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ジェームズ・ガン監督の解雇(再UP)

2018-07-26 20:27:02 | Marvel
私としたことが画像を貼らないままUPしていたことに今朝気がつきました。
今更ですが画像を貼りましたので再度UPします。


ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの監督、ジェームズ・ガンが
ディズニーから突然解雇されたとのニュースを見てびっくりしました。

原因は過去の(10年前?)のツイートのようですが、
トランプ政権を批判した報復が根底にあるとか・・・

問題のツイートはレイプやペドイリアに関することで、
本人はジョークのつもりだと言っていますが、
さすがにそれはイカンだろう、というようなツイートでした。

でもGotGの仕事をする前に、問題を認め謝罪し、ディズニーも承諾していたが
オルタナ右翼のジャックなんとかってやつが、
そのツイートを掘り起こし、こんな奴使っていいの?とディズニーにメッセージを送ったとか。

そのメッセージから半日くらいでガン監督解雇の決断をしましたが
これはファイギさんのもっと上の方の判断だったようです。

ディズニーちょっと過敏すぎるんじゃ、とは思いましたが
事が事だけに素早い決断をすることでトラブルを回避したように思います。

ディズニーにとって子どもは最重要顧客であり、
親が少しでも不安になるような事態だけは避けたいんじゃないかしらね。
誰かが被害に遭っているわけではなく妄想ツイートと言えばそれまでですが
妄想だけでも立派な犯罪予備軍にもなれるわけだし。

ガン監督も今では著名人なのだから本当に反省したのであれば
過去の該当ツイートは消しておくべきだったと、このひと言に尽きるような気がします。
残念としか言いようがありません。

インフィニティウォーで、
GotGのあの独特の世界はガン監督じゃないと表現できない事が証明されてしまっているので
今後はどうなるんでしょうね。
ガン監督への風当たりは相当でしたよ。ほぼ犯罪者扱いでした。
大きな代償となってしまいました。


ヨンドゥ役のマイケル・ルーカーが今回の騒動でツイッターをやめると表明しアカウントを削除しました。
今後著名人のツイートがうわべだけのコメントになってしまうのではと危惧されていました。
確かに今はすぐに言葉尻を捕らえられてしまうのでうっかりしたことをツイートできないですよね。
ツイッターは著名人たちの何気ない日常や交流を見ることができたのが楽しかったのに。

最近のSNSは自分と違う考えを書くだけで周りを扇動し公開処刑される風潮が強いと感じます。
いろいろな人がいるんだから意見も考え方も様々なのに、それじゃ言論弾圧だよと思う事もしばしば。
ポリコレを唱える人に限って偏る傾向があるような気もしますけど・・・・


ところで、クラグリン役でおなじみガン監督の弟ショーンさんがツイッターでコメントを出していました。
すごく良いコメントでしたので長いですが貼りました。












以下、拙訳です。

僕が兄ジェームズを愛しサポートしているのは言うまでもありません。
兄の人生に関わって来た友人や家族、同僚、ファンや他人であっても、
とても親切で寛容で思いやりを持って接している兄を自慢に思っています。
彼は子どもの頃から(運命だと思いますが)アーティストになってストーリーを作り、
コミックスや映画、バンドを通して自分の思いを届けたいと願っていました。

実現しようと必死なあまり、時にはぶざまにも間違った方向にいき、バカな事もしましたが、
素晴らしくも感動的で最高に楽しい事もありました。

6年前、ガーディアンズとMCUに全身全霊で打ち込むようになり、
映画製作を通じて彼の思いが良い方向へ向いていき、
人々にショックを与える男から変わっていくのを目の当たりにしました。
多くの観客によって「鋭い刃が丸くなっていく」ことを心配していた彼が
「鋭い刃」は便利はツールではなかったと気がついたんです。

彼のストーリーテリングの才能はより磨かれていきました。
彼が不快で攻撃的なジョークで人を怒らせてばかりいた男が心を開いていくのを見ていました。
兄に訪れた様々な面での変化はガーディアンズの変化として反映されました。

「これは人を思いやるチャンスだ。」クイルがチームみんなを励ましたこの言葉を兄はよく言っていました。
これは彼が自分自身に言い聞かせていた言葉なんです。
自分を含めガーディアンズのキャストにとって充実した経験のひとつでした。
僕たちは多額の予算がついたスーパーヒーローの映画に関わることができましたが
根底には極めてパーソナルなものがありました。
まさにギフトでした。それがこの映画の良さでした。

これは今更な情報ですね。
ジェームズがいつもインタビューでより細かく雄弁に話していたことです。
新しい解釈ではなく常にストーリーの中にありました。
ファンのみなさんにはずっとガーディアンズを見て味わってほしいと思います。

製作者がかつて大バカ者だったことは紛れもない事実ですがそれゆえにそうしてほしいのです。
結局のところ、この映画は最高の自分を見つけ出す映画なのです。
兄はこの映画に携わることでより良い人間になれました。
僕にとってもそれは同じです。それが僕の誇りです。



そしてクリプラたちのツイートをRTして「We are Groot」って。

ざっくりと。

クリプラは聖書の引用のようです。
今回の騒動を揶揄してるような気もしますが・・・・
「わたしの愛する兄弟たち、よくわきまえていなさい。
だれでも、聞くのに早く、話すのに遅く、また怒るのに遅いようにしなさい。」


ゾーイ・サルダナ。
厳しい週末だった、すべてを理解し受け入れるために今は一休みしている。
GotGのみんなを愛しているということは知っていて欲しい。


デイヴ・バイティスタ。
ジェームズ・ガンは思いやりのある優しい人間。
彼は間違いを犯したけど彼に起きたことを受け入れることはできない。



カレン・ギラン。
GotGのファミリーひとりひとりを愛している。


ポム・クレメンティエフは紙に言葉を書き綴っています。
「We are Groot. We are Family. We are stand together.」



今回の詳細などのソースです。

ジェームズ・ガン監督、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3』から解雇
ドラックス役デイヴ・バウティスタ、ジェームズ・ガン監督を擁護
【解説】ガン監督、10年前ツイートなぜ発覚?
キャスト&ファンがジェームズ・ガン監督の解雇に反応
ヨンドゥ俳優、Twitterやめる
クリス・プラット&ゾーイ・サルダナらがコメント


ガン監督の解雇撤回の署名運動が始まり署名も30万人ちかくまで集まっていました。
RE-HIRE JAMES GUNN

署名で動くようなディズニーではありませんが、たとえ動くとしても今回だけは無いでしょうね。
本当に残念としか言いようがありません。

4 コメント

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残念です (Misty)
2018-07-26 21:21:49
こんばんは。最近になってようやく見た「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」が大好きになっただけに、残念ですね…
う~ん…映画を見ると、本当に今は人間のいろんな面を描ける深さのある人のように思えるんですが…そして、人がいい方に変われるのは大事なことだと思うけど、テーマがテーマなだけに複雑な心境です。他のことならまだしも…と言っても、問題のツィート見てませんが。このニュースも、dicoさんの記事がなかったら全然知らないところでした。いつもありがとうございます。次回作、どうなるんでしょうね。
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Re.残念です (dico)
2018-07-26 22:08:38
Mistyさん
こんばんは~。そうですよね、Mistyさんもご覧になってましたよね。映画を観て大好きになった人たくさんいると思います。私もですけど。ただのヒーロー映画でもなくコメディでもなく、考えさせられるストーリーでまさかマーベル映画で泣く日が来るとは思いませんでした。
それだけに残念ですよね。IWでもガーディアンズだけ妙に輝いてましたもん。問題のツイートの一部が画像で流れていましたけど多分見ない方が良さそう・・・・次回作、中止にするわけにはいかなそうですけどどうするんでしょうね。ルッソ兄弟とか?あの独特な世界を再現するのは難しそうですよね。
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やな世の中 (あきこ)
2018-07-27 23:34:43
マーベルユニバースのなかでも1番(ブラックパンサーが猛追中?)大好きだったガーディアンズ。あの独特のノリ、他の監督に出せるかなあ。

それにしてもネット、つるし上げ、不寛容の社会はつくづくオソロシイですね。今では何もかも「若い頃のやんちゃ」だけで済ませてもらえないんだなあ。こんなに庶民の私だって、若い頃の過ちを掘り出されたらいくらだって出てくるのに。才能でプラマイゼロにしてもらえないのかなあ???
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Re.やな世の中 (dico)
2018-07-28 07:04:09
あきこさん
他の監督には絶対出せないでしょうね。出せないからインフィニティウォーでもガーディアンズの部分だけ監督したのだろうし。

最近のネットのおける、個人のつるし上げは本当にオソロシイですよ。顔が見えないから相手が生身の人間だということも忘れているんじゃないかと思います。ポリコレ棒とはよく言ったもので、本来は守るためのものが攻撃の手段になっているのも悲しいですね。
本音を言えば情状酌量の余地を残してほしいところですが・・・
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