日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

弥生賞は伏兵勢が上位独占!WIN5も波乱続出でキャリーオーバーに。

2019年03月03日 | 競馬

3月3日の「ひなまつり」は、中山競馬場で皐月賞トライアルの第56回報知杯弥生賞(GⅡ・芝2000m 10頭立て)が行われました。重賞2勝の実績を持つ②ニシノデイジー、京成杯を勝っている①ラストドラフト(お母さんは桜花賞馬・マルセリーナ)、昨年のダービー馬・ワグネリアンの弟③カントル、さらには④サトノラディウス、⑧ブレイキングドーン、川崎所属⑨ナイママなどが参戦しました。



スタンド前のスタートで、⑤シュヴァルツリーゼがサトノラディウスにぶつけられる。ラストドラフト、ニシノデイジー、カントルの3頭は好スタートを決め、ラストドラフトがスッとハナを奪う。外からヴァンケドミンゴが2番手に上がり、カントル3番手、ニシノデイジーはその後ろの4番手につけ、サトノラディウス6番手、ブレイキングドーンは8番手でスタンド前を通過した。
1,2コーナーを過ぎて向正面に入って、ラストドラフトが先頭でレースを引っ張り、2番手にヴァンケドミンゴ。内側3番手にカントル、その外側にナイママが並んでいる。ニシノデイジーは5番手を追走し、サトノラディウスが6番手、7番手に⑩メイショウテンゲン。集団から離れた8番手にブレイキングドーン、9番手にシュヴァルツリーゼ、⑦ラバストーンがポツンと最後方。
3コーナーを回り、先頭のラスドラがスローペースで逃げるが、ヴァンケとナイママがラスドラに接近。さらにその後ろの4番手争いでは、デイジー・カントル・テンゲンの3頭が並ぶ。さらにドーンとツリーゼも集団に追いつき、ラディウスは8番手に交代。4コーナーのところで、内からカントル、デイジー、ラスドラ、ナイママ、テンゲン、ドーン、ツリーゼとほとんど横一列だ。
直線に入り、最内からカントルが抜け出しを図り、ニシノデイジー、ラストドラフトも食らいつく。しかし、残り200mでメイショウテンゲンが先頭に躍り出る。外からはブレイキングドーン、一番外からシュヴァルツリーゼが猛追するが、テンゲンがゴール前で抜け出して1着FINISH。シュヴァルツリーゼが2番手に上がり、3着争いはブレイキングドーンが有利か。




【全着順】
1着⑩メイショウテンゲン  2分03秒3
2着⑤シュヴァルツリーゼ  1馬身1/2
3着⑧ブレイキングドーン   3/4馬身
4着②ニシノデイジー     アタマ差
5着③カントル        ハナ差
6着④サトノラディウス
7着①ラストドラフト
8着⑨ナイママ
9着⑥ヴァンケドミンゴ
10着⑦ラバストーン 

単勝 ⑩ 3,910円
複勝 ⑩ 780円  ⑤ 600円  ⑧ 250円
枠連 5⃣-8⃣ 14,470円
馬連 ⑤-⑩ 32,600円
馬単 ⑩-⑤ 69,140円
3連複 ⑤-⑧-⑩ 38,960円
3連単 ⑩-⑤-⑧ 457,370円
ワイド ⑤-⑩ 6,170円
    ⑧-⑩ 2,250円
    ⑤-⑧ 1,890円


重馬場の中で行われた弥生賞は、単勝8番人気の伏兵・メイショウテンゲンが勝利。2着には6番人気のシュヴァルツリーゼ、3着に4番人気のブレイキングドーンが入り、この上位3頭が皐月賞への優先出走権を手にしました。枠連、馬連、馬単は万馬券、3連単は45万円超の波乱決着となりました。
1番人気だったニシノデイジーは4着に敗れ、3番人気のカントルは5着。2番人気だったラストドラフトは、直線で失速して7着に沈みました。前日に落馬負傷のクリストフ・ルメール騎手から、田辺裕信騎手への乗り変わりの影響もあったのかな。内枠に入った人気勢は、みんなダメでした。
重賞初勝利のメイショウテンゲンは、昨年12月28日の未勝利戦以来となる通算2勝目。栗東・池添兼雄厩舎に所属し、父・ディープインパクト、母・メイショウベルーガ。お母さんは現役時代、日経新春杯と京都大賞典で優勝し、池添謙一騎手が主戦騎手を務めていました。馬体の白さ加減もベルーガにそっくりですね~。
向正面では集団の真後ろにつけ、3コーナーで外から捲るようにポジションを押し上げ、4コーナーで先頭争いに加わると、カントル、ラストドラフト、ニシノデイジーとの叩き合いから、残り100mで集団から抜け出しました。8番人気の低評価を覆して勝ったのは自信になるけど、皐月賞で上位に入れるかは難しいかもしれません。



さて、先週は史上最高額の4億7,180万9,030円が出たWIN5。今週も波乱が続出しました。
対象①:阪神10R 武庫川ステークス ⑩コスモイグナーツ(7番人気)
対象②:中山10R 総武ステークス ⑩マイネルオフィール(14番人気)
対象③:小倉11R 大宰府特別 ⑪カレンシリエージョ(5番人気)
対象④:阪神11R 大阪城ステークス ③スピリッツミノル(13番人気)
対象⑤:中山11R 弥生賞 ⑩メイショウテンゲン(8番人気) 

この日のWIN5は「⑩-⑩-⑪-③-⑩」の組み合わせで、昨年の有馬記念以来となる「的中なし」。2レース目の総武ステークスでしんがり人気の馬が勝つと、阪神メインでは13番人気の馬が勝利。この日は6,642,651票から始まり、2レース目で1,625票、3レース目で128票と大幅に減り続け、4レースが終わった段階で7票残りましたが、最後の弥生賞で全滅。4億6498万5570円が次回へのキャリーオーバーとなりました。2週続けて4億越えの配当が出ちゃうのかなと思ってましたが…。朝から雨が降り続いたことにより、東京マラソンで日本記録保持者の大迫傑選手が途中棄権し、大学生ランナーが日本人トップという波乱の結果。WIN5もまた大荒れの1日となりました。



来週は中京競馬場で古馬GⅡレース・金鯱賞、阪神競馬場で桜花賞トライアルの報知杯フィリーズレビューが行われます。
金鯱賞は、元2歳王者のダノンプレミアムが9か月ぶりに復帰。それに皐月賞馬のアルアイン、昨年の最優秀4歳以上牝馬のリスグラシュー、ペルシアンナイト、モズカッチャンとGⅠ馬が5頭も登録。さらには4連勝中の上がり馬・エアウィンザーや、中日新聞杯を勝ったギベオン、タニノフランケルも登録しています。
フィリーズレビューの方は、アウィルアウェイ、イベリス、メイショウケイメイ、プールヴィル、ホウオウカトリーヌ、レッドアネモスなどが登録済み。同じ日には中山競馬場でアネモネステークスもあります。






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