静岡ラーメン放浪記2

ラーメン大好きな管理人が、自ら食べ歩いた静岡のラーメン店を巡る紀行文と居酒屋放浪記です。
土曜と日曜はお休みです。

耳袋秘帖

2017年04月11日 07時13分56秒 | 最近読んだ本
耳袋秘帖

 著者 風野真知雄



 
 最近気に入って読んでいるシリーズです。
ことのきっかけは、池波正太郎さんの「鬼平犯科帳」でした。
図書館に置いてある文庫本のシリーズに目がとまって読み始めました。

 それを全巻20数冊すべて読み終わって、そのあとは同じ作者の「剣客商売」です。
こちらのほうはまだ途中で、行きつけの図書館にないものが残っています。
これをリクエストして取り寄せるのが、結構面倒なんです。

 その合間に書庫が近くにあったこの本を見つけました。
じつは作者はまったく知りませんでした。
まずはお試しと第1巻を読んでみたら、これがけっこう面白い。
それ以来気に入ってコツコツと読んでいます。

 さて、このお話の主人公はといいますと、実在の人物である「根岸鎮衛(ねぎしやすもり)」です。
佐渡奉行などを経て、数え年62歳で南町奉行になった人物で、なんと18年間も奉行を続けたということです。
下情に通じ、刺青のうわさもあることから、赤鬼奉行とも呼ばれたそうです。
なんとあの遠山金四郎の登場に先立って、「刺青奉行」と呼ばれたのはこちらが最初だそうです。

 その著書に珍談奇談を集めた随筆「耳袋」があり、その著者としても知られるそうです。
その主人公のお奉行様が難事件を解決するという、捕り物帖ですね。
現在4冊目ですが、どれもなかなか面白いです。
この分ですと「剣客商売」よりも先に読み終わってしまいそうな勢いになっています。

 時代物もいいもんですよ、皆さんもいかがですか?

コメント
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