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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

THIRD STAR その6

2016-08-28 08:49:29 | 僕が星になる前に
Third Star

Directed by Hattie Dalton
Produced by Kelly Broad, Vaughan Sivell
Written by Vaughan Sivell
2010 UK

ジェイムズ→J マイルズ→M デイヴィー→D ビル→B
()内は原作より補足しています。



ジェームズたちは海に出ましたがそこは岩だらけでした。
しかし、限界だったジェームズを休ませるためにブランケットを引いて休息を取ります。
そこにひとりの男が岩陰から顔を出します。
オレンジのパーカーを着たいかにも怪しい人物でした。

※この映画を見たときはダウントンアビーは未視聴だったのでわかりませんでしたが
今回見てびっくり!何やってるんですか、伯爵(笑)今だとグロスター公か?

M:あれ何だと思う?

男が近づいてくるのでビルが話しかけます。

B:いいお天気ですね。
Man:そうか?
B:何か価値のあるものでも見つかりました?
Man:価値があるかどうかはその人による。


俺が探しているのはかなり特殊なものだ。
15年前にマルセイユのバーで中国人と知り合った。
そいつは貨物船の船長だったがお宝をなくしたと言っていたんだ。
スターウォーズのフィギュアだよ。

そこでジェームズが吹き出しますが男は続けます。


Man:だが、ただのフィギュアじゃない。
黒ではなくオビワン・ケノービのような茶色の衣装を着けたダースベイダーが40体だ。
レアなコレクター商品だ。その船長が40体手に入れたがある日嵐にあい、
岩に乗り上げた船は壊れそいつを入れた箱が流されたそうだ。
数年後、俺はここペンブルックシャーに戻ってきた。

歩きながらずっと考えていた。
そしてこの入り江を見たら、ゴミだらけだった。しかも産業廃棄物ばかりだ。
寄せてくる波と卓越風がフィルターになっているんだ。
本来は難破船などの漂流物ではなく美しい流木であるべきだが、
大体、男は帽子を被るべきなのに、世界は変わったよな。

J:あー・・・中国人の話でしたよね。
Man:茶色のダースベイダーはここにあるはずなんだ。
だから俺は毎日ここに来るようになった。
1か月経ち、2か月が過ぎ3か月が過ぎた。
おれは自分がいかれてると考え始めた。
だがある朝、ヨーグルトの容器を見つけたんだ。賞味期限が1980年の11月。
その容器はまさにあの年からここに流れ着いたんだ。

当然、俺は探し続けた。
それから2年が過ぎても茶色のダースベイダーは見つかっていない。
だが、先月・・・
赤のライトセーバーを見せます。
1980年から1981年の間に作られたダースベイダーのライトセーバーだ。


B:俺、こんな話は聞いた事ないよ!
J:僕もだ。小便したい。
ジェームズが立ち上がるのでデイヴィーが付き添おうとしますが、
俺が行く、とマイルズがデイヴィーを制止します。
M:死ぬ前にジェームズのナニのサイズを確認しておきたい。
吹き出しながら歩くジェームズ。
そしてビルもダースベイダーを探しに海岸を降りて行ってしまい、デイヴィーがひとり取り残されます。
Man:君の友人は病気か。
デイヴィーはビルの事かと思い
「いや、興奮しやすい性質なだけですよ。」と答えますが男は真剣な表情で首を振ります。

Man:彼じゃなく、もうひとりの男だよ。
D:ああ、そうです。ガンなんです。末期の。
Man:そうか。俺も友人をガンで失ったんだ。無二の親友だった。
D:お気の毒です。
Man:仕方ないさ。本当に本当にものすごく不運だっただけだ。
D:そうですね。

Man:友人は他にもいる。俺は魅力的だからな。
だが俺は今いる友人や知人の中から新たな親友を探し始めた。
D:いつまで探し続けているんですか?
Man:新たな親友か?親友というのはなかなか見つからないものなんだ。
D:いえ・・・例の・・・

Man:ああ。あれか。俺は何かを探す傾向にあるんだな。
男はデイヴィーの目をまっすぐに見ます。
Man:必要とされるってのはスゴイ事なんだよ、違うか?


(デイヴィーはジェームズの介護を始めたときは親友のために働けることがとても嬉しかったのに、
いつの間にか彼を憎んだり怒ったりしていました。
元々、気難しい皮肉屋だったが病状が悪化するごとに辛辣さが増していったのです。
理由はそれだけではなく、介護という仕事も広告業界に戻るのに何のプラスにもなりませんでした。)

D:忘れてました。
Man:多分、君は数少ない幸せ者だよ。
D:そうですね。
Man:ギフトを授かったようなものだ。

(親友を亡くした男の言葉には重みがありました。
最初はデイヴィーも自分にできる事はなんでもやろうと思ってました。
確かに今自分を必要としているのはジェームズです。
他人がどう思おうとこれは立派な仕事だし
目標を見失った自分に天が授けてくれたギフトなんだとデイヴィーは思いました。)


D:ありがとうございます。
Man:いやこちらこそ、ありがとう。
そう言って男はライトセーバーを捨て、その場を立ち去っていきます。
D:どこに行くんですか?
Man:帰るんだ。楽しめよ。


B:俺は気に入ったぜ。
J:僕は殺されるかと思ったよ。それどころか犯されて食われるかも。
戻ってきて付け回されるかもしれないし。
D:そんな事ないよ、彼は意外に・・・
J:デイヴィー、お前あの男に大事なところを触られたんじゃないのか?
D:バカ言うなよ

ジェームズの明るい様子に安心したデイヴィーは、出発するぞと声をかけます。

バラファンドル湾に近づいてくると高い草木が姿を消していき、
ヒースの草原にいるたくさんの馬をながめながら進んでいきます。


そして海に落ちる夕日を眺め、気がつけば月が出ていました。

「三つめの星を右に曲がるんだ。そしたらあとは朝まで真っすぐさ。」
ジェームズは子どもの頃に母親が読んでくれたピーターパンを思い出していました。
D:それ、二つ目の星だと思うぞ。
デイヴィーに指摘されたジェームズですが、
二つ目の星が永遠の子どもの国なら三つ目は永遠の大人の国かもしれないと考えていました。
「僕はそこに行くのかもしれない。」


雨が降り始め、テントを設営する頃には暴風となっていました。
気圧や天候の影響でジェームズはひどく体調が悪く、
デイヴィーにモルヒネの飲み過ぎだと注意されます。
何かあったらすぐに連絡できるようデーヴィーが持っていた携帯電話を
ジェームズはこっそりと自分のポーチに移します。

ビルがテントから顔を出します。
B:おい、明日もこの天気が続くようだったらもう一泊しないか?
マイルズも顔を出します。
M:ダメだ。仕事があるんだ。
D:荷物が多すぎるんだよ・・・花火とか。
J:花火?
B:デイヴィー!
J:花火って?
B:お前、台無しじゃないか。
D:すまん・・・


B:俺たちのサプライズだったんだ。お前は星を見るのが好きだし、
よく言ってた「宇宙でダンス」のようにしたくて、バラファンドル湾で花火をしようってなったんだ。
これはビルたちからの誕生日プレゼントでした。
M:確かに荷物になるし、ここでやっちゃおうか。



ジェームズを特等席に座らせ、マイルズとビルで花火を打ち上げます。
みんな楽しそうです。


突然、花火が暴走しテントに火がついてしまいます。
慌てて火を消しますがテントはほとんど焼かれてしまいました。
ジェームズもマイルズたちも大笑いしていましたがデイヴィーはずっと怒っています。
「おまえら、ガキかよ!」

結局、2人用のテントに男4人が寝る事になりました。
B:俺はナイフを持ってるからな。
「ブロークバック・マウンテン」みたいなことをしたら俺は「ランボー」になるぞ。


続きます。