いやー、終わってしまいましたね。
でもあまりにも駆け足なエンディングだったので実感がわかないというか・・・
デナーリスの狂王化は過去エピソードでその片鱗は見せていたから、
そんなに唐突だとは思わないしそれよりもジョンとの恋愛のほうが唐突感があったよ。
あとグレイワームの狂暴化はそのままスルー?反省とかないの?
あの展開だとデナーリスを殺すのはジョンしかしなかったわけだけど、
やっぱりジョンの心情がイマイチ見えなかったな。
ジョンがもう少ししっかりしていればデナーリスが暴走することはなかったように思うのだけど。
ドロゴンが動かない母を揺すっている場面はとてもかわいそうで胸が痛かったです。
ジョンではなく鉄の玉座を燃やしてしまうあたり知能もかなり高いですね。
ドロゴンに生かされた命をどうする?ジョン。
とか思っていたらしっかり逮捕されていました。
後半はティリオンが最高に光っていました。
ハンデを持って生まれた彼は知能だけでここまで生き残ったのはすごいです。
そんな彼が世界を守るために全力を注ぐ、まさに独断場でした。
ジョンに決断を促す場面のジョンの表情もすごく良かったです。
あとサムが何気に選挙制度を提案してましたね。
まだ誰にも理解されなかったけれどきっといつかはその方向にいくんでしょうね。
結局、ラニスターはティリオンだけが生き残ったんですね。
愛が人を滅ぼし愛に恵まれなかったティリオンが生き残るのも深いです。
逆にスタークはロブ以外みんな生き残りましたね。
ブランは正式な後継ぎなわけだし王になるのも納得ですがティリオンが指名したのも、
ブランがティリオンを王の手に指名したのも良い落としどころだったと思います。
サンサが北を治め、アリアが西の果てに行きジョンが北の果てに行く。
スタークはバラバラになりましたがしっかりと要所に配置されています。
結局スタークで始まりスタークで終わるスタークの物語だったのかな。
ブランが最後にジョンに言った言葉。
「あなたはいるべきところにいた」
これがすべてだったんですよね。
光の王がジョンを生かしたのもすべてがこの結末のためだったのだと思えます。
それにしてもスターク兄弟はいいですねー。
アリアとジョン、ホント好き。
ここにロブがいればな・・・(涙)
ゴーストとの再会も嬉しかったです。今度はちゃんと撫でてくれたのでヨシとするか。
ブライエニーが兄弟の書のジェイミーのところを完結させるのも良かったです。
このふたりはベッドインは余計だったとは思いますけど絆を深めてきました。
ラストの「女王を守って死す」の女王はサーセイですがデナーリスと解釈できるように
「女王」としか書かなかったのはブライエニーの愛情ですね。
ダヴォスさんも生き残ったし全体的にはあまり不満はありませんがサーセイの散り方には納得いきません。
あれだけの事をしてきた彼女がデナーリスの軍隊に対策を講ずることもなく弱々しく消えていってしまった。
ロバート王がエダード・スタークくらいに人格者であったならサーセイはやさしい母であり妻だったとは思うので
最後の姿が彼女の本来の姿と言えなくもないのかな。
何だかんだと文句を言いましたが役者さんたちは最後まで最高の演技をしてくれました。
長い間本当にお疲れさまでした。
「サーセイは何て言うかな」のアリアちゃんの表情が最高に好き。
サーセイの話をするアリアはちゃんと妹の顔をするんですよね
ひとまずこの辺で。