ひろば 研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

「成功は失敗のもと」と言えるのでは?

2019年04月30日 19時11分15秒 | 日記・エッセイ・コラム

 時々言われることですが、自らの成功体験に溺れると必ず失敗します。しかも、成功で得たものより多くを、失敗で失います。

 「失敗は成功のもと」と言います。たしかにその通りです。しかし、逆も言えるのではないでしょうか。

 もしかしたら、平成の日本はまさにそうだったのかもしれません。バブル経済最盛期で始まりましたが、Japan as number oneなどと言われ、また自称している間に、周囲が見えなくなり、気がついたらあらゆる点で世界に後れをとってしまい、「ガラパゴス化」を招いたのでしょう。携帯電話だけではなく、再生可能エネルギーなどもそうです。

 今となっては或る意味で悪いことに、日本は、20世紀の後半に高度経済成長期を迎えていました。これが成功体験としてその後の日本を拘束してしまい、思考も行動も限定されることとなりました。これでは世の変化に対応できる訳がありません。

 だから記します。「成功は失敗のもと」と。


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