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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

ボヘミアン・ラプソディ

2019-01-26 11:46:44 | 映画+ドラマ
Bohemian Rhapsody

Directed by Bryan Singer Dexter Fletcher
Produced by Graham King Jim Beach
Screenplay by Anthony McCarten
Story by Anthony McCarten Peter Morgan
2018 UK/USA

ネタばれを含みますのでご注意ください




この映画は夏に予告を観た時からずっと観たくて
でも入院になって、ダメかー諦めるしかないかー、と思っていたら
何やら右肩上がりに人気が上昇し気がつけばロングランになっていて
公開から約2ヶ月、まさかスクリーンで観られるとは、
しかもDolby ATOMSの立派な設備で観られるとは・・・まさかの奇跡。

かなり大げさですが、
いやでもまさか年を越しても上映しているとは思いませんでした。

何というか、この世代のファンは本当に根強いと思うんです。
その方たちに後押しされたQueenの魅力が若い世代に伝わり一大ブームになったと、
かなり適当な事を言っていますがそんな感じですよね。


私は友人に中学生の頃からいつもロジャー、ロジャーとうるさかった人がいたので
人並みに聴いてはいたもの熱心なファンではありません。
でも確かにロジャー・テイラーはかわいかったと思います。(何を言ってるんだ)

昨年、映画を観たその友人の感想は、
ブライアンもジョン・ディーコンもかなり似てた。
でもロジャーはちょっと違う・・・・でした。
うん確かにそれはわかる。


ベン・ハーディが残念だと言っているわけではないんです。
きっと誰が演じてもダメだったと思うんです。ファンてそんなものです。
でもロジャーらしい、とても良い味だしてました。



フレディ・マーキュリーも含めてメンバーは顔というよりは
雰囲気やしぐさがそっくりでものすごく研究したんだと思うとラミ・マレックのGG賞も納得です。



年代で変化していったメンバーたちの髪型も忠実でしたし、
LIVE AIDに至っては隅から隅までコップひとつも逃さず再現した拘りはファンでなくても感動しました。
Youtubeに20世紀フォックスがDVDの宣伝で本物と比較している動画をUPしていましたが観ました?これ。
Live Aid Side by Side: "Crazy Little Thing Called Love"

メンバーを演じた役者さんたち、
素の彼らを見るとそうでもないあたりやっぱり役者は恐ろしいし、
メンバー以外の方たちもみんなかなり似ているのでよくこれだけ集めたと思うしすごいキャスティングです。

アカデミーもノミネートされましたね。
正直なところストーリーは平凡だとは思いますが、LIVE AIDをゴールにしたのは良かったと思います。
曲の使い方も最高でした。


今更ですがキャストです。

ラミ・マレックasフレディ・マーキュリー


グウィリム・リーasブライアン・メイ


左ベン・ハーディasロジャー・テイラー


右ジョゼフ・マゼロasジョン・ディーコン

単体の画像がなかったの。
ジョゼフ・マゼロがジュラシックパークの子役だとは!


ルーシー・ボイントンasメアリー・オースティン

オリエント急行殺人事件では伯爵夫人でした。


エイダン・ギレンasジョン・リード

びっくりしました。エイダン・ギレンだと最初は全然気づかず。
何だかんだ言ってもバンドへの愛は深いのにクズ男にはめられ契約解除されてしまったマネージャー。

トム・ホランダーasジム・ビーチ

フレディに「マイアミ」と呼ばれた専属弁護士。
劇中の画像が探せませんでした。
見るたびに渋くなっていくホランダーさん。

アレン・リーチasポール・プレンター

クズなゲイ男をアレン・リーチがきっちり演じていました。
アレン・リーチはちょっと情けないダメ男を演じるのが上手いと思います。


マイク・マイヤーズasレイ・フォスター

ずっとサングラスなのであまり気づいてもらえなかったらしいマイク・マイヤーズ。



劇中のフレディは人を信じ切れないゆえの孤独感があったように思います。
セクシャルマイノリティもその要因のひとつですが、
天才にありがちな性質みたいなものもあるのかなと。


ボヘミアン・ラプソディ大ヒット 伝説のバンドに涙する理由

フレディのインタビューで友人を作らない、他人と親しくなれないと言っていました。


また、フレディの孤独感は生い立ちからもきているようで父親との確執もありました。


フレディはこんなセリフを言っていました。
「We’re family. We believe in each other. That’s everything.」
僕たちは家族だ。お互いを信頼している。それが全てなんだ。

でもそのあとに
ブライアン(ロジャーかも)の
「Freddie, we're a family.」俺たちは家族だ。
のセリフに
「No, we're not!We're not a family!You've got families,children, wives.What have I got?」
違う、家族じゃない。君たちには妻や子どもがいるだろう。


家族と言われてもこの頃のフレディにとってはキレイ事でしかないだろうし、
孤独を抱えたままポールの用意した世界に閉じこもりソロアルバムも制作し
メンバーたちとも疎遠になっていきます。

見かねたメアリーがフレディに会いに行き、言うんです。
「Freddie, you don't need to be.Because no matter what, you are loved.
By me, by Brian, Deacy, Roger...your family.」
何があろうとあなたは愛されている。私やブライアン、ロジャー、ディーキー。
だって家族なのよ。


泣けますね。

フレディはポールと決別しジムに頼みメンバーたちとの話し合いの場を持ちます。
この時のロジャーの「You just killed Queen.」もすごく好き。
フレディにクイーンを壊したのは君だよってセリフなんですけどね。


フレディにとってメアリーは唯一の友人であり、
言葉では言い表せない深い愛情と信頼を寄せられる相手だったそうです。




LIVE AIDの当日にフレディは父親にこんなセリフを言います。
「Good thoughts, good words, good deeds. Just like you taught me, papa.」
良い考えを持ち、良い言葉を使い、善い行いをする。パパから教えてもらったことだ。


ここから「魂に響くラスト21分」の宣伝通り涙腺崩壊でした。



We’re family
そして
Good thoughts, good words, good deeds.
何度か出てきていたセリフです。

バンドが家族はこの映画のキーワードですね。



様々な事を経てラストに聞くLIVE AIDのボヘミアンラプソディが
フレディの人生と重なってしまって更に涙。


伝説のチャンピオンもね。
胸アツ上映だったら確実に泣くながら歌っていたと思います。

オープニングからエンドロールまでちゃんと意味のある選曲なんですよ。
考えようによってはとても深くQueenの楽曲の良さをあらためて感じました。


ツイッター見てるとファンの方たちが仲良しエピソードや感動話をツイートしてくれるので
読むたびに思うことがいろいろあります。



20世紀フォックスのオープニングのファンファーレがやけにロックだなと思っていたら
ブライアンとロジャーの演奏だったと後で知りました。
ブライアンがインスタにUPしている映像。いいのか、これ(笑)
オープニング


アダム・ランバートがカメオ出演していたのも気がつかず・・・何か悔しい。




あとね、
フレディが猫好きなので猫がたくさん出てくるのだけど
「にゃーん」だけじゃなく「ゴロゴロ」まで入れてくるのですごく癒されました。






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動画です。
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毎度まとまりのない感想になりましたがこれで終わります。