日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

リスグラシュー無冠返上!モレイラも国内GⅠ初勝利!

2018年11月11日 | 競馬

秋の最強牝馬決定戦・第43回エリザベス女王杯(GⅠ・芝2200m 17頭立て)が11日、京都競馬場で行われました。昨年の優勝馬⑦モズカッチャン、昨年2着⑨クロコスミア、悲願のGⅠ初制覇へ⑫リスグラシュー、重賞では2着と3着が多い②フロンテアクイーン、京都大賞典2着⑤レッドジェノヴァ、秋華賞3着⑧カンタービレ、昨年のヴィクトリアマイル覇者⑥アドマイヤリード、4年連続出走の⑪スマートレイアーなどが参戦。4週連続GⅠ勝ちのクリストフ・ルメール騎手は、紫苑ステークスを勝った⑬ノームコアに騎乗しました。


単勝のオッズは、1番人気がモズカッチャン(3.6倍)、ノームコアが僅差で2番人気(3.8倍)、3番人気リスグラシュー(4.7倍)、4番人気レッドジェノヴァ(5.7倍)、5番人気のカンタービレ(7.7倍)まで10倍以下。その後は⑯コルコバード、フロンテアクイーン、スマートレイアー、クロコスミア、⑰ミスパンテールと続きました。

スタートは17頭揃って飛び出し、最初の先行争いで④プリメラアスールとクロコスミア、ミスパンテールの3頭が行ったが、クロコスミアが先手を奪う。カンタービレ、モズカッチャン、ノームコア、レッドジェノヴァの4頭が4番手集団を形成。その後ろではリスグラシューとコルコバード、フロンテアクイーンが固まっている。アドマイヤリードとスマートレイアーは後方でスタンド前を通過した。
2コーナーから向正面に入り、クロコスミアが先頭、2番手にミスパンテール、3番手プリメラアスール、その後ろの4番手にカンタービレだが、ノームコアがカンタービレとプリメラをかわして3番手浮上。ちょっと掛かってるのか?モズカッチャンが5番手で、カンタービレは6番手に下げる。中団勢はフロンテアクイーンとレッドジェノヴァが並走し、9番手コルコバード、リスグラシューは10番手。11番手③レイホーロマンス、12番手に⑮エテルナミノル、13番手⑩ヴァフラーム、14番手アドマイヤリード、15番手に⑭ワンブレスアウェイ、スマートレイアー16番手、最後方に①ハッピーユニバンス。
外回り3コーナーに差し掛かり、先頭のクロコが少し引き離し、ミスパン2番手、プリメラ3番手、ノームは4番手。カッチャンはノームをマークする形で5番手、さらにカンタービレ6番手。フロンテアとジェノヴァが7,8番手で並び、コルコ9番手、リスグラはまだ中団の10番手。
4コーナーから最後の直線コースに入っても、クロコスミアがまだ先頭をキープ。2番手争いでは内からモズカッチャン、ミスパンテール、真ん中ノームコア、外側にカンタービレと激戦だ。大外からリスグラシューが末脚を伸ばしてやってきた。残り200mを切り、クロコが逃げ粘るが、2番手に躍り出たリスグラが徐々に接近。カッチャンは3番手。ラスト100m~ゴール前でリスグラがクロコを捕らえ、先頭でフィニッシュ!ついにやったリスグラシュー!平成最後のエリザベス女王杯で初めてのGⅠタイトル獲得です!



エリザベス女王杯 全着順&払戻金
1着⑫リスグラシュー   2分13秒1
2着⑨クロコスミア     クビ差
3着⑦モズカッチャン    3馬身
4着⑤レッドジェノヴァ   クビ差
5着⑬ノームコア      クビ差
6着⑧カンタービレ
7着②フロンテアクイーン
8着⑯コルコバード
9着⑪スマートレイアー
10着⑩ヴァフラーム
11着⑭ワンブレスアウェイ
12着⑰ミスパンテール
13着③レイホーロマンス
14着⑥アドマイヤリード
15着⑮エテルナミノル
16着①ハッピーユニバンス
17着④プリメラアスール

単勝 ⑫ 470円
複勝 ⑫ 170円 ⑨ 570円 ⑦ 150円
枠連 5⃣-6⃣ 7,480円
馬連 ⑨-⑫ 9,800円
馬単 ⑫-⑨ 12,450円
ワイド ⑨-⑫ 2,630円
    ⑦-⑫  360円
    ⑦-⑨ 1,590円
3連複 ⑦-⑨-⑫ 8,660円
3連単 ⑫-⑨-⑦ 56,370円



「牝馬日本一」の座をかけた一戦は、単勝3番人気のリスグラシューがゴール前で差し切って優勝を果たしました。2着には9番人気の伏兵・クロコスミア。スタートから先頭をひた走り、ラストの直線でも粘っていたので、逃げ切っちゃうのかなと思いました。そんなクロコスミアは昨年と同じくクビ差の2着でした。連覇を目指したモズカッチャンは3着、2番人気のノームコアは5着に終わり、ルメール騎手の5週連続GⅠ勝利はなりませんでした。
勝ったリスグラシューは、8度目のGⅠ挑戦で悲願の初制覇。重賞勝ちも今年2月の東京新聞杯以来通算3勝目となりました。リスグラを管理する矢作芳人調教師は、エリザベス女王杯初勝利です。
鞍上のジョアン・モレイラ騎手は、待望の国内GⅠ初勝利。この日は第8レースで落馬するアクシデントに見舞われましたが、その次の第9レース・黄菊賞で1着になり、JRA通算100勝を達成しています。本当にいろいろあった1日でした。JRA騎手免許試験で不合格になった時は悲しい表情を見せていましたが、その無念を晴らせたと思います。モレイラ騎手にはもう一度JRAの試験に挑戦してほしいです。
リスグラシューといえば、「無冠の女王」または「シルバーコレクター」のイメージが強かったです。GⅠ初挑戦の阪神ジュベナイルフィリーズで2着、それからは桜花賞と秋華賞でも2着。ヴィクトリアマイルでは1番人気になりながらも、ハナ差の2着。GⅠでは2着が4回も経験。このまま無冠のまま引退してしまうのではないかと思われましたが、今回のエリ女で「無冠」に別れを告げました。本当に勝ててよかったなぁ。
今回は同世代のライバルであるディアドラと、3冠牝馬のアーモンドアイが不在でしたが、年末か来年あたりに牝馬界の2強と対戦する機会がやってきます。次からはGⅠ馬・リスグラシューの真価が問われますね。







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2018日米野球第2戦 稲葉JAPANが2ケタ得点の猛攻で2連勝!柳田が4打数4安打の固め打ち!

2018年11月11日 | Sports

「2018日米野球」は10日、東京ドームで第2戦が行われました。第1戦は9回裏に柳田悠岐選手がセンターバックスクリーンへのサヨナラ2ラン本塁打を放ち、野球日本代表(侍ジャパン)がMLBオールスターに逆転勝利を飾りました。この日の第2戦は、侍ジャパンの打線が爆発しました。



両チームのスタメン
  【侍ジャパン】
1(中)秋山翔吾(西武)
2(遊)源田壮亮(西武)
3(二)山田哲人(ヤクルト)
4(指)柳田悠岐(ソフトバンク)
5(一)山川穂高(西武)
6(右)上林誠知(ソフトバンク)
7(三)岡本和真(巨人)
8(捕)會澤翼(広島)
9(左)田中和基(楽天)
 (投)上沢直之(日本ハム)

 【MLBオールスターチーム】
1(遊)ロサリオ(メッツ)
2(指)モリーナ(カージナルス)
3(一)サンタナ(フィリーズ)
4(右)ハニガー(マリナーズ)
5(左)ソト(ナショナルズ)
6(捕)リアルミュート(マーリンズ)
7(三)ヘルナンデス(ドジャース)
8(中)ピラー(ブルージェイズ)
9(二)テーラー(ドジャース)
 (投)ラミレス(マリナーズ)



1回、日本は1死から源田が2塁打を打つと、2死2塁で4番・柳田がMLB先発・ラミレスの初球を振り抜き、レフト線への鋭いタイムリーヒット。2塁から源田がホームインし、日本が先制します。
1点の援護を貰った日本の先発・上沢は、MLB先頭のロサリオにセンター前ヒット、続くモリーナにライト前ヒットを打たれ、無死1,3塁のピンチを招きます。しかし、サンタナから空振り三振を奪うと、4番・ハニガーを3塁ゴロ併殺打に仕留め、いきなりのピンチを脱しました。
2回裏に上沢が3者連続三振を奪った直後の3回、日本は田中和が四球を選んだあと、盗塁で2塁進塁。無死2塁で秋山が右中間へのタイムリー3塁打を放って1点を追加。続くバッター・源田が1塁へのタイムリー内野安打で3点目を奪い、1死1塁で柳田が初球の変化球を豪快にフルスイング。左中間に大きく打球を飛ばし、スタンドに飛び込んだ!柳田の2試合連続ホームランでさらに2点追加。この回4点を挙げ、5-0とリードを拡げます。
5回、日本の先頭の山田が相手のエラーで2塁に進むと、柳田がMLB2番手・ジョンソンからレフト前へのタイムリーヒットを打って6点目。柳田はこの試合4打点目。続く山川がセンター前へのポテンヒット→柳田3塁、山川は2塁進塁。1死後に岡本の申告敬遠で満塁とし、會澤のレフト前タイムリーヒットで7点目。さらに2死満塁で秋山の2点タイムリーヒットで、9-0と大量リード。
上沢は4回までMLB選抜を相手に無失点に抑え続けていましたが、5回に先頭打者のソトにストレートをレフトに打ち返され、ソロ本塁打を浴びて1点を失う。それでも後続のバッターを抑え、5回を投げ切ったところでマウンドを降りました。
日本は7回、3つの四球で2死満塁と攻め立て、ここまで無安打だった山田がライト前に2点タイムリーヒットを放つと、柳田の代打・森友哉もレフト前タイムリー。3点を追加し、12-1とします。
このままでは終われないMLB選抜は、終盤に反撃。7回に1死2,3塁からヘルナンデスの内野ゴロ、ピラーのセンター前タイムリーで2点を返す。8回には2死1,3塁からリアルミュートがライトへの3ラン本塁打を放って3点を返し、メジャーの意地を見せました。試合は日本代表が12-6でMLB選抜を降しました。



日米野球 第2戦 2018/11/10(土)
MLB選抜-日本代表
(日本2勝、東京ドーム、45,450人)
JPN|104 040 300|12
MLB|000 010 230|6
【責任投手】
(勝)上沢1試合1勝
(敗)ラミレス1試合1敗
【本塁打】
(日)柳田2号2ラン
(M)ソト2号ソロ、リアルミュート1号3ラン




この日の第2戦は侍ジャパン打線が17安打で12得点の猛攻を見せ、MLB選抜を圧倒しました。1,3,5,7回の奇数イニングに得点が生まれましたね~。投げては上沢投手が5回まで1失点の好投を見せました。MLB選抜は先発のラミレス投手が5失点、2番手のジョンソン投手が7失点と炎上しましたが、ソト選手が2試合連発、終盤には5点を返しました。一時は11点も差もつけられたけど、最後は6点差まで詰めてきましたね。
第1戦でヒーローに選ばれた柳田選手ですが、この試合でも大活躍。第1打席に先制のタイムリーヒット、第2打席では高めに浮いたカーブをしっかり捉え、左中間スタンドへの大きな2ラン本塁打。打ちあがった瞬間に大歓声が沸き上がってましたなぁ。第3打席もレフトへタイムリーを打って4打点目。第4打席でもセンター前にヒットを打ち、4打数4安打4打点の固め打ち。日本の4番として文句なしの結果を残しました。連夜の活躍にMLB選抜の監督が「柳田は素晴らしい選手で、危険な打者だ」と絶賛。柳田選手はスイングもパワーも規格外です。
あと、西武勢の活躍も目立ちました。1番に座った秋山選手は、タイムリーヒットを2本放ち、3安打3打点。前日は満塁のチャンスで走者一掃の一打を打ったけど、2戦目も満塁の場面で2点タイムリーヒットを打っております。勝負強いですね。2番に入った源田選手も3安打1打点、途中出場の森友哉選手も2打席連続ヒットを記録しています。山川選手もヒット1本出たけど、まだパリーグ本塁打王の本領を発揮できてませんねえ。
先発投手の上沢投手は、5回まで79球を投げ、被安打4・7奪三振・1四死球・1失点。立ち上がりに連打を浴びながらもピンチを凌ぎ、2回は3者連続三振の快投。その後も落差のあるフォークボールで相手打線を翻弄し、毎回の7奪三振を記録しました。代表戦初登板初先発で勝ち投手になり、東京五輪のメンバー入りに一歩近づいたんじゃないでしょうか。

11日も東京ドームで第3戦が行われます。メジャー軍団を相手に2連勝中の侍ジャパンですが、連勝を伸ばせるのか?ってか、3戦目あたりからMLBオールスターの逆襲もあるかもしれないなぁ。














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