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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

パトリック・メルローズ 「Some Hope」その1

2018-12-12 09:48:26 | Patrick Melrose E3
Patrick Melrose Episode 3 "Some Hope"

Based on Patrick Melrose by Edward St Aubyn
Written by David Nicholls
Directed by Edward Berger


パトリック・メルローズE3です。
やっとまたベネディクトさん登場ですね。

離脱症状のピークも過ぎ抜け殻のようなパトリックとその友人ジョニー。
そして公爵だか侯爵だか伯爵と結婚したブリジットを中心に進んでいきます。

いつもの通り誤訳意訳等多々ありますがご容赦ください。


E1、E2はこちらから。

パトリック・メルローズ 「Bad News」
パトリック・メルローズ 「Never Mind」




Patrick Melrose:PM(パトリック・メルローズ)
David Melrose:DM(デイヴィッド・メルローズ パトリックの父)
Eleanor Melrose:EM(エレノア・メルローズ パトリックの母)
Nicholas Pratt:NP(ニコラス・プラット デイヴィッドの親友)
Sonny Gravesend:SG(ソニー・グレーブセンド)
Bridget Watson-Scott/Lady Gravesend:BG(ブリジット グレーブセンド夫人)
Belinda Gravesend:BG(ベリンダ ブリジットの娘)
Virginia Watson-Scott:VS(バージニア・ワトソン・スコット ブリジットの母)
Johnny Hall:JH(ジョニー・ホール パトリックの友人)
Julia:J(ジュリア)




前回のラストから始まります。

DM:眠れないのか?私もなんだ。みんな興奮してるんだろうな。

ベッドに近づきふとんやまくらを整えるデイヴィッド。

DM:これでいいか?

うなずくパトリック。


DM:今日はこのまま部屋に戻るが、だがわかってるだろうな。
もしお前の母親やほかの人に今日の事を話したらお前を引き裂いてやるぞ。

ここで目が覚めるパトリック。

目の前の棚にヤモリがいるのでもう一度目を閉じます。

そして再び目を開けるとヤモリは消えていたのでほっと息を吐くパトリック。


1990年11月。

パトリックはベッドから起きると錠剤を水で流し込みます。

キッチンでお湯を沸かしお茶を淹れマグカップに砂糖を入れます。


ふと手をとめ零れ落ちた砂糖をスプーンで潰していきます。



カウチに横になりテレビを見ているパトリック。
窓から入る日差しに眩しそうに眼を細めるとカーテンを閉めて部屋を暗くします。


辛そうな表情のパトリック。


ここで音楽とオープニング。


場面は変わりお屋敷のエントランスでイベントの準備を見守るブリジット。


スタッフからは「マダム」と呼ばれています。
ブリジットは グレーブセンド侯爵(?)と結婚しグレーブセンド夫人(Lady Gravesend)となっていました。

階段をあがり寝室に入ると夫のソニーがいました。

SG:ブリジット、今朝のDempsterは何なんだ。
(新聞を読み上げ)「今年のパーティは10000エーカーの土地に200人のゲスト。」
何だか大金持ちみたいな書き方だな。プレスには何も話すなと言っただろう。
BG:私じゃないわ。
SG:「『夫の誕生日を祝ってくれる友人がいます。』とグレーブセンド夫人が言った。
『その中にはマーガレット王女もいます。』」
BG:そんな事で悩まなければ良かったと思うわ。
外はすごく暗い。5月か6月なら芝生も使えるのに11月じゃ・・・・
SG:生まれたものは仕方がない。

BG:本当にイライラするわ。
明るく見せるために早く来るようトニーに頼んだの。
SG:そんな最低な男を来させるんじゃない。
成り上がりの画家兼装飾家じゃないか。
そいつをマーガレット王女に近づけるなよ。
ポピンジェイめ!


ブリジットは部屋を出ながら「ポピンジェイって何?」と言います。

SG:ダーリン、何か忘れていることはないか?
ソニーの言葉にドアから顔だけだし「Happy birthday! 」と言います。

寝室を出るブリジット。
ブリジットがいなくなるとソニーはどこかへ電話をかけます。


続きます。


前回はパトリックの両親やその周辺の人物を掘り下げていましたが
今回はパトリックを取り巻く人たちが中心です。
E1だけだとジョニーってどんな人?ジュリアって何?でしたもんね。