連日熱戦が繰り広げられているサッカー欧州選手権「EURO 2012」、日本時間10日深夜は、グループC2試合の第1戦が行われました。C組は前回のEURO&南アフリカW杯王者・スペイン、イタリア、クロアチア、アイルランドの4チームが入っていて、10日の初戦からいきなりスペインとイタリアが激突!この両国は2008年大会の準々決勝で対戦し、PK戦までもつれ込んだ末にスペインが勝利を収めました。
スペインは守備の要・プジョルと絶対的エース・ビジャが欠場し、連覇へ黄信号。主力不在の危機を乗り越え、華麗なパスサッカーでイタリアを下してV2へ好スタートなるか?
両チームのスタメン
スペイン
GK 1 カシージャス
DF 3 ピケ
DF 15 セルヒオ・ラモス
DF 17 アルベロア
DF 18 アルバ
MF 6 イニエスタ
MF 8 シャビ
MF 10 セスク
MF 14 シャビ・アロンソ
MF 16 ブスケツ
MF 21 シルバ
イタリア
GK1 1 ブッフォン
DF1 2 マッジョ
DF 3 キエッリーニ
DF 19 ボヌッチ
MF 5 モッタ
MF 8 マルキージオ
MF 13 ジャッケリーニ
MF 16 デ・ロッシ
MF 21 ピルロ
FW 9 バロテッリ
FW 10 カッサーノ
スペインはこの試合0トップで臨み、シャビ・イニエスタ・セスク・シルバの「クアトロフゴーネス」がそろい踏み。対するイタリアは、マンチェスター・シティのバロテッリと心臓疾患から復活したカッサーノが2トップを組みます。イタリアを代表する問題児コンビは機能するか?
スペインボールで始まった前半、イタリアは5分、右サイドを突破するマッジョが相手に倒されFK。このFKをピルロが蹴るも、DFがクリア。スペインは8分、ペナルティエリア内でシルバがボールをキープしたが、イタリアDF陣がシュートを打たせない。9分にはシルバがミドルシュートを放ったが、バーの頭上。イタリアは10分にカッサーノ→バロテッリが右足振り抜くも決まらず。11分、スペインがカウンターからシルバシュートも弱かった。12分、イタリアがペナルティエリア手前でFKを獲得し、ピルロが右足で狙ったが、GKカシージャスが防いだ。22分には、スルーパスに反応したカッサーノがペナルティ右から流し込もうとしたが、ゴール左に外れる。
スペインは25分にイニエスタがワンツーから抜け出してシュートを打つもクリアされる。29分、イニエスタがスルスルと突破してからクロス→DFにクリアされCK。続く右CKのこぼれ球をイニエスタがシュートも、ボールはブッフォンがキャッチ。
イタリアは34分、カッサーノが左の位置からシュートを放つが、カシージャスが防ぐ!36分、カッサーノクロス→マルキージオが中央ミドルの位置から左足ダイレクトボレーを狙ったが、またもカシージャスが止めた。イタリアの決定的シーンが続く中、スペインは39分、シャビクロス→セスク飛び込むが、ファウル取られてしまった。42分、縦パスからシルバのターン→セスクに渡るも相手にクリアされる。44分、シャビの早い縦パスからイニエスタがシュートするも枠外。惜しい!イタリアは前半終了間際、右サイドのクロスをモッタが頭で合わせたが、カシージャスがファインセーブ!前半はイタリアに決定的なシーンが何度もありながらも、ゴールを割れず、両チームスコアレスで終了。
後半は両チーム交代なしでスタート。最初にチャンスを作ったのはスペインで、後半4分にセスクがミドルを放ったが、ブッフォンのセーブに阻まれる。5分にはシャビのシュートは左に逸れる。さらにセスク縦パス→イニエスタシュートも右に外れ、ブッフォンがわずかにセーブ。イタリアは8分、敵陣でバロテッリがボールを奪い、右サイドを突破→ペナルティエリア内に進入してシュートチャンス。しかし、セルヒオ・ラモスがブロック。
後半11分、イタリアはバロテッリに代えてディナターレを投入。すると後半15分、ピルロがドリブルからスルーパスを出すと、ディナターレがDFラインを抜け出し、右足で流し込みゴール!交代策がズバリ的中し、イタリア先制!
1点を追いかけるスペインは、18分にアルバが左サイドを突破した後、イニエスタのシュートはGK正面。19分、シルバのラストパスセスクが左足で押し込みゴール!スペインすぐさま同点に追い付いた!試合も振り出しとなり、スペインはシルバに代えてナバス、イタリアはカッサーノがOUTでジョビンコIN。
後半25分、スペインは右CKをピケが頭で落とし、ラモスがオーバーヘッドシュートを放つもボールは枠外。28分、右サイドのナバスのクロス→アルバがボレーも失敗。29分、同点ゴールのセスクに代えてフェルナンド・トーレスが投入。スペインようやくFWを入れてきた。すると30分、スペインのカウンターからシャビのスルーパス→トーレスが抜け出したが、ブッフォンがブロック。31分にはFKをブスケツが頭で合わせるもダメ。イタリアは32分、ジョビンコの浮き球パス→抜け出したディナターレがスライディングボレーを見せるも、ポスト左。
34分、スペインはペナルティエリア手前でイニエスタが倒されてFKを獲得。ゴール中央でのFKをシャビが蹴るも壁に直撃。38分、トーレスがドリブルを仕掛けてペナルティ内に入るも、シュート打てない。そこは打たんかい。40分、トーレスがワンツーからループを狙ったが、ボールはバーを越える…。43分、スペインはナバスが右サイドからシュートするも、GKにキャッチされる。対するイタリアはマルキージオが中央から放つも、カシージャスがしっかりキャッチ。後半44分にスペインFKをアロンソが狙うも大外れ。ロスタイム、イニエスタがドリブルで刻み、シャビがそらしてアロンソが遠目から狙うも右に逸れる。スペイン逆転ゴールを奪えず、試合は1-1のまま終了。
スペインとイタリアによる4年前のリターンマッチは、激しいシュートの打ち合いの末、1-1の引き分けに終わりました。前日のドイツVSポルトガル戦が退屈過ぎた分、今回の試合はスリリングな展開で、お互いガチで攻め合っていたんで、見ていて熱くて面白かったです。
イタリアは決定的なシーンが相次ぎながらも、カシージャスの好守に阻まれ続けましたが、後半に途中出場のディナターレが出てきてから4分後にゴールを決め、プランデッリ監督の采配がズバリ的中。ゴールを決めたディナターレ、アシストしたピルロといった「頼りになるベテラン」の存在感は大きいですね。
一方のスペインは、前半は0トップが上手く機能しませんでしたが、後半にイニエスタのパスからセスクが同点ゴールを奪い、そこから流れがスペインに向いたけど、セスクの代わりに入ったトーレスが再三のチャンスで決めきれませんでした。王者の意地は感じたけど、ビジャとプジョルの穴は大きい。勝ち点1と連覇へ向け厳しいスタートとなりましたが、残り2戦で勝ち点を積み上げてくることでしょう。
4日目のD組はフランスVSイングランドの「ドーバー海峡ダービー」が実現。フランスは一時期の低迷期から復活してきたのに対し、イングランドはランパードが欠場、ルーニーが出場停止と主力不在で厳しい状況。次の試合も面白い試合になりそうな予感だ。
スペインは守備の要・プジョルと絶対的エース・ビジャが欠場し、連覇へ黄信号。主力不在の危機を乗り越え、華麗なパスサッカーでイタリアを下してV2へ好スタートなるか?
両チームのスタメン
スペイン
GK 1 カシージャス
DF 3 ピケ
DF 15 セルヒオ・ラモス
DF 17 アルベロア
DF 18 アルバ
MF 6 イニエスタ
MF 8 シャビ
MF 10 セスク
MF 14 シャビ・アロンソ
MF 16 ブスケツ
MF 21 シルバ
イタリア
GK1 1 ブッフォン
DF1 2 マッジョ
DF 3 キエッリーニ
DF 19 ボヌッチ
MF 5 モッタ
MF 8 マルキージオ
MF 13 ジャッケリーニ
MF 16 デ・ロッシ
MF 21 ピルロ
FW 9 バロテッリ
FW 10 カッサーノ
スペインはこの試合0トップで臨み、シャビ・イニエスタ・セスク・シルバの「クアトロフゴーネス」がそろい踏み。対するイタリアは、マンチェスター・シティのバロテッリと心臓疾患から復活したカッサーノが2トップを組みます。イタリアを代表する問題児コンビは機能するか?
スペインボールで始まった前半、イタリアは5分、右サイドを突破するマッジョが相手に倒されFK。このFKをピルロが蹴るも、DFがクリア。スペインは8分、ペナルティエリア内でシルバがボールをキープしたが、イタリアDF陣がシュートを打たせない。9分にはシルバがミドルシュートを放ったが、バーの頭上。イタリアは10分にカッサーノ→バロテッリが右足振り抜くも決まらず。11分、スペインがカウンターからシルバシュートも弱かった。12分、イタリアがペナルティエリア手前でFKを獲得し、ピルロが右足で狙ったが、GKカシージャスが防いだ。22分には、スルーパスに反応したカッサーノがペナルティ右から流し込もうとしたが、ゴール左に外れる。
スペインは25分にイニエスタがワンツーから抜け出してシュートを打つもクリアされる。29分、イニエスタがスルスルと突破してからクロス→DFにクリアされCK。続く右CKのこぼれ球をイニエスタがシュートも、ボールはブッフォンがキャッチ。
イタリアは34分、カッサーノが左の位置からシュートを放つが、カシージャスが防ぐ!36分、カッサーノクロス→マルキージオが中央ミドルの位置から左足ダイレクトボレーを狙ったが、またもカシージャスが止めた。イタリアの決定的シーンが続く中、スペインは39分、シャビクロス→セスク飛び込むが、ファウル取られてしまった。42分、縦パスからシルバのターン→セスクに渡るも相手にクリアされる。44分、シャビの早い縦パスからイニエスタがシュートするも枠外。惜しい!イタリアは前半終了間際、右サイドのクロスをモッタが頭で合わせたが、カシージャスがファインセーブ!前半はイタリアに決定的なシーンが何度もありながらも、ゴールを割れず、両チームスコアレスで終了。
後半は両チーム交代なしでスタート。最初にチャンスを作ったのはスペインで、後半4分にセスクがミドルを放ったが、ブッフォンのセーブに阻まれる。5分にはシャビのシュートは左に逸れる。さらにセスク縦パス→イニエスタシュートも右に外れ、ブッフォンがわずかにセーブ。イタリアは8分、敵陣でバロテッリがボールを奪い、右サイドを突破→ペナルティエリア内に進入してシュートチャンス。しかし、セルヒオ・ラモスがブロック。
後半11分、イタリアはバロテッリに代えてディナターレを投入。すると後半15分、ピルロがドリブルからスルーパスを出すと、ディナターレがDFラインを抜け出し、右足で流し込みゴール!交代策がズバリ的中し、イタリア先制!
1点を追いかけるスペインは、18分にアルバが左サイドを突破した後、イニエスタのシュートはGK正面。19分、シルバのラストパスセスクが左足で押し込みゴール!スペインすぐさま同点に追い付いた!試合も振り出しとなり、スペインはシルバに代えてナバス、イタリアはカッサーノがOUTでジョビンコIN。
後半25分、スペインは右CKをピケが頭で落とし、ラモスがオーバーヘッドシュートを放つもボールは枠外。28分、右サイドのナバスのクロス→アルバがボレーも失敗。29分、同点ゴールのセスクに代えてフェルナンド・トーレスが投入。スペインようやくFWを入れてきた。すると30分、スペインのカウンターからシャビのスルーパス→トーレスが抜け出したが、ブッフォンがブロック。31分にはFKをブスケツが頭で合わせるもダメ。イタリアは32分、ジョビンコの浮き球パス→抜け出したディナターレがスライディングボレーを見せるも、ポスト左。
34分、スペインはペナルティエリア手前でイニエスタが倒されてFKを獲得。ゴール中央でのFKをシャビが蹴るも壁に直撃。38分、トーレスがドリブルを仕掛けてペナルティ内に入るも、シュート打てない。そこは打たんかい。40分、トーレスがワンツーからループを狙ったが、ボールはバーを越える…。43分、スペインはナバスが右サイドからシュートするも、GKにキャッチされる。対するイタリアはマルキージオが中央から放つも、カシージャスがしっかりキャッチ。後半44分にスペインFKをアロンソが狙うも大外れ。ロスタイム、イニエスタがドリブルで刻み、シャビがそらしてアロンソが遠目から狙うも右に逸れる。スペイン逆転ゴールを奪えず、試合は1-1のまま終了。
スペインとイタリアによる4年前のリターンマッチは、激しいシュートの打ち合いの末、1-1の引き分けに終わりました。前日のドイツVSポルトガル戦が退屈過ぎた分、今回の試合はスリリングな展開で、お互いガチで攻め合っていたんで、見ていて熱くて面白かったです。
イタリアは決定的なシーンが相次ぎながらも、カシージャスの好守に阻まれ続けましたが、後半に途中出場のディナターレが出てきてから4分後にゴールを決め、プランデッリ監督の采配がズバリ的中。ゴールを決めたディナターレ、アシストしたピルロといった「頼りになるベテラン」の存在感は大きいですね。
一方のスペインは、前半は0トップが上手く機能しませんでしたが、後半にイニエスタのパスからセスクが同点ゴールを奪い、そこから流れがスペインに向いたけど、セスクの代わりに入ったトーレスが再三のチャンスで決めきれませんでした。王者の意地は感じたけど、ビジャとプジョルの穴は大きい。勝ち点1と連覇へ向け厳しいスタートとなりましたが、残り2戦で勝ち点を積み上げてくることでしょう。
4日目のD組はフランスVSイングランドの「ドーバー海峡ダービー」が実現。フランスは一時期の低迷期から復活してきたのに対し、イングランドはランパードが欠場、ルーニーが出場停止と主力不在で厳しい状況。次の試合も面白い試合になりそうな予感だ。