「大いなるゲーム」
Directed by Paul McGuigan
Written by Mark Gatiss
スクリプトを読んでいくと字幕では訳されてなかった表現やセリフがいろいろあって、
字幕はかなり端折ってるんだなと改めて思います。
コーヒーに砂糖3個も端折ってたし。
砂糖、吹き替えはちゃんと言っていたそうですけど。
続きです。
モルグでコニーの死体を調べるシャーロック。
GL「コニー・プリンス、54歳。イメージチェンジの番組を持っていた。観たことある?」
SH「いや。」
GL「すごく人気があるんだぞ。」
SH「死んでしまったけどな。死後2日。
彼女のスタッフのひとり、ラウル・デ・サントスによると彼女は庭で錆びた釘で手を切りひどい傷を負った。」
SH「破傷風菌が血流から入り、ずらかったんだな。」
※「Good night Vienna」の意味を今回初めて知りましたが、リバプールの俗語とかあるんですね。
JW「そうだね。」
SH「何か変だよ。」
GL「あ?」
SH「見かけほど単純じゃないよ。そうでなければ、爆弾魔が僕たちをここに誘導するわけがない。
何かが違うんだ。」
シャーロックは死体を観察します。
そして彼女の傷を見つけると念入りに見ていきます。
今でも時々見かける場面ですよね。
私もこのモルグの場面は全体的に大好きです。
SH「ジョン?彼女の傷は深いが、かなり出血してるよね?」
JW「ああ。」
SH「だけど、傷はきれいだし新しい。破傷風菌の潜伏期間はどのくらい?」
JW「8~10日だな。」
SH「傷はあとからついたものだ。」
GL「彼女の死後か?」
SH「そうだよ。ただひとつの問題は破傷風菌が死んだ女性の体内にどう入ったのか、だ。」
SH「手伝いたい?」
JW「もちろん。」
SH「コニー・プリンスの家族も含めたバックグラウンドをすべて調べてくれ。」
JW「わかった。」
ジョンが部屋を去りシャーロックも出ようとした時にレストレードが呼び止めます。
GL「分らない事が他にもあるんだが。」
SH「何?」
GL「なぜ爆弾魔がこんな事をやってるんだ。この女性が不審死だとして、なぜそれを指摘する?」
SH「良きサマリア人なんだよ。」
GL「自爆テロを強制する奴が?」
SH「悪いサマリア人だな。」
GL「俺は真面目に言ってるんだ、シャーロック。いいか、俺はお前を大目に見てきたし信頼している。
だが、どこかで可哀そうな女性がセムテックスで捕らわれていて、お前が解決するのを待っているんだ。
だから、ちゃんと説明しろ。俺たちが相手にしているのは何なんだ?」
SH「新しい何かだよ。」
※救命講習を受けるといつも「良きサマリア人法」の説明を聞きます。
日本では確かこれに関して法としては明確に施行されてなかったと思いますが
以前どこかで、欧米は通りすがりの人が善意で助けようとしても結果が悪ければ罪に問われてしまうけど
日本では罪に問われるケースはほとんど無いからだと聞きました。
救命講習をしていた消防署のおじさんも同じような事を言ってたような気がします。
だから、迷わずに手助けしてほしいと。
そのためにもAEDを使い方など講習を受けておくべきだとも言っていました。
今のAEDは講習受けなくても使えるような親切設計にはなってますけど、
講習を受けていた方が一歩踏み出す勇気が出ますよね。
221B。
この場面も大好きで大好きで動画作るときはつい毎回使ってしまいます。
SH「コネクション、コネクション、コネクション。何かつながりがあるはずだ。」
SH「20年前に殺されたカール・パワーズ。爆弾魔は彼を知っていたしそのことを認めていた。
爆弾魔のiPhoneはチェコ製の封筒に入っていた。
最初の人質はコーンウォールで次はロンドン、3人目は発音からするとヨークシャーだ。
犯人は世界を飛び回る仕事をしているのか?それを自慢してる?」
そこに爆弾魔から電話が入ります。
「楽しんでる?簡単だろう。あと3時間で・・・ボン・・・ボン。」
ジョンはケニー・プリンスの自宅を訪れます。
KP「私たちは精神的にとても打ちのめされました。」
ラウル「他にご用は?」
JW「ああ、いえ、大丈夫です。」
KP「ラウルは私の支えです。私だけではどうにもなりませんでした。
姉とはいつも意見が合いませんでしたが、とても大切な存在でした。」
ジョンはケニーの猫をかなり嫌そうにどけています。
これスフィンクスですよね。
KP「彼女は愛されていました。
私は彼女が後ろから見た2階建てバスのような女の子を連れて行きプリンセスに変身させるのをずっと見てきました。
悲しみの多い人生から解放されたと思えば少し気が楽です。」
JW「そうですね。」
↑聞いちゃいねえ(笑)
再び221B。
シャーロックが誰かと電話で話しています。
SH「助かりました。本当にいろいろありがとうございました。」
そう言いながらその場から離れている間、ハドソンさんがコニーについて話をします。
MrsH「本当に残念だったわ。私、好きだったのよ。彼女から似合う色を教わったわ。」
GL「色?」
MrsH「どの色が合うかをね。私はサクランボ色がダメな色なの。顔色が悪く見えるから。」
戻ってきたシャーロックにレストレード。
GL「誰と話していたんだ?」
SH「内務省。」
GL「内務省?」
SH「そう、内務大臣だけど。いろいろ貸しがあるんだ。」
MrsH「彼女はかわいらしい女性だったけど自分をいじりすぎちゃったのね。最近はみんなやってるけど。
ほとんど表情が変わらないのよ。愚かよね。彼女の番組を見た事ある?」
SH「ないですよ、今まではね。」
シャーロックはPCを手にするとサイトを開きます。
番組にケニーが出演した場面の動画が流れています。
CP「顔色が悪く見えるわよ!」
KP「ずっと雨だったからだよ。」
MrsH「このふたり姉弟なの。新聞を信じるなら、このふたりは不仲だったそうよ。」
SH「だから情報収集しているんです。
僕はちょうど彼女のファンと有意義なチャットをしていたところで。
ファンサイトはゴシップ収集には欠かせない。」
コニーが「組み合わせはひとつだけじゃないでしょう?脱ぎなさい」とケニーの背中を叩いていました。
続きます。
Directed by Paul McGuigan
Written by Mark Gatiss
スクリプトを読んでいくと字幕では訳されてなかった表現やセリフがいろいろあって、
字幕はかなり端折ってるんだなと改めて思います。
コーヒーに砂糖3個も端折ってたし。
砂糖、吹き替えはちゃんと言っていたそうですけど。
続きです。
モルグでコニーの死体を調べるシャーロック。
GL「コニー・プリンス、54歳。イメージチェンジの番組を持っていた。観たことある?」
SH「いや。」
GL「すごく人気があるんだぞ。」
SH「死んでしまったけどな。死後2日。
彼女のスタッフのひとり、ラウル・デ・サントスによると彼女は庭で錆びた釘で手を切りひどい傷を負った。」
SH「破傷風菌が血流から入り、ずらかったんだな。」
※「Good night Vienna」の意味を今回初めて知りましたが、リバプールの俗語とかあるんですね。
JW「そうだね。」
SH「何か変だよ。」
GL「あ?」
SH「見かけほど単純じゃないよ。そうでなければ、爆弾魔が僕たちをここに誘導するわけがない。
何かが違うんだ。」
シャーロックは死体を観察します。
そして彼女の傷を見つけると念入りに見ていきます。
今でも時々見かける場面ですよね。
私もこのモルグの場面は全体的に大好きです。
SH「ジョン?彼女の傷は深いが、かなり出血してるよね?」
JW「ああ。」
SH「だけど、傷はきれいだし新しい。破傷風菌の潜伏期間はどのくらい?」
JW「8~10日だな。」
SH「傷はあとからついたものだ。」
GL「彼女の死後か?」
SH「そうだよ。ただひとつの問題は破傷風菌が死んだ女性の体内にどう入ったのか、だ。」
SH「手伝いたい?」
JW「もちろん。」
SH「コニー・プリンスの家族も含めたバックグラウンドをすべて調べてくれ。」
JW「わかった。」
ジョンが部屋を去りシャーロックも出ようとした時にレストレードが呼び止めます。
GL「分らない事が他にもあるんだが。」
SH「何?」
GL「なぜ爆弾魔がこんな事をやってるんだ。この女性が不審死だとして、なぜそれを指摘する?」
SH「良きサマリア人なんだよ。」
GL「自爆テロを強制する奴が?」
SH「悪いサマリア人だな。」
GL「俺は真面目に言ってるんだ、シャーロック。いいか、俺はお前を大目に見てきたし信頼している。
だが、どこかで可哀そうな女性がセムテックスで捕らわれていて、お前が解決するのを待っているんだ。
だから、ちゃんと説明しろ。俺たちが相手にしているのは何なんだ?」
SH「新しい何かだよ。」
※救命講習を受けるといつも「良きサマリア人法」の説明を聞きます。
日本では確かこれに関して法としては明確に施行されてなかったと思いますが
以前どこかで、欧米は通りすがりの人が善意で助けようとしても結果が悪ければ罪に問われてしまうけど
日本では罪に問われるケースはほとんど無いからだと聞きました。
救命講習をしていた消防署のおじさんも同じような事を言ってたような気がします。
だから、迷わずに手助けしてほしいと。
そのためにもAEDを使い方など講習を受けておくべきだとも言っていました。
今のAEDは講習受けなくても使えるような親切設計にはなってますけど、
講習を受けていた方が一歩踏み出す勇気が出ますよね。
221B。
この場面も大好きで大好きで動画作るときはつい毎回使ってしまいます。
SH「コネクション、コネクション、コネクション。何かつながりがあるはずだ。」
SH「20年前に殺されたカール・パワーズ。爆弾魔は彼を知っていたしそのことを認めていた。
爆弾魔のiPhoneはチェコ製の封筒に入っていた。
最初の人質はコーンウォールで次はロンドン、3人目は発音からするとヨークシャーだ。
犯人は世界を飛び回る仕事をしているのか?それを自慢してる?」
そこに爆弾魔から電話が入ります。
「楽しんでる?簡単だろう。あと3時間で・・・ボン・・・ボン。」
ジョンはケニー・プリンスの自宅を訪れます。
KP「私たちは精神的にとても打ちのめされました。」
ラウル「他にご用は?」
JW「ああ、いえ、大丈夫です。」
KP「ラウルは私の支えです。私だけではどうにもなりませんでした。
姉とはいつも意見が合いませんでしたが、とても大切な存在でした。」
ジョンはケニーの猫をかなり嫌そうにどけています。
これスフィンクスですよね。
KP「彼女は愛されていました。
私は彼女が後ろから見た2階建てバスのような女の子を連れて行きプリンセスに変身させるのをずっと見てきました。
悲しみの多い人生から解放されたと思えば少し気が楽です。」
JW「そうですね。」
↑聞いちゃいねえ(笑)
再び221B。
シャーロックが誰かと電話で話しています。
SH「助かりました。本当にいろいろありがとうございました。」
そう言いながらその場から離れている間、ハドソンさんがコニーについて話をします。
MrsH「本当に残念だったわ。私、好きだったのよ。彼女から似合う色を教わったわ。」
GL「色?」
MrsH「どの色が合うかをね。私はサクランボ色がダメな色なの。顔色が悪く見えるから。」
戻ってきたシャーロックにレストレード。
GL「誰と話していたんだ?」
SH「内務省。」
GL「内務省?」
SH「そう、内務大臣だけど。いろいろ貸しがあるんだ。」
MrsH「彼女はかわいらしい女性だったけど自分をいじりすぎちゃったのね。最近はみんなやってるけど。
ほとんど表情が変わらないのよ。愚かよね。彼女の番組を見た事ある?」
SH「ないですよ、今まではね。」
シャーロックはPCを手にするとサイトを開きます。
番組にケニーが出演した場面の動画が流れています。
CP「顔色が悪く見えるわよ!」
KP「ずっと雨だったからだよ。」
MrsH「このふたり姉弟なの。新聞を信じるなら、このふたりは不仲だったそうよ。」
SH「だから情報収集しているんです。
僕はちょうど彼女のファンと有意義なチャットをしていたところで。
ファンサイトはゴシップ収集には欠かせない。」
コニーが「組み合わせはひとつだけじゃないでしょう?脱ぎなさい」とケニーの背中を叩いていました。
続きます。