乗るガンバは、後半15分にファン・ウィジョがダイビングヘッドを決めて先制。この1点を守り切って8連勝を達成し、J1残留を決めました。

清水エスパルス2-0名古屋グランパス@IAIスタジアム日本平
清水は後半14分にFW北川航也が頭で叩きつけて先制点を奪うと、後半20分には右サイドのクロス→FWドウグラスのヘディング弾で追加点を挙げ、名古屋に2-0と快勝しました。

FC東京0-0ジュビロ磐田@味の素スタジアム



第32節を終え、鹿島が勝ち点52で3位ですが、勝ち点56で2位の広島とは「4差」に接近。残り2試合で鹿島と広島の順位が入れ替わる可能性もあります。札幌が勝ち点51で4位、FC東京が勝ち点50で5位につけています。FC東京と鹿島は現時点で「2差」あります。
残留争いの方は、勝ち点29で最下位の長崎がマリノスに敗れたため、J1残留はほぼ絶望的となりました。勝ち点33で17位の柏レイソルは、加藤望監督の解任を発表。湘南・鳥栖・名古屋の3チームが勝ち点37で並んでおります。勝ち点41のマリノス・ジュビロ・神戸も入れ替え戦に回る可能性だってあります。ACL&残留争いは最後までわからないでしょう。


















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日米野球2018 稲葉JAPANがMLB選抜に大逆転勝利!最後は柳田がサヨナラ2ラン本塁打!

2018年11月10日 | Sports


野球日本代表とメジャーリーグのオールスターチームが激突する「2018年日米野球」が、9日に開幕しました。4年前の日米野球では、侍ジャパンがメジャーに勝ち越しました。2020年の東京五輪のメダル獲得へ、メジャーを相手に意地を見せたいところです。9日は東京ドームで第1戦が行われ、最後に劇的な結末を迎えました!


両チームのスタメン
  <侍ジャパン>
1番(指)山田哲人
2番(二)菊池涼介
3番(右)秋山翔吾
4番(一)山川穂高
5番(中)柳田悠岐
6番(三)岡本和真
7番(左)田中和基
8番(捕)甲斐拓也
9番(遊)田中広輔
  (投)岸孝之

  <MLBオールスター>
1番(一)サンタナ
3番(捕)モリーナ
3番(中)アクーニャJr.
4番(右)ハニガー
5番(左)ソト
6番(三)スアレス
7番(指)ホスキンス
8番(遊)ロサリオ
9番(二)メリーフィールド
  (投)ゲラ

第1戦の先発投手は、日本はパリーグ最優秀防御率を獲得した岸孝之、MLBはブルワーズで今季6勝のゲラ。日本は秋山と山川の西武コンビが3,4番を務め、捕手には日本シリーズMVPの甲斐を起用。「世界ナンバー1キャッチャー」モリーナとの強肩対決にも注目が集まりました。


日本の先発・岸は、1回に上位打線を3者凡退に抑えると、2回はMLB4番・ハニガーに四球を与えるも、後続を退けて得点を与えません。
一方、日本代表は初回に2死から秋山が四球で出塁するも、4番・山川が空振り三振。2回は3者凡退に終わりました。
3回、MLB選抜は先頭のロサリオが岸の3球目のチェンジアップを捉え、レフトスタンドへのソロ本塁打を放って1点を先制。しかしその裏、日本は先頭の甲斐がゲラの3球目を捉えてレフト前ヒット。続く田中広が詰まりながらもレフト前に運ぶ2塁打で無死2,3塁のチャンスを作る。山田が倒れて1死の後、菊池が遊撃ゴロ→3塁走者が生還し、1-1の同点に追いつきます。
5回、岸がホスキンスとロサリオに連打を浴びて無死1,2塁のピンチを背負う。メリーフィールドに対してはファウルで粘られながらも、最後は空振り三振に退けて1アウト。岸は80球の規定制限により交代、2番手に成田翔が登板しますが、サンタナに2球目を痛打され、レフトへの3ラン本塁打を被弾。1-4と勝ち越されます。
3点を追う日本は5回裏、甲斐と山田がヒットでつなぐと、菊池が四球を選んで1死満塁のチャンスを作る。長打が出れば同点、ホームランで逆転の場面で、秋山がMLB2番手・アンドリースの3球目の直球を逆方向に弾き返し、レフト線を破るタイムリー2塁打!3塁走者、2塁走者に続き、1塁走者の菊池がヘッドスライディングで生還。走者一掃で4-4の同点とします。
6回、MLB選抜は先頭打者が内野安打で出塁すると、ソトが日本3番手・岡田明丈の5球目をレフトへ打ち上げると、高く上がった打球はスタンドに到達。ソトの2ラン本塁打で、6-4とMLB選抜が3たびリードを奪います。
日本もその裏、田中和がセンターへヒットを打ち、相手の後逸の間に3塁まで進塁。さらに2死後、山田のヒット&盗塁で2,3塁と一打同点の場面を迎えたが、菊池が三振に倒れて2者残塁。
7回、日本はアンダースローの高橋礼が4番手で登板。ヒットと死球の走者を出したものの、ソトを空振り三振に切って取り0点で切り抜ける。8回も続投し、無失点の好投を披露した。
MLB選抜が2点リードのまま迎えた9回裏、日本は1死から菊池の代打・上林誠知がセンター前にヒットを放つと、2塁への盗塁を決める。あと1人でMLB選抜の勝利だが、2死2塁から代打・會澤翼がMLB4番手・イエーツからセンター前へのタイムリーヒット。2塁走者が還って5-6と日本が1点差に迫る。なおも2死1塁で、柳田がイエーツの2球目をフルスイング!センターへ大きな当たりを放つと、打球はバックスクリーンに直撃!柳田が土壇場でサヨナラ2ラン本塁打!日本代表が9回に3点を奪い、7-6の逆転サヨナラ勝ちを飾りました!



日米野球 第1戦 2018年11月9日(金)
日本-MLB選抜
(日本1勝、東京ドーム、44,934人)
MLB|001 032 000 |6
JPN|001 030 003x|7
【責任投手】
(勝)山崎 1試合1勝
(敗)イェーツ 1試合1敗
【本塁打】
(M)ロサリオ1号ソロ、サンタナ1号3ラン、ソト1号2ラン
(日)柳田1号2ラン



日米野球の第1戦は、MLB選抜が日本のファンの前で3本のホームランを放ち、メジャーリーガーの実力を見せつけました。しかし、9回裏に日本代表が猛反撃を見せ、9回2アウトから會澤選手のタイムリー、さらに柳田選手の2ラン本塁打で3点を挙げ、MLB選抜にサヨナラ勝利!90%以上敗色濃厚から、奇跡の大逆転です。メジャー相手にサヨナラホームランで勝つなんて信じられない。
逆転2ランを打った柳田選手、イエーツ投手のストレートを豪快に叩き、打った瞬間にホームランと確信してましたね~。滞空時間もメジャーの選手より長かったと思います。バックスクリーンへの逆転サヨナラ2ランといったら、4月の鹿児島でのロッテ戦の再来ですね。先週の日本シリーズ第5戦ではバットを折りながらもサヨナラ本塁打。2週連続のサヨナラ弾であります。ホームランの他にも、4回に四球で出塁した後、2塁への盗塁を成功。メジャー№1捕手のモリーナから盗塁を決めたのも素晴らしい。
日本シリーズMVPの甲斐選手は、日本中を震撼させた「甲斐キャノン」は不発に終わりましたが、MLB先発のゲラ投手から2打席連続ヒットを放ち、2度も生還しました。甲斐選手が塁に出ると、なぜか得点に繋がるよなぁ。3番に入った秋山選手は、4回に走者一掃のタイムリー2塁打。直球をレフト方向に打ち返したのも上手かったし、菊池選手も好走塁でしたね~。
投手陣では、先発の岸投手が5回途中まで81級を投げて3失点。指から出血しながらも、メジャー相手に5つの三振を奪いました。成田投手は3ラン本塁打、岡田投手は2ラン本塁打を浴びてメジャーの洗礼を受けましたが、4番手の高橋投手は粘りの投球で2イニング無失点。公式戦未勝利ながらもサプライズで選出され、代表デビュー戦で堂々のピッチング。稲葉監督の期待に応えました。

MLBオールスターは、先制ソロ本塁打を放ったロサリオ選手が4打数3安打の猛打賞。3塁打が出ればサイクル安打でした。2番に入ったモリーナ選手も3安打をマーク。ただ、守備では盗塁を3度も許しました。投手陣では先発のゲラ投手が3失点、2番手のアンドリース投手が秋山選手にタイムリーを浴びました。9回に抑えで登板したイエーツ投手は、2アウトから連打を浴びて3失点を喫し、負け投手となりました。あと1人からの逆転負けなので、ショックはでかいぞ。


日米野球は10日も東京ドームで第2戦が行われ、連勝を狙う日本は上沢直之投手が先発登板。MLB選抜はエラスモ・ラミレス投手の先発で雪辱を狙います。第2戦以降も好ゲームに期待したいと思います。












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