「ピンク色の研究」のコメンタリーです。
リクエストを頂きましてコメンタリーを振り返ろうと思い、
日本語字幕にはない表現があるかもしれないと原文を探しましたが
英語字幕がないんですよね・・・UK版にも。
リスニング力が皆無な私にモファットさんの英語は宇宙人にも等しいので
角〇様の日本語字幕DVDから引用させていただくことにしました。
合間に少しずつですが、振り返っていこうと思います。
Next → A Study in Pink Audio Commentary その2
今回のコメンテーターはモファティスとスー・バーチューの3人。
冒頭はそのご紹介となぜ現代版を作りに至ったかの説明しています。
話す割合はゲイティス御大40% スーさん5%
残りモファットさんじゃないかと思うくらいモファティス熱く語っています。
「アイデアはカーディフ行きの電車の中での会話から。
お互いシャーロック・ホームズのいろいろな情報を交換をしている中で、
やっぱりベイジル・ラスボーンとナイジェル・ブルースの映画が最高だよね。」
そんな認識で一致したようです。
そして、どうして現代版を最初にやろうと考えたのが他の人だったのかと文句を言ったらしいです。
「傘を取りに行き死んだ青年はジェームズ・フィリモアだよ。」
これはソア橋に出てくるホームズの未解決事件のひとつです。
「60分のパイロット版を製作したところBBCが絶賛し、90分のミニ映画シリーズにしようとなった。
シャーロックとジョンというキャラクターはすごく存在感のあるキャラクターだから
彼らの事や友情を描こうとすると謎解きがなくなるよ。」
って、この時点で言ってたのに・・・・・
「テキストをテロップにするアイデアは監督のポール・マクギガンのアイデア。
ポールは最高なんだ。」←ホントにねー。カムバックしてほしかったです。
「レストレードは最初「Inspector Lestrade」にしてたけど
マークが夜中の3時に突然、「D.I. Lestrade.」だ!と気づいたんだ。」
昔は「Inspector」だけだったのでしょうか。現在はほぼ「Detective」ですよね。
スタンフォードと再会する場面。
パイロット版ではクライテリオンで撮影できましたが今回は公園。
小ネタでコーヒーのカップに「criterion」を入れたそうです。
シャーロック初登場は安置所で遺体にムチを打ちつける場面。
「老人の遺体を打ちつけるヒーローを日曜日のゴールデン枠で登場させるのは滅多にないよ。」とモファットさん
「オール・クリーチャーズ・グレート・アンド・スモール以来だね。」と御大。
↑何かと思ったら獣医さんの実体験をもとにしたドラマなんですね。
日本語字幕も「獣医ドラマ」になってました。
「ドイルは聡明な作家。
40年間ずっと同じシリーズを書いた。
晩年ストーリーの質はやや落ちたけど見事に変化はなかったよ。
ドイルは「傑作ではないが最善を尽くした作品だ」と後期の作品に対して言っている。」
「「ソア橋」は晩年の秀作だ。
作品を並べてみるとどれを28歳で書いてどれを60歳で書いたのか見分けがつかない。
ほとんどキャラクターに変化を加えなかった。」
「天才的だと思うのは60作品中一度だけある瞬間を描いている事、
ホームズとワトソンの純粋な愛情を表す場面があるんだ。
「3人ガリデブ」でホームズが「ケガはないな?」と言う。間違いなくその1度だけじゃないかな。」
「表面上は探偵物語だけど実は友情を描いた物語なんだ。
男の友情が描かれることは少ない。「僕たちは友達同士」なんて男は言わない。
その友情を描くのを僕は楽しんでいるよ。
表立ったテーマではないが慕いあうふたりの男の友情は重要な裏のテーマだ。」byモファット。
続きます。
あらためてこのあたりの言葉を聞くと、
わかっていてもやらかしてしまうものなのかと、そこが創作の難しさなんでしょうか。
40年間キャラクターを変化させない難しさは素人の私でも想像できます。
人は年を重ねるごとに考え方も変わりますし成長もします。
環境によって信念や志向も変化しますし、
無意識に、或いは意識的にそれをキャラクターに投影してしまうこともあります。
そんな作品を何度も目にしてきました。
今更ですがホームズが今でも愛されている大きな理由のひとつですよね。
初めてコメンタリーを聞いた時に
「ホームズとワトソンの純粋な愛情」って!と腐り気味の私が食いついた言葉です。
私はこのドラマから原作に入りました。
だからこの時は本当の意味がわからなかったのですが原作を読みついに理解したのです!(大げさ)
ラストのコメント、モファットさんはこんな事まで言ってたんですね。
すっかり忘れていましたがさすが腐男子。
でもこの熱意は確かに伝わってましたよ。
S2までは・・・・(涙)
この頃のモファットさんはどこに行ってしまったのでしょうか。
本人に聞かせたいです。
こんなに期待させといて詐欺ですか。
コメンタリーも何度も聞いたのに結構忘れているもんですね。
日ごろの不満は置いといて、↓こんな心境で楽しみたいと思います。
リクエストを頂きましてコメンタリーを振り返ろうと思い、
日本語字幕にはない表現があるかもしれないと原文を探しましたが
英語字幕がないんですよね・・・UK版にも。
リスニング力が皆無な私にモファットさんの英語は宇宙人にも等しいので
角〇様の日本語字幕DVDから引用させていただくことにしました。
合間に少しずつですが、振り返っていこうと思います。
Next → A Study in Pink Audio Commentary その2
今回のコメンテーターはモファティスとスー・バーチューの3人。
冒頭はそのご紹介となぜ現代版を作りに至ったかの説明しています。
話す割合はゲイティス御大40% スーさん5%
残りモファットさんじゃないかと思うくらいモファティス熱く語っています。
「アイデアはカーディフ行きの電車の中での会話から。
お互いシャーロック・ホームズのいろいろな情報を交換をしている中で、
やっぱりベイジル・ラスボーンとナイジェル・ブルースの映画が最高だよね。」
そんな認識で一致したようです。
そして、どうして現代版を最初にやろうと考えたのが他の人だったのかと文句を言ったらしいです。
「傘を取りに行き死んだ青年はジェームズ・フィリモアだよ。」
これはソア橋に出てくるホームズの未解決事件のひとつです。
「60分のパイロット版を製作したところBBCが絶賛し、90分のミニ映画シリーズにしようとなった。
シャーロックとジョンというキャラクターはすごく存在感のあるキャラクターだから
彼らの事や友情を描こうとすると謎解きがなくなるよ。」
って、この時点で言ってたのに・・・・・
「テキストをテロップにするアイデアは監督のポール・マクギガンのアイデア。
ポールは最高なんだ。」←ホントにねー。カムバックしてほしかったです。
「レストレードは最初「Inspector Lestrade」にしてたけど
マークが夜中の3時に突然、「D.I. Lestrade.」だ!と気づいたんだ。」
昔は「Inspector」だけだったのでしょうか。現在はほぼ「Detective」ですよね。
スタンフォードと再会する場面。
パイロット版ではクライテリオンで撮影できましたが今回は公園。
小ネタでコーヒーのカップに「criterion」を入れたそうです。
シャーロック初登場は安置所で遺体にムチを打ちつける場面。
「老人の遺体を打ちつけるヒーローを日曜日のゴールデン枠で登場させるのは滅多にないよ。」とモファットさん
「オール・クリーチャーズ・グレート・アンド・スモール以来だね。」と御大。
↑何かと思ったら獣医さんの実体験をもとにしたドラマなんですね。
日本語字幕も「獣医ドラマ」になってました。
「ドイルは聡明な作家。
40年間ずっと同じシリーズを書いた。
晩年ストーリーの質はやや落ちたけど見事に変化はなかったよ。
ドイルは「傑作ではないが最善を尽くした作品だ」と後期の作品に対して言っている。」
「「ソア橋」は晩年の秀作だ。
作品を並べてみるとどれを28歳で書いてどれを60歳で書いたのか見分けがつかない。
ほとんどキャラクターに変化を加えなかった。」
「天才的だと思うのは60作品中一度だけある瞬間を描いている事、
ホームズとワトソンの純粋な愛情を表す場面があるんだ。
「3人ガリデブ」でホームズが「ケガはないな?」と言う。間違いなくその1度だけじゃないかな。」
「表面上は探偵物語だけど実は友情を描いた物語なんだ。
男の友情が描かれることは少ない。「僕たちは友達同士」なんて男は言わない。
その友情を描くのを僕は楽しんでいるよ。
表立ったテーマではないが慕いあうふたりの男の友情は重要な裏のテーマだ。」byモファット。
続きます。
あらためてこのあたりの言葉を聞くと、
わかっていてもやらかしてしまうものなのかと、そこが創作の難しさなんでしょうか。
40年間キャラクターを変化させない難しさは素人の私でも想像できます。
人は年を重ねるごとに考え方も変わりますし成長もします。
環境によって信念や志向も変化しますし、
無意識に、或いは意識的にそれをキャラクターに投影してしまうこともあります。
そんな作品を何度も目にしてきました。
今更ですがホームズが今でも愛されている大きな理由のひとつですよね。
初めてコメンタリーを聞いた時に
「ホームズとワトソンの純粋な愛情」って!と腐り気味の私が食いついた言葉です。
私はこのドラマから原作に入りました。
だからこの時は本当の意味がわからなかったのですが原作を読みついに理解したのです!(大げさ)
ラストのコメント、モファットさんはこんな事まで言ってたんですね。
すっかり忘れていましたがさすが腐男子。
でもこの熱意は確かに伝わってましたよ。
S2までは・・・・(涙)
この頃のモファットさんはどこに行ってしまったのでしょうか。
本人に聞かせたいです。
こんなに期待させといて詐欺ですか。
コメンタリーも何度も聞いたのに結構忘れているもんですね。
日ごろの不満は置いといて、↓こんな心境で楽しみたいと思います。
そんなに時間が流れたのか、といささか愕然。
キャラの成長、変化については、「サザエさん」を描ける作家は強いのだと思います。
自分はダメでした。
どんどん中に向かって掘ってしまうので、感情移入できないヒーローは、書けないし書く気になれなかった。
ところが読者の立場になると、「サザエさん」つまり無変化の偶像に心を惹かれてしまう。それはなぜなのか、自分でもわかりません。
ラスト、スタンフォードの表情に笑ってしまいました。
この目が、この目がね~
彼にはもう少し登場して、シャロ・ジョンを暖かく見守って欲しかったです。
マーティンもかなり若いですよね。
確かに最初の放送から8年ですし、彼らも歳をとるわけです(私も・・・)
このあたりは作家として篠田先生が一番よく理解されているところかと思います。
ドイルは「強い」のですか。
作家としての思い入れ、読者としての思い入れ、の違い、
うまく言えませんが何となくわかるような気がします。
考えてみれば変化があるからこそ人間らしいキャラクターなんですよね。
だからこそホームズには変わってほしくないのかもしれません。
スタンフォード、いい味出してるんですよ。
そうなんです、私もそう思います。
ずっと見守っていてほしかったんですけどね。
このドラマにはじめて出会ったのはレンタルDVDで(←もうそういうシステム自体が懐かしいぐらい)、あまりにも面白くて返却前にすぐにコメンタリー再生でもう一度シーズンをすぐに観返したことを懐かしく思い出します。
確かにベネディクトさんもマーティンも若いですね(パイロット版ともなると!)。
さっそく初日にブラックパンサーを観て、マーティンも年を取ったなあと(いや、それはそれで大好物なのですが)思っていたばかりなので、つい比べてしまいました。
はじめて観たときには制作者のこととか、もろもろ予備知識がまったくなくて。マイクロフトが出てきたときに「ひゅー、ハンサムが登場(笑)」みたいなノリで全員が笑っているノリの意味がわからず「へえ、イギリス人的にはこういう人がハンサムの基準なのか」と素直に受け取ったことも自分的には懐かしいです。
元空軍のパイロットで、いまはCIAのエージェント。やはり軍人さんww
セリフ無しの表情芝居もありで、ごめんよ、やっぱりジョンみたいに見えて、それが嬉しかったり。
アベンジャーズ新作の予告編で、ストレンジ髭先生の顔もちらっと拝見しましたが、老け顔対決ではやはりマーティンに一日の長があるようです。
違う話ですみません。
すてき! おなじ初日にブラックパンサーをご覧になっていただなんて(とはいえ私はジャパンのなかでもさらに田舎での鑑賞)。
公開からネタバレがぽろぽろと先行国から漏れていましたが、実際にはマーティンが思った以上の登場と活躍で。あんなにしわしわで「おじさん」なくせに、これまでの映画ルールではどう考えても「異国からきたお嬢様」みたいなポジションで。ついつい笑ってしまいました。
ホビットのレイクタウン、シャーロックS$E3、そしてこのたびのワカンダ脱出!!!
ただ、マーティンが大きな布に包まれているというだけで生まれる奇跡の「かわいい!!!!」に、優れたプロデューサーたちの「うん。俺たちもこれがかわいいっていうのは分かっているから」というメッセージを受け止めました。
“「僕たちは友達同士」なんて男は言わない。”のコメントを見て突っ込みたくなったんですが…S3では言ってましたよね。ジョン。あれはやっぱりらしからぬというか、言葉で言わないと危ういものがあったからかもしれませんね。S2までって、本当に言葉では言わないけど行動で分かるよ…というのをしみじみ感じます。モファティス、そういうの描くのすごくうまかったのに…諸行無常なんでしょうかね~まぁでも、ホントにS2までは最高の夢を見せてもらったので、この辺はまた見直すと思います。
当面、マーベルのDVDで心を癒そうかと少しずつ進めてます。
遅くなってごめんなさい~
そろそろレンタルDVDもなくなりそうな流れですよね。
おー、初日に観たんですね、さすがです。
マーティンは良い歳の重ね方をしてますよね。
あんなに小さくて(失礼)童顔ぽい顔しているのにそれを最大限に活かしたファッションや言動にとても魅力を感じます。
ベネディクトとはまた違った意味で不思議な魅力があります。
あー、なるほど。まさか制作者がマイクロフトを演じているとは思わないですもんね。
私も最初にこのドラマでベネディクトを見た時は、イギリスのハンサムさんはこんなタイプなんだ、と驚きましたよ。懐かしいですね。
先生も早速ご覧になったのですね。
予告編を見た時はマーティンの出番はあれで全部じゃないかと思っていましたがそれは嬉しいですね。
ロスさんは元空軍のパイロットで今はエージェント。なんかかっこいいですね。
S4のジョンよりジョンらしかったりして笑
やはりマーティンは良い歳の重ね方をしてるんですよね。
ベネディクトはまだまだ何かが足りないようです。何でしょうね、潔さでしょうか。
こんばんは!
マーテインファンに囲まれて(笑)ベネさんファンが恋しかったところです~
タイトルで笑わせていただきましたよ。永遠のキューピッドですよね。
そうなんです、コメンタリーはなかなか見る機会がないので新鮮ですよね。
もちろん一番の敗因はそれで間違いないです。
「ふたりが最強」あー、ありましたね、それ。
Two 's company, three is a crowd. こんな言葉があるとは知らなかったです。
これは真理ですね。現実の世界でも当てはまりますし。
S3は様々な思惑があったように思えるんですよね。
まあでもやっぱり「変化」というよりは「やってみたかった」ような気もします笑
S3で言ってました。
思い切り親友と言いハグまでする始末・・・・
思えば確かに危うさから出た言動かもですね。
S2までは男の友情なんだけど何も言わなくてもわかりあってるのがちょっと友情以上な感じもして、
そのあたりの塩梅さが絶妙で神ドラマすぎたのかもしれません。
やっぱりモファティス、誰かと入れ替わったのではないでしょうか。
マーベルで思う存分癒されちゃてください。
私ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーもおススメです~
先にごめんなさいしときます。でもでも。
あきこ様
包まれてる・・・包まれてる・・・そうか。
マーティン、アフリカ風手巻き寿司。ラブリィだ!
ご指摘のすばらしさに、思わず脳内マーティン祭りになりました。
この映画を見て、いまさらのマーティン・ロスを痛感した篠田です。
しょうがないから「ホビット」のdvdでも見直すか。
改めまして、dico様 お許しあれ。
しかしS3E2の感動のシャーロック・スピーチが、どっか素直に感動しきれない自分は、すれてしまったかなと思ったのですが、やはりあれは、ちょっとことば過剰でしたね。
男の友情は口に出さないのに、出してしまったのは逆の意味になってしまうということを、このコメンタリでモファットさん自身が証明してしまっている、という。
悲しいけど、それが事実ですね。
ううむ、事実は苦い。