日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

府中の芝1600mでは負け知らず!シャンパンカラーと内田博幸が勝利の美酒に酔いしれる!

2023年05月07日 | 競馬

ゴールデンウィーク最終日だった5月7日は、東京競馬場で3歳マイル王決定戦・第28回NHKマイルカップ(GⅠ・芝1600m)が行われました。⑫クルゼイロドスルが感冒のため出走取消で17頭立てで争われた今年は、朝日杯フューチュリティステークスを制した⑬ドルチェモア、ニュージーランドトロフィーの勝ち馬⑤エエヤン、アーリントンカップで豪快な差し切り勝ちを見せた⑨オオバンブルマイ、マイル戦で巻き返す⑱ダノンタッチダウン、フィリーズレビュー覇者⑤シングザットソング、デイリー杯2歳ステークスを制した⑦オールパルフェ、クイーンカップ3着②モリアーナ、兄はステルヴィオ③ウンブライル、ファルコンステークス2着⑮カルロヴェローチェ、ファルコンステークスを制した⑯タマモブラックタイ、⑧セッションなどが参戦しました。


単勝オッズは、1番人気カルロヴェローチェ(5.6倍)、エエヤンが僅差で2番人気(5.7倍)、3番人気オオバンブルマイ(6.1倍)。4番人気以降はドルチェモア(7.6倍)、モリアーナ(8.0倍)、ダノンタッチダウン(9.5倍)まで10倍以下でした。



スタートで⑪シャンパンカラーとモリアーナが少し遅れる。先行争いで内から①フロムダスク、⑤シングザットソング、⑦オールパルフェ、セッションの4頭が競り合い、フロムダスクとオールパルフェの2頭がレースを引っ張る。セッション3番手、4番手⑭ユリーシャ、5番手シングザットソング。中団より前の位置にドルチェモアとタマモブラックタイが並び、エエヤン8番手、9番手ダノンタッチダウン、カルロヴェローチェは10番手。中団11番手に⑰ミシシッピテソーロ、12番手④ショーモン、13番手グループにモリアーナ・シャンパンカラー・オオバンブルマイの3頭が控える。その後ろの16番手にウンブライル、少し離れた最後方に⑨ナヴォーナが追走する。
3,4コーナー中間を過ぎ、先頭集団はダスク・パルフェ・ユリーシャの3頭。セッションが4番手、タマブラ5番手。タッチダウンとドルモアとカルロが中団から押し上げ、エエヤンとモリアーナは中団馬群の内側。オオバンは後方3番手。
4コーナーを回り、勝負は最後の直線へ。先頭争いはオールパルフェがわずかに先頭だが、内からフロムダスク、真ん中ドルチェモア、タマモブラックタイ、外からダノンタッチダウン、カルロヴェローチェ、シャンパンカラー、オオバンブルマイと横に拡がってる。残り400mでタマブラとタッチダウンが前に出て、外からシャンパンとオオバンが接近。エエヤンも最内を突いて上がって来る。残り200mでオオバンがタッチダウンに接近するが、ラスト100mでシャンパンが抜け出す。大外からウンブライルが突っ込み、ゴール前でオオバンをかわして2番手に上がり、シャンパンカラーに並びかけたが、シャンパンカラーが凌ぎ切ってゴール!3歳マイル王に輝いたのはシャンパンカラー!ウンブライルは届かず2着、オオバンブルマイは最後に伸びきれず3着。


【NHKマイルカップ 全着順】
1着⑪シャンパンカラー
2着③ウンブライル 
3着⑩オオバンブルマイ 
4着⑱ダノンタッチダウン
5着⑮カルロヴェローチェ
6着②モリアーナ 
7着⑰ミシシッピテソーロ 
8着⑨ナヴォーナ 
9着⑤エエヤン 
10着⑯タマモブラックタイ 
11着⑤シングザットソング 
12着⑭ドルチェモア 
13着⑧セッション 
14着⑭ユリーシャ 
15着④ショーモン 
16着⑦オールパルフェ 
17着①フロムダスク 
取消⑫クルゼイロドスル

【払戻金】
単勝 ⑪ 2,220円
複勝 ⑪ 490円  ③ 390円  ⑩ 270円
枠連 2⃣-6⃣ 9,690円
馬連 ③-⑪ 12,990円
馬単 ⑪-③ 30,450円
3連複 ③-⑩-⑪ 27,690円
3連単 ⑪-③-⑩ 260,760円
ワイド ③-⑪ 3,310円  ⑩-⑪ 2,680円  ③-⑩ 1,760円


東京競馬場の5週連続GⅠの第1弾は、単勝9番人気の伏兵・シャンパンゴールドが混戦を制して優勝。2着のウンブライルは大外から襲い掛かりましたが、シャンパンにアタマ差届かず。3番人気のオオバンブルマイは、アーリントンカップの時と同様、道悪の馬場で末脚を伸ばすも最後に脚が止まってしまい3着でした。上位3頭はみんな前走道悪の馬場で好走していて、シャンパンとウンブラはニュージーランドトロフィー組でした。
1番人気だったカルロヴェローチェは5着、2番人気のエエヤンは9着、メンバー唯一のGⅠ馬・ドルチェモアは12着と惨敗。エエヤンは中山コースで3連勝中でしたが、左回りでも「ええやん!」とはいかなかったなぁ。ドルチェモアは鞍上が三浦皇成騎手という時点で来ないと思いました。それに、朝日杯組の上位陣のその後が悲惨だったので・・・。
勝ったシャンパンカラーは、昨年11月のベゴニア賞以来となる通算3勝目で、重賞初制覇。府中の芝マイル戦は3戦3勝と勝率100%!鞍上の内田博幸騎手は、ノンコノユメで勝った2018年フェブラリーステークス以来、約5年3か月ぶりのJRA・GⅠ制覇。マイルカップでは、2007年のピンクカメオ以来16年ぶり2度目の勝利。あの時は単勝17番人気のブービー人気で、3連単で973万9870円の大波乱のレースでした。田中剛調教師は同レース初制覇で、2016年安田記念のロゴタイプ以来となるGⅠ勝利を果たしております。

シャンパンカラーは昨年10月の新馬戦で快勝すると、2戦目のベゴニア賞ではヒップホップソウルをクビ差で抑えて2連勝。年明けには京成杯に挑むも6着、前走のニュージーランドトロフィーでも3着敗戦。京成杯は距離が長かったことは間違いないでしょう。久しぶりの府中マイル戦となった今回、スタートでやや後手を踏みますが、道中はオオバンブルマイより前の位置につけ、ゴール残り200mで先頭に立つと、オオバンとウンブラの追撃を振り切りました。本当に府中のマイル戦で2勝の実績が活きましたね。
今後についてですが、安田記念をパスして秋まで休養、秋は毎日王冠か富士ステークスで始動して、マイルチャンピオンシップに向かうと思います。いまのところ「府中専用機」なので、他の競馬場(特に右回り)でも結果を残せるようになりたい。





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