4年に一度のアジア王者決定戦「2019 AFCアジアカップ」が、今月5日からUAE(アラブ首長国連邦)で開幕。日本時間9日は、グループFの初戦・日本代表VSトルクメニスタン代表の試合が行われました。2大会ぶりのアジア制覇を目指す日本代表ですが、中島翔哉選手と浅野拓磨選手がケガで離脱、体調不良を訴える選手もいました。まずは初戦で白星発進と行きたいところでしたが、意外と厳しい戦いを強いられました。
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[日本]
GK 12 権田修一
DF 5 長友佑都
DF 16 冨安健洋
DF 19 酒井宏樹
DF 20 槙野智章
DF 22 吉田麻也(Cap)
MF 7 柴崎岳
MF 8 原口元気
MF 9 南野拓実
MF 21 堂安律
FW 15 大迫勇也
[トルクメニスタン]
GK 1 オラズムハメドフ
DF 2 ババジャノフ
DF 4 サパロフ
DF 5 イリヤソフ
DF 6 バティロフ
DF 12 アンナオラゾフ
MF 7 アマノフ(Cap)
MF 8 ミンガゾフ
MF 19 アタエフ
MF 21 ホジャエフ
FW 9 オラズサヘドフ
日本はGKに権田が入り、ボランチにはDF冨安を起用。中島不在の左サイドには原口が入りました。
前半10分、日本は左サイドでのFKを柴崎が蹴ると、こぼれ球を拾った冨安が左足でシュートを放つが、相手に当たってゴールならず。前半12分、柴崎の浮き球パス→ゴール前で堂安が飛び込んだが、ヘディングシュートはGKの正面。
トルクメニスタンは17分、中盤でのロングボールからミンガゾフがDFラインの裏を抜け出し、オラズサヘドフがペナルティエリア左の位置からシュート。しかし、GK権田が間一髪で防ぐ。続く左サイドのCKをDFサパロフが頭で合わせたが、わずかにクロスバーを越える。
0-0で迎えた前半26分、トルクメニスタンはアマノフが左サイドから強烈な右足ミドルシュート。GK権田が反応するも、ゴールネットに突き刺さり、トルクメニスタンが1点を先制!
追いかける立場となった日本は、前半30分に大迫が反転してからシュートを放つも僅かにゴール右に逸れる。32分には冨安が右足ミドルを放つも、GKの好セーブに阻まれる。33分には左CKから大迫が合わせるも枠を捉えることができない。
前半36分、トルクメニスタンはアタエフがワントラップから左足シュート。これをGK権田がファインセーブ。あわや追加点を奪われるところだった。前半はトルクメニスタンの1点リードで折り返し。
後半、日本は立ち上がりから相手陣内を攻め続けます。後半6分に右サイドの堂安の左足クロス→ゴール前で原口がヘディングシュートを放つが、ゴール左に外れて同点ならず。
迎えた後半11分、左サイドで原口がグラウンダーのクロスを入れると、大迫が相手DFをかわして、右足シュートを決めて1-1の同点に追いつきます!さらに後半15分、日本はDF吉田のロングパス→左サイドで原口が頭で落とし、長友がGKと1VS1の場面で右足クロス→大迫が無人のゴールに押し込み、日本が2-1と勝ち越します。
リードを奪った日本は後半26分、大迫→南野と繋ぎ、南野からのパスを受けた堂安が反転してから左足シュート。ボールは相手DFに当たった後、ゴール右隅に吸い込まれる。堂安の大会初得点で日本に3点目が入ります。
しかし後半34分、トルクメニスタンはアタエフのスルーパス→アンナドゥルディエフがPA内でGK権田に倒されてPKを獲得。このPKをアタエフが決めて、3-2と1点差に詰め寄る。終盤にはトルクメニスタンが猛反撃を仕掛けるも、日本DF陣が凌ぎ切って試合終了。日本がトルクメニスタンに競り勝ちました。
森保ジャパンのアジアカップ初戦は、未知の相手・トルクメニスタンに楽勝かと思いましたが、厳しい戦いとなりました。前半に相手のミドルシュートで先制点を取られ、後半に大迫選手の連続ゴール、堂安選手ゴールで3点を奪ったものの、終盤にPKで1点差に迫られました。辛くも勝ち点3を獲得したけど、今後に不安を感じる内容でした。アジアカップは何が起きるので本当に怖い。日本代表がアジア王座を取り戻せるか心配だ。
日本の危機を救った大迫選手は、後半11分に切り返しから右足で同点ゴールを決めると、その4分後には無人のゴールに押し込んで勝ち越し点を挙げました。アシスト役の長友選手の右足クロスも「技あり」といった感じがあり、アウトサイドで蹴り上げました。大迫、今年も半端ないです!
日本の3点目のシーンは、大迫選手と南野選手のダイレクトパスから、堂安選手のおしゃれターンからの左足シュート。アジア杯初出場でしっかりとゴールを決めた堂安選手、日本代表のアジア杯最年少得点という記録を作りました。
トルクメニスタンはどんなチームなのか全くわからなかったけど、意外といいチームでした。アマノフ選手のミドルシュートは無回転だったし、DFサパロフ選手のヘディングシュート、アタエフ選手のシュートもインパクトがありました。FIFAランクは127位だけど、それ以上の力はあると思います。
初戦を白星で飾った日本代表は、13日にオマーン戦、17日にウズベキスタン戦が控えています。この後も難敵が揃っていますが、無敗でのグループステージ突破(できれば首位通過)を決めてほしいものだが…。あー、この先どうなるんだろう?