Patrick Melrose Episode 2 "Never Mind"
Based on Patrick Melrose by Edward St Aubyn
Written by David Nicholls
Directed by Edward Berger
お久しぶりの更新です。
すっかり更新した気になっていたのでサイト開いてびっくりしました。
ボケがヤバい。
一覧 → パトリック・メルローズ 「Never Mind」
Previous → パトリック・メルローズ 「Never Mind」その8
Patrick Melrose:PM(パトリック・メルローズ)
David Melrose:DM(デイヴィッド・メルローズ パトリックの父)
Eleanor Melrose:EM(エレノア・メルローズ パトリックの母)
Nicholas Pratt:NP(ニコラス・プラット デイヴィッドの親友)
Anne Moore:AM(アン・ムーア ヴィクターの恋人?)
Sir Victor Eisen:VE(ヴィクター・アイゼン デイヴィッドの大学の友人 アンの恋人?)
Bridget Watson Scott:BS(ブリジット・ワトソン・スコット ニコラスの愛人)
Johnny Hall:JH(ジョニー・ホール パトリックの友人)
ダイニングルームで席割をするエレノア。
EM:ヴィクター、あなたはあそこに座って。
待って、アン、あなたよ。ダメだわ、そうじゃない。
なかなか決められないエレノアにデイヴィッドが口を出します。
DM:我々6人でよかったな。
エレノアが問題を解決する間にアン、皇帝ガルバをどう思うか答えてくれ。
デイヴィッドはさりげなくアンに座席を誘導します。
AM:素晴らしい人物よ。
VE:アンはカリグラが好きなんだ。
AM:ヴィクターは私が彼を同情するよう仕向けたのよ。
DM:ブリジットは私とそこに。
VE:ティベリウスが家族全員を殺害してしまったんだ。
恐怖を味わった者が恐怖を与える者になるのは当然のことだ。
デイヴィッドは席割を決めてしまうとエレノアを無視したまま話を進めています。
AM:イートン校でもその方法で?
VE:アンはイギリスのパブリックスクールの組織に対しては皮肉な態度をとるのだ。
NP:そうなのか?
AM:彼が彼の姉妹と寝ることに執着していることに関しては・・・
NP:もちろん、言い分はわかる。
悪行も楽しいが近親相姦は最高ってことだ。
今ならこいつに好感が持てるよ。
当時は彼だって道徳規範的にやりたかったんじゃないかな。
AM:どうして不道徳が美になってしまうわけ?
NP:優劣の問題ではなく退屈な男にならないことが重要なんだ。
DM:人はアンニュイを欲しているのだ。
デイヴィッドの一言で引くアン。
ひとり部屋のベッドに横たわっているパトリックは天井にいるヤモリをじっとみています。
DM:エレノア、君の記憶力はすごいぞ。前回のディナーを完璧に再現しているじゃないか。
沈んだ表情のエレノア。
DM:彼女は裕福だった彼女の母親のことを考えるとあんな表情になる。
違うか?ダーリン。
エレノアは無表情で応えます。
EM:そうね、デイヴィッド。
心配そうにエレノアを見るアン。
DM:エレノアの父親は大酒飲みだったのでその地位を追われ、human antiqueを手に入れることにした。
「本物の老いた貴族」をね。夫を買うなら公爵がいいと考えたんだ。
それからヴァランセ公爵は大金を使って飾り立てた。
だが人間を物のように扱ってはいけないんだ。
BS:確かに。
DM:そう思う?
BS:もちろんよ。
AM:human antique も買ってほしかったんでしょう。
DM:それは確かだな。彼は舌なめずりしていたに違いない。
エレノアの母親がショックを受けたのは
ルイ15世のような足で毅然と立ち上がり大胆にも命令を下し始めたことだ。
BS:あら、私はそれに強さを感じるわ。世界が抱えている問題は人が他者を物のように扱っていることよ。
DM:まったく同感するね。
それこそが我々の共通した認識だ。慎重に対応するべきだ。
ブリジットの手を握るデイヴィッド。
アンが立ち上がります。
AM:失礼。
部屋を出たアンは隣のリビングでたばこを吸います。
AM:何がアンニュイよ!
階段にパトリックが座っていました。
AM:Hello, Patrick.どうしたの?
PM:グラスを割ってしまったんだ。お父さんには言わないで。
AM:元気ないわね。何かあった?
パトリックの隣に座るアン。
AM:眠れないの?痛む?ちょっと見せて・・・
アンが怪我をした手を見ようとするとパトリックは身を引きます。
AM:何もしないわ、ただ・・・
PM:大丈夫だから。
AM:だって震えてる。話したくない?パトリック?
その頃ダイニングでは。
NP:去年はジェラルド・フロッグモアが英国中で誰よりも鳥を撃ち落としたよ。
車椅子の男にしては悪くないな。
デイヴィッドはわずかに開いたドアの隙間からアンとパトリックの様子を窺がっています。
D:彼は自由に動くやつらに腹を立てているんじゃないのか。
アンとパトリック。
AM:お母さんは?お母さんに会いたい?
うなずくパトリック。
AM:OK。すぐ戻るから。待ってて。
アンが立ち上がります。
PM:無理だよ。連れてこれないよ。
AM:パトリック、大丈夫だから。
アンがダイニングに戻ります。
続きます。
「human antique」って何でしょうね。
骨董品のような年老いた人って事なのかしら。
よくわからない内容の会話になってしまいました。
まとめるとデイヴィッドは残酷で嫌な奴、という事で。
アンはE1でも出てきましたが彼女はパトリックをとても気に入っていて
ここでは唯一の味方でした。
母、もう少し頑張ってほしかったよ。
Based on Patrick Melrose by Edward St Aubyn
Written by David Nicholls
Directed by Edward Berger
お久しぶりの更新です。
すっかり更新した気になっていたのでサイト開いてびっくりしました。
ボケがヤバい。
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Patrick Melrose:PM(パトリック・メルローズ)
David Melrose:DM(デイヴィッド・メルローズ パトリックの父)
Eleanor Melrose:EM(エレノア・メルローズ パトリックの母)
Nicholas Pratt:NP(ニコラス・プラット デイヴィッドの親友)
Anne Moore:AM(アン・ムーア ヴィクターの恋人?)
Sir Victor Eisen:VE(ヴィクター・アイゼン デイヴィッドの大学の友人 アンの恋人?)
Bridget Watson Scott:BS(ブリジット・ワトソン・スコット ニコラスの愛人)
Johnny Hall:JH(ジョニー・ホール パトリックの友人)
ダイニングルームで席割をするエレノア。
EM:ヴィクター、あなたはあそこに座って。
待って、アン、あなたよ。ダメだわ、そうじゃない。
なかなか決められないエレノアにデイヴィッドが口を出します。
DM:我々6人でよかったな。
エレノアが問題を解決する間にアン、皇帝ガルバをどう思うか答えてくれ。
デイヴィッドはさりげなくアンに座席を誘導します。
AM:素晴らしい人物よ。
VE:アンはカリグラが好きなんだ。
AM:ヴィクターは私が彼を同情するよう仕向けたのよ。
DM:ブリジットは私とそこに。
VE:ティベリウスが家族全員を殺害してしまったんだ。
恐怖を味わった者が恐怖を与える者になるのは当然のことだ。
デイヴィッドは席割を決めてしまうとエレノアを無視したまま話を進めています。
AM:イートン校でもその方法で?
VE:アンはイギリスのパブリックスクールの組織に対しては皮肉な態度をとるのだ。
NP:そうなのか?
AM:彼が彼の姉妹と寝ることに執着していることに関しては・・・
NP:もちろん、言い分はわかる。
悪行も楽しいが近親相姦は最高ってことだ。
今ならこいつに好感が持てるよ。
当時は彼だって道徳規範的にやりたかったんじゃないかな。
AM:どうして不道徳が美になってしまうわけ?
NP:優劣の問題ではなく退屈な男にならないことが重要なんだ。
DM:人はアンニュイを欲しているのだ。
デイヴィッドの一言で引くアン。
ひとり部屋のベッドに横たわっているパトリックは天井にいるヤモリをじっとみています。
DM:エレノア、君の記憶力はすごいぞ。前回のディナーを完璧に再現しているじゃないか。
沈んだ表情のエレノア。
DM:彼女は裕福だった彼女の母親のことを考えるとあんな表情になる。
違うか?ダーリン。
エレノアは無表情で応えます。
EM:そうね、デイヴィッド。
心配そうにエレノアを見るアン。
DM:エレノアの父親は大酒飲みだったのでその地位を追われ、human antiqueを手に入れることにした。
「本物の老いた貴族」をね。夫を買うなら公爵がいいと考えたんだ。
それからヴァランセ公爵は大金を使って飾り立てた。
だが人間を物のように扱ってはいけないんだ。
BS:確かに。
DM:そう思う?
BS:もちろんよ。
AM:human antique も買ってほしかったんでしょう。
DM:それは確かだな。彼は舌なめずりしていたに違いない。
エレノアの母親がショックを受けたのは
ルイ15世のような足で毅然と立ち上がり大胆にも命令を下し始めたことだ。
BS:あら、私はそれに強さを感じるわ。世界が抱えている問題は人が他者を物のように扱っていることよ。
DM:まったく同感するね。
それこそが我々の共通した認識だ。慎重に対応するべきだ。
ブリジットの手を握るデイヴィッド。
アンが立ち上がります。
AM:失礼。
部屋を出たアンは隣のリビングでたばこを吸います。
AM:何がアンニュイよ!
階段にパトリックが座っていました。
AM:Hello, Patrick.どうしたの?
PM:グラスを割ってしまったんだ。お父さんには言わないで。
AM:元気ないわね。何かあった?
パトリックの隣に座るアン。
AM:眠れないの?痛む?ちょっと見せて・・・
アンが怪我をした手を見ようとするとパトリックは身を引きます。
AM:何もしないわ、ただ・・・
PM:大丈夫だから。
AM:だって震えてる。話したくない?パトリック?
その頃ダイニングでは。
NP:去年はジェラルド・フロッグモアが英国中で誰よりも鳥を撃ち落としたよ。
車椅子の男にしては悪くないな。
デイヴィッドはわずかに開いたドアの隙間からアンとパトリックの様子を窺がっています。
D:彼は自由に動くやつらに腹を立てているんじゃないのか。
アンとパトリック。
AM:お母さんは?お母さんに会いたい?
うなずくパトリック。
AM:OK。すぐ戻るから。待ってて。
アンが立ち上がります。
PM:無理だよ。連れてこれないよ。
AM:パトリック、大丈夫だから。
アンがダイニングに戻ります。
続きます。
「human antique」って何でしょうね。
骨董品のような年老いた人って事なのかしら。
よくわからない内容の会話になってしまいました。
まとめるとデイヴィッドは残酷で嫌な奴、という事で。
アンはE1でも出てきましたが彼女はパトリックをとても気に入っていて
ここでは唯一の味方でした。
母、もう少し頑張ってほしかったよ。