That's awesome

海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 2 of 7

2015-09-10 07:27:18 | ロード・オブ・ザ・リング
The Lord of the Rings: The Return of the King
2003年
Director:Peter Jackson
Screenplay:Fran Walsh Philippa Boyens Peter Jackson
Based on The Fellowship of the Ring by J. R. R. Tolkien


ミナス・ティリス。


狼煙をあげてローハンに助けを、と提案するガンダルフに、
自分にだって目はある、アラゴルンを帰還させて自分の地位を取り上げようとしている事など見抜いているとデネソール。
原作ではデネソールは密かにパランティアのひとつ、アノールの石を所持し、
モルドールの攻撃をかわしつつ知識を得ていき精神を病んでいったらしいですね。
デネソール候も苦労したんですね。

ミナス・ティリスに植えられているゴンドール王家の象徴、白の木。

再び花が咲くというわずかな望みをつないで今でも衛兵に守られているとガンダルフ。
その庭から見えるモルドールからは立ち込める噴煙は日の光を嫌うオークのためにサウロンが作り出していました。
その黒い噴煙がミナス・ティリスに届くとき、オークの軍団が襲撃してくると言います。

家に帰れる気がしないんだとフロドにサムが弱っているからそう思うんです、
ちゃんと帰れますよ、ビルボの様にね、と言います。
通りかかったゴンドールの王の石像に咲いている花が日の光に照らされて王冠のように見えるねってサム。


ミナス・モルグルではナズグルの指揮のもとでサウロンの軍団の出撃が始まります。


オスギリアスを死守するファラミアたち。


デネソールが当てにならないのでガンダルフはピピンを使って狼煙に火を入れます。
狼煙がリレーされていくこの場面も感動ものです。音楽の効果も相まってワクワクします。

狼煙を確認したアラゴルンは全速力でセオデン王に報告しにいきます。
本当に希望のリレーって感じですね。

セオデン王たちはローハンの軍を集結させるため馬鍬砦に向かいます。
エオウィン姫も見送りといいながらこっそりと剣を忍ばせアラゴルンに見つかっちゃっています。
メリーがここでセオデン王になぜか忠誠を誓っちゃっているんですが・・・
戦いに参加したかったから?


オスギリアスから撤退することになったファラミアたちをナズグルがしつこく追いかけてきますが
ガンダルフが眩い光で追っ払います。
そういえばガンダルフってあまり派手な魔法を使わないですよね。


ゴラム「悪魔のささやき」

「Master carries a heavy burden Smeagol knows, heavy heavy burden. Fat one cannot know.
He wants it. He needs it. Smeagol sees it in his eye.
Very soon he will ask you for it. You will see. The fat one will take it from you!」
マスターが大変な重荷を背負ってるのスメアゴルにはわかってるよ。
太ったあいつにはわからないけど。
あいつは指輪が欲しいんだ。欲しくてたまらないんだ。スメアゴルはあいつの目を見てわかったよ。
あいつはすぐにあなたに言ってくるよ。みてなよ。あなたから指輪をとろうとするから。

フロドは常に指輪と戦っている状態で気力、体力ともにそうとう消耗してきてそうです。
そんなフロドをサムはそばにいることしかできないので、
フロドもつらいかもしれないけどサムもつらいよね、きっと。

ローハンの援軍がまだ来ないので不安になるゴンドールの兵士たち。

「Courage is the best defence that you have now. 」
今は勇気こそが最大の防御、とガンダルフ。

ピピンはボロミアのためにデネソールに奉仕することを決めますが、
自分に何ができるんだと悩むピピンにファラミアが話しかけます。
ボロミアは強かったとファラミアにあなたにも違う強さがありますよ、とピピン。

オスギリアスが陥落したことでファラミアを責めるデネソールは奪回してこいと命令します。
ボロミアのかわりに自分が死ねばよかったと父に言われ絶望の中、死地に向かいます。

「ゴラムの罠」
フロドとサムが寝ている隙にサムの荷物からレンバスを盗み出し捨ててしまいます。
その事に気づいたサムがゴラムを責めますがゴラムはあらかじめサムの服にレンバスをかけらを落としていたので、
サムが食べたんだと逆襲し、サムはゴラムに殴りかかります。
フロドが止めますが弱っているフロドを見てサムが言います。
「I could help a bit. I could carry it for a while. Share the load.」
少しだけど僕もあなたの力になります。しばらく指輪を預かりましょう。
僕もその重荷を共に負います。

サムの言葉にフロドが離れろ、と怒ります。
「指輪を奪うわけではない、助けたいだけなんです。」というサムの言葉はもうフロドには届きません。
「You can't help me any more. Go home. 」
お前はもう僕の助けにはならない。家に帰れ。

フロドとサムの間にはとうとう亀裂が入ってしまいました。

ここでピピンの歌ですよ。ここも泣けます。

動画はこちら。
Lord of the Rings - Pippin sings for Denethor (with lyric)

The Steward Of Gondor

Home is behind
The world ahead
And there are many paths to tread
Through shadow
To the edge of night
Until the stars are all alight

Mist and shadow
Cloud and shade
All shall fade
All shall fade

ゴンドールの執政

故郷は過ぎ去り
前方には世界が広がり
進むための道がたくさんできる
影を通りぬけて
夜の稜線へ
星がすべて輝くまで

霧で覆われ影になる
雲で覆われ陰になる
すべては消えていくだろう
すべては消えていくだろう

だから私に詩のセンスなど・・・(涙)
この頃のピピンは何だか急に大人びてピピンというよりはペレグリン・トゥックな感じです。

ファラミアはオークによって瀕死の状態になるけど、
デネソールが食いちぎっているのが実はファラミア、という描写なんでしょうね、多分。
そしてひとり考え込むガンダルフ。

続きます。

ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 1 of 7

2015-09-08 07:21:39 | ロード・オブ・ザ・リング
The Lord of the Rings: The Return of the King
2003年
Director:Peter Jackson
Screenplay:Fran Walsh Philippa Boyens Peter Jackson
Based on The Fellowship of the Ring by J. R. R. Tolkien

王の帰還です。
近いうち、とかいいながら早速やっちゃっています。
やはりここまでやらないとスッキリしません。

先日、珍しく友人がブログを読もうとしたらしく、
あまりに長すぎて読む気にならないんだけど、というダメ出しをくらいました。

やっぱり長かったか(笑)

少し短く切りつつ、好きな場面を並べてみました。


冒頭はゴラム誕生秘話。
デアゴルが拾った指輪が欲しくてたまらないスメアゴルはとうとうデアゴルを殺してしまいます。
ストゥア族ってホビットの親戚みたいなものですかね。
世界征服とかではなくただただこのきれいな指輪を自分のものにしたいだけのふたりでした。


残り少ないレンバスをフロドにあげて自分は我慢するサム。
この時はまだ帰りの事も心配しています。

レンバスは硬くてまずいとPJ監督談。

アイゼンガルドでサルマンと対峙するガンダルフたち。

サルマンがガンダルフに言います。
「Gandalf does not hesitate to sacrifice those who are closest to him those he professes to love!
Tell me, what words of comfort did you give the Halfling before you sent him to his doom?
The path that you have set him on can only lead to death.」
ガンダルフは親しい人たちに愛を装いながら犠牲にすることに何のとまどいもない。
教えてくれ。小さい人を彼の運命に送り込む前にどんな慰めの言葉を言ったんだ?
お前が彼に示した道は死へとつながるだけだ。

そしてパランティアで、中つ国で何かが腐っていると予言します。
これはゴンドールの事なんですよね、多分。

サルマンはグリマに刺され塔から落ち、グリマはレゴラスに矢によって死にます。
サルマンが落としたパランティーアをピピンが拾いますがガンダルフに取り上げられます。

ローハンで戦士たちの追悼と祝勝会。
飲み比べをするギムリとレゴラス。
「It's a drinking game?」とレゴラスはビールを飲むのは初めてのようです。
もちろん、勝者はレゴラスでした。さすがスランドゥイルの息子ってこと?


こちらはエオウィンとアラゴルン。
この場面も大好きですー。


フロドはどうしてるんだろうか、とガンダルフとアラゴルン。
アラゴルン
「We have time. Every day Frodo moves closer to Mordor.」
まだ時間はあります。フロドは日毎モルドールに近づいていますよ。
ガンダルフ
「Do we know that?」わかるのか?
アラゴルン
「 What does your heart tell you?」あなたのお心は何と?
そう聞かれたガンダルフのゆっくりと笑顔に変わるのがすごく好きです。

「That Frodo is alive. Yes, yes he is alive. 」
フロドは生きていると。そう、彼は生きているよ。

ゴラムが何だか企んでる事を察知したサムですがフロドは信じてくれません。
それどころかフロドの前ではいい子ぶっているゴラムを庇います。
「We can't do this by ourselves. Not without a guide. I need you on my side.」
僕たちだけではたどり着けないんだ、サム。ガイドがいないと。お前にはそばにいてほしい。
「I'm on your side Mr Frodo」
僕はいつもあなたに寄り添っています。
「I know Sam, I know. Trust me. Come Smeagol.」
わかってるよ、サム。僕を信じて。おいで、スメアゴル。

フロドが後ろを向いた隙にサムに向かってこんな顔。
ゴラム、いつか殺す!

広間で眠るエオウィンを気づかって火を強くしてあげたり、
上掛けを掛けなおしてあげるアラゴルン。
てか、なぜ姫がこんなところでひとりで寝ているのかちょっと謎。
誰も起こしてあげないの?使用人とかいないの?
それはさておき、
悪夢を見たと泣いているエオウィンはそばにきたアラゴルンの手を握ります。
何かこっちが照れちゃう場面です。何かいいなー。
やさしくなだめるアラゴルンですが彼女の思いに応えることはできないんですよね。

エオウィンの夢、原作ではファラミアが見た夢だそうです。

その頃、パランティアが気になってどうしても眠れないピピンは
寝ているガンダルフからそっとパランティーアを取り上げます。

驚愕のガンダルフの寝顔!原作準拠だそうですけど、これ本当はどこかに旅立ってるんじゃ・・・

パランティアを覗いたピピンですが逆にサウロンに捕らわれてしまいます。
サルマンが呼んでいると思って顔を出したらホビットだったのでサウロンは「お前、誰?」状態だったんじゃないかと。
結局ガンダルフがピピンを助け、ついでにサウロンの次の狙いがミナス・ティリスだと知ります。

作戦会議。
ゴンドールを助けようと言うガンダルフに、
ローハンの危機にも知らん顔してたのに何で助けないといけないんだ、とセオデン王。
自分が警告しにミナス・ティリスに行くと言うアラゴルンを制し、
ガンダルフはピピンを連れてミナス・ティリスに旅立ちます。


メリーとピピンの別れ。
すぐに会えるよね、というピピンにわからないとメリーは最後のたばこ草をピピンに手渡します。

ガンダルフとピピンの旅立ちを見送るメリーとアラゴルン。
「He's always followed me everywhere I went since before we were tweens.
I would get him into the worst sort of trouble but I was always there to get him out.
Now he's gone. Just like Frodo and Sam.」
いつも僕の後をついてきたんだ、子どものころからずっと。
僕はあいつをトラブルに巻き込んだけどいつも助けてたんだ。
でもいなくなってしまった。フロドとサムのように。
「One thing I have learnt about Hobbits: They are a most hardy folk.」
私がホビットについて学んだこと、それは君たちがとても強い種族だという事だ。
「Foolhardy maybe. He's a Took!」
無謀なんだと思う。トゥック家だし。

アマンに向かう途中にアルウェンが見たもの。

アラゴルンと彼が抱きかかえる小さな男の子。その男の子の首には夕星の光が下がっていました。
それを見たアルウェンはエルロンドの嘘を知り、裂け谷に引き返します。

父親の嘘がバレる。

サウロンのパワーに負けて瀕死状態。

サウロンに負けるわけにはいかなくなりアラゴルンを応援する。

「From the ashes of fire shall be woken. A light from the shadow shall spring.
Renewed shall be blade that was broken. The crownless again shall be king.」
灰の中から火は蘇り、影から光が射し出づる。
折れた刃が新たに研がれ、無冠の者が再び王となる。

エルロンドはナルシルの剣を修復します。


一応短くしたつもり(汗)
続きます。

CNN Talk Asia などなど

2015-09-06 09:15:45 | BC_2015・2016
夏の疲れなのか最近は会社に行った途端、帰りたい気分になってまったくやる気ゼロな毎日です。
もうすっかり「全日本もう帰りたい協会」の会員です。

今日だったかCNNで放送される「Talk Asia」のインタビューの記事をちょっとだけ拾い読みしました。
度々出てくる「obsession」という単語、どういう意味で言っているのかよくわからなくて、
何だかちょっと辛辣な内容になってしまっているような気もしますが、
私の訳が間違っているかもしれないので(この可能性のほうが高い)
まー何となくこんな感じ?なくらいでお読みいただければと思います。

CNNの記事。インタビュー動画つきです
What makes Benedict Cumberbatch 'monstrously uncomfortable'?


ベネディクトに男の子が6月に生まれた時、新生児はすぐに世界をとりこにしました。
先週、待望のカンバーベイビーはクリストファー・カールトン・カンバーバッチという名前が公表され、
ネットは様々な分析がされていました。

カンバーバッチは一般的にはレッドカーペットでの傘や「ペンギン」の発音の苦労、
バービカン劇場でファンに上演中は携帯を使わないように頼んだことで有名です。

しかし、妄想をも越えて彼の役は批評家の称賛を浴びました。
先月、ハムレットのデビュー公演が開幕し、英国史上最も早く売り切れた公演になりました。

主演をつとめた英国のドラマ「シャーロック」では中国の巨大なファンダムがあり、
「巻福」というニックネームまであります。

今月、Talk Asiaでの席でも触れていましたが彼は自身のセックスアピールについては絶えず困惑しており
「そのことについて話すのはかなり気まずさを感じる。」と言うが、仕事に関してはとても情熱的に話をします。

Looking for longevity

時の人になりつつあるカンバーバッチですが、
現状の妄想の概念は彼にとっては「恐ろしくてぞっとする。」と主張しています。

The sex appeal

彼は想像もつかないくらい憧れの的ですが、
今年の始めにエンパイアマガジンで最もセクシーな男性に選ばれました。
恐らく、その魅力は演技の才覚がもつ悩める天才にあります。

Becoming his characters

彼がどこに行こうと熱狂がついてくるのは疑いようがありません。
しかし、カンバーバッチは彼が望むプロジェクトを選ぶことができるので
彼が言うところの「かなりぜいたくな問題。」です。

キャラクターに投資する(彼は『変換』と呼んでいる)のがベストだと信じています。
「イミテーションゲーム」のアラン・チューリング、
型にはまらない多角的な人物を演じようとした事について打ち明けました。

British Invasion?

ハリウッドで注目されている英国の俳優はカンバーバッチだけではありません。

オスカー俳優、エディ・レドメイン、「トワイライト」の主役、ロバート・パティンソン、
そしてボンドを演じるダニエル・クレイグたちは海外の英国人のために旗を振り、
その過程で多くのファンを獲得しました。
「イミテーション・ゲーム」でのカンバーバッチの共演者、キーラ・ナイトレイ、
そしてオスカー俳優のケイト・ウィンスレットやヘレン・ミレンのように。

しかし、英国のスターたちが今の大西洋を侵略している状態だという示唆を
カンバーバッチはあっさりとしりぞけました。

以上です。

「obsession」を「妄想」にしてみましたが・・・・
つまり、
自分の容姿やプライベートを聞かれるのは好きじゃない、
そんな事より演技の事をもっと聞いてよ、って事なのかも。
この方はいつもこれを言っていますしね。

次はRadioTimesからです。
I might have turned down Sherlock if it wasn't for Steven Moffat and Mark Gatiss


ベネディクト・カンバーバッチ:
もしモファットやマーク・ゲイティスがいなければ「シャーロック」を断っていたかもしれない。

シャーロック・ホームズがもたらす「大衆的な役」の知名度が心配だったと言います。
しかし、今では街頭で注目されるのをただ笑うだけでした。

ベネディクトはシャーロックの役を断ろうとしていたが
マーク・ゲイティスとDr.Whoのショーランナー、スティーヴン・モファットの手腕を見るとすぐに考えを変えました。

「大衆的な役」によって注目されることを警戒し偉大な探偵を演じるチャンスを逃そうとしていたと現在、
ウェストエンドでハムレットを演じている俳優は言います。

「キャリアを積み重ねていくのにチャレンジングで大変な役を演じるのはとても慎重だった。」

「僕はシャーロック・ホームズのような注目される大衆的な役を手に入れるのにはとても慎重だったんだ。
だけど脚本を読んだときに思ったんだ。『僕がやらなくちゃ。』」

最終的に、モファットとゲイティスが作るものを信用することにしました。

「現在のテレビはどの時代とも違う広がりを持っている。
我々が2人の驚くべき作家、モダンだが原作に敬意を抱いているスティーヴン・モファットと
マーク・ゲイティスによって素晴らしい原料を見つけたようにもし君たちが金を掘り当てたとしたら、
成功させるためのレシピを手に入れた思うよ。」

しかしながら、当初の高名に対する用心深さが根拠に基づいていたことが証明されました。
カンバーバッチがみんなが彼を見て街中で気絶するのは笑える、と言うのが全てを語っていますけど。

「通りや何かでもし僕に会ったときに気絶とかしても僕は笑っちゃうんだ。
おかしいと思うよ。僕はずっと長い間同じ顔でやってきてもう10年以上経つのに
最近は更なる注目とか「妄想」といったものをされる顔になっている。」

「本当にとても面白いよね。
みんなもしばらくは一歩も引かないだろうからこれが続くんだろうね。」

モファットの貢献は最も驚くべきセックスシンボルを英国に与えたことではありません。
素晴らしいスタートではありますが。
Armando Iannucci はBBCの将来において発言権を与えなければならない人物として、
Dr.Whoとシャーロックの作家の名前を挙げました。

彼はモファットのような作家やプログラムメーカーから困難や喜び、
そして世界基準の公共放送を作ろうとするための専門知識を捨てるための意見が得られることを望みました。

カンバーバッチはおそらく簡単な推論に賛成すると思います。


以上です。
毎度の事ながら日本語が崩壊しているし何だかボロボロ(泣)


話しは変わりまして、
シェイクスピアマガジンに掲載されたハムレットの特集。
下記から見る事ができます。
http://issuu.com/shakespearemagazine/docs/shakespeare_magazine_08?e=0


そしてシャーロックの公式イベントがオーストラリアで開催決定・・・オーストラリアかー。


日本は?日本はーー?
いや、でも本当に日本で開催することになったらどうしたらいいのかわかりませんけど。

来月開催されるロンドン映画祭のBlack Massのプレミアにベネディクトが出席するだろう、という事で、
現地で10月11日(日)とありましたが・・・
ちょっと待って!どうしよう、11日は私、ロンドンにいるんですけどーー。
いるだけで何もできないと思いますが、何か緊張してきました。あわあわ。
レスター・スクウェアでやるんですか?ひー。

とりあえずBFIのサイトです。
BFI London Film Festival

ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔 4 of 4

2015-09-04 07:33:01 | ロード・オブ・ザ・リング
The Lord of the Rings: The Two Towers
2002年
Director:Peter Jackson
Screenplay:Fran Walsh Philippa Boyens Peter Jackson
Based on The Fellowship of the Ring by J. R. R. Tolkien

オスギリアス。
ファラミアはフロドを指輪ごとデネソールに献上すると言うのでサムが訴えます。

「Do you want to know what happened to Boromir?
You want to know why your brother died?
He tried to take the Ring from Frodo after swearing an oath to protect him!
He tried to kill him! The Ring drove your brother mad!」
ボロミアに何が起こったか知りたいか?お兄さんがなぜ死んだか?
彼はフロドを守ると誓ったその後に指輪をとろうとした。
フロドを殺そうとした。指輪が彼を狂わせたんだ。

その時、ナズグルがオスギリアスを襲います。

ヘルム渓谷ではセオデン王がすっかりあきらめちゃっています。
こんな見境のない憎しみに人間に何ができる?という王に、
一緒に乗り越えるんです、そして立ち向かうんです、とアラゴルン。
セオデン「For death and glory.」死と栄光のために。
アラゴルン「For Rohan. For your people.」ローハンのために。あたなの民のために。
ギムリ「The sun is rising.」日が昇っていく。
ギムリの言葉に別れ際のガンダルフの言葉を思い出します。
「5日目の夜明けに東から戻る。」

セオデン王は情熱を取り戻します。
The horn of Helm Hammerhand shall sound in the deep......one last time.」
槌手王ヘルムの低い角笛を鳴らそう、最後にもう一度。

余談ですが、「ホビット3」でトーリンが正気を取り戻した時に言った
「one last time」がものすごく印象に残っているからなのか、
LotRでもこのセリフが妙に耳に入ってくるんですよね。

ギムリが角笛を鳴らしセオデン王たちが馬で前進した時、光とともにガンダルフが現れます。

ガンダルフ「Theoden King stands alone.」
セオデン王が孤立無援であられるぞ。
エオメル「Not alone. Rohirrim! To the king!」
ひとりではございません。ローハンの騎士たち!王のもとへ!

オスギリアス。
指輪を呼ぶ声に呼ばれフロドはナズグルの前に出ます。

指輪を差し出したその時、サムが飛び出しフロドを助けファラミアがナズグルを追い払います。
フロドはサムを剣で刺そうとしますがサムの呼びかけに正気を取り戻します。

「僕はもうできない」とフロドにサムの言葉です。
ここでは原文を直訳してみました。
いつ観ても泣けてくる場面ですが、直訳だとイマイチかも。私の駄訳のせい?

I know. It's all wrong.By rights, we shouldn't even be here.
But we are. It's like in the great stories, Mr. Frodo.
The ones that really mattered. Full of darkness and danger they were.
And sometimes you didn't want to know the end because how could the end be happy?
How could the world go back to the way it was when so much bad had happened?
わかってます。こんなのは間違っています。
本来僕たちはここにはいないはずなんです。だけどここに来てしまった。
まるで壮大な物語のようです、Mr.フロド。
それはとても大切な本で、暗闇と危険に満ち溢れていました。
どんなハッピーエンドになるのか、終わりを知りたくなりませんでした?
悪い事ばかり起こる世界でどうやって元に戻るのでしょうか。


But in the end, it's only a passing thing this shadow.
Even darkness must pass. A new day will come.
And when the sun shines, it will shine out the clearer.
Those were the stories that stayed with you that meant something.
Even if you were too small to understand why.
But I think, Mr. Frodo, I do understand. I know now.
だけど結局、影は消滅します。暗闇も過ぎ去っていきます。
新しい日がやってきて太陽がひと際輝いています。
そういった何らかの意味が心に残り続ける物語でした。
たとえ、理解するには小さすぎたとしても。
だけど、思うんです、Mr.フロド。今だったら理解できると。

Folk in those stories had lots of chances of turning back, only they didn't.
They kept going because they were holding on to something.
物語の主人公たちはいつでも引き返すことができたのに、そうしなかったのです。
彼らは何かにしがみつきながら進み続けました。

What are we holding on to, Sam?
僕たちは何につかまればいいの?サム。とフロド。

That there's some good in this world, Mr. Frodo. And it's worth fighting for.
この世界には尊いものがあるんです、Mr.フロド。戦う価値のあるものが。


泣かせるなあ、サム(大泣)
最後の部分、字幕では「何かを信じて」になっていて余計に涙が・・・
サムは結構浅慮なところもあると思うのですが大事なところでは強さを発揮してるんですよね。
ホビットがそういう種族なんでしたっけ。
ホビットだけでなく、みんながそれぞれ乗り越えなければいけない何かを
フロドを通して乗り越えていくんですね。大切です。

話を聞いていたファラミアが静かに近づき、やっと理解し合えたと言います。
そしてフロドを開放します。

ファラミアはボロミアの死の原因を知った事もあったけど、
その昔、ガンダルフからいろいろと教わっていたそうで、とても聡明な人だったみたいですね。
だからこそ指輪の危険性とかフロドが成し遂げようとしている事の困難さとかをすぐに理解できたのかも。

それぞれの戦いが終りました。
レゴラスとギムリはそれぞれ倒した数を競い合っていました。
レゴラス、負けず嫌い炸裂です。


メリーとピピンはサルマンの貯蔵庫で食料と上等なパイプ草を発見します。
戦利品というやつですね。


ファラミアはフロドたちに抜け道を案内します。
そこでファラミアはゴラムがフロドたちをキリス ウンゴルに連れて行こうとしている事を知り、
危険だと警告しますが、選択の余地はないから、とフロド。
ファラミアは、フロドたちを傷つけるな、とゴラムに釘を刺します。


ガンダルフの言葉。
Sauron's wrath will be terrible, his retribution swift.
The battle for Helm's Deep is over. The battle for Middle-earth is about to begin.
All our hopes now lie with two little Hobbits somewhere in the wilderness.
サウロンはひどく怒り、すぐに報復するだろう。
ヘルムでの戦いは終わったが、中つ国をかけた戦いが始まろうとしている。
我々の希望は今、荒野をさまよう二人の小さなホビットに託されている。


フロドの言葉
Well, you've left out one of the chief characters "Samwise the Brave."
I want to hear more about Sam.
君は重要な人物のサムワイズが勇者だったって事を忘れてるよ。
僕はサムの話を聞かれたいんだ。
フロドはサムがいたからたどり着けたんだ。


そして最後にゴラムが何かを企みながらフロドたちを案内するところで終わります。



今回初めて、スペシャル・エクステンデッド・エディションを見ましたが、
劇場版よりさらに面白さがUPしていて、もう劇場版見れなくなりそうです。
なのできっと王の帰還もSEE版を観る事になりそうです。
しかし、王の帰還は4時間30分もあるそうですよ。ひえー、いつ観るんだー!

そんなわけで近いうちに王の帰還もやりたいと思っているのでまたおつきあいくださいませ。

ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔 3 of 4

2015-09-01 22:27:43 | ロード・オブ・ザ・リング
The Lord of the Rings: The Two Towers
2002年
Director:Peter Jackson
Screenplay:Fran Walsh Philippa Boyens Peter Jackson
Based on The Fellowship of the Ring by J. R. R. Tolkien

裂け谷。
エルロンド卿の説得で不死の国に旅立つことを決心したアルウェン。
ここで映画におけるエルロンド卿の心境の変化を追ってみます。

このままでは娘が中つ国で人間に嫁いでしまう。

とりあえずアラゴルンを説得してみる。
アラゴルン、2度と戻らない事を決心。
成功。

しかし娘は諦めない。

このままでは死んでしまうんだよ(真実)
アラゴルンには寿命があるんだよ(真実)
彼が死んだらひとり取り残されるんだよ(嘘)

娘、旅立ちを決意。
成功。

しかし、パパの仕打ちにとうとう祖母が立ち上がります。
全部妄想です。下らなくて本当にすみません。
旅立ちを見送るエルロンドにガラドリエルが話しかけます。


The world has changed. I feel it in the water, I feel it in the earth, I smell it in the air.
The power of the enemy is growing. Sauron will use his puppet, Saruman to destroy the people of Rohan.
Isengard has been unleashed. The Eye of Sauron now turns to Gondor the last free kingdom of Men.
His war on this country will come swiftly. He senses the Ring is close.
The strength of the Ring-bearer is failing. In his heart,
Frodo begins to understand the quest will claim his life. You know this. You have foreseen it.
It is the risk we all took.

In the gathering dark, the will of the Ring grows strong.
It works hard now to find its way back into the hands of Men. Men, who are so easily seduced by its power.
The young captain of Gondor has but to extend his hand take the Ring for his own,
and the world will fall. It is close now. So close to achieving its goal.
For Sauron will have dominion over all life on this Earth even unto to the ending of the world.
The time of the Elves is over.
Do we leave Middle-earth to its fate? Do we let them stand alone?

世界は変化しています。私は水でそれを感じ、大地でそれを感じ、空気の匂いでそれを感じます。
敵の勢力は大きくなっています。サウロンはサルマンを操りローハンを滅ぼそうとしています。
アイセンガルドは解き放たれました。戦いはすぐに始まります。
サウロンは指輪が近くにあると感じています。指輪を担う人の力は衰えてきています。
フロドはこの旅が命を奪う事を理解し始めています。あなたはご存知ですよね。
あなたは予見しています。私たちみんなが受け入れたリスクです。

次第に深まる闇に指輪の意思は強まっています。人間の手に戻ろうと必死になっています。
人間はそのパワーで簡単に誘惑されます。
ゴンドールの若い大将がその手をのばしさえすれば指輪は彼のものとなり世界は崩壊します。
それはすぐそこまできています。目的達成までわずかです。
地球上の生きとし生けるものすべてをサウロンが支配します・・・世界の終わりがきても。
エルフの時代は終わりました。中つ国に運命を委ねますか?彼らを孤立させて?

ファラミアはフロドたちがボロミアと一緒にいたことを知り、回想しています。
オスギリアスを再び取り戻した時にボロミアがゴンドールの旗を持ち、
2度と奪われないと戦士たちの前で力強く誓います。
ファラミアと乾杯しているとそこに父のデネソールがやってきます。

(何やってんだ、ウォルター!と言いたくなっちゃう。by Fringe)
ボロミアを讃え、オスギリアスを奪われたにはお前のせいだとファラミアを責めます。
デネソールはサウロンの指輪の事を知っていて、ボロミアに裂け谷に行くよう命令します。
そして、必ず指輪を持ち帰るように言います。
ボロミアは、裂け谷なんか行かねー、それよりもここでゴンドールを守る、とか言っていますが
父の命令には逆らえず、結局旅立つことになります。

デネソールは権力に固執あまり暴走していっちゃっているように見えます。
ボロミアを寵愛していたデネソールですがボロミアもファラミアも結局はデネソールの道具でしかないような気がします。
ボロミアはゴンドールを守りたいがために指輪の誘惑に堕ちてしまいましたが、
デネソールがゴンドールのために尽くす人だったらボロミアも指輪に囚われずにすんだのかも。

ここは劇場版にはない場面ですが結構大事な場面ですよね。
これがないとボロミアが指輪に誘惑された、ただの残念な人に見えちゃうような気もします。
原作を読んでいればそんな事もないんでしょうけどね・・・

禁断の池でくつろいでいるゴラムがファラミアたちに見つかってしまいます。
ファラミアの許しを得てフロドはゴラムを近くまで来させますが結局ゴラムも捕まります。
ゴラムからフロドが指輪を持っている事を知ったファラミアはフロドたちをゴンドールに連れ帰る事にします。


ブレゴとともにアラゴルンが帰還し、ギムリやレゴラスが冗談を言いつつ温かく迎え、
レゴラスは夕星の光をアラゴルンに手渡します。


途中、目にしたサルマンの大軍をセオデン王に報告します。
バーンと大きな扉を開ける場面。

大軍に備えて戦いの準備をしますが王はもう諦めちゃっていて、良い最期を迎えたいと言います。
援軍を頼むことも王に拒否されエオウィンは一緒に戦いたいと言い出すし、
ちょっと途方に暮れている様子のアラゴルン。


しかも戦いに駆り出されるのが老人と子どもばかりの悲惨な状況にとうとうレゴラスまでキレちゃいますが、
自分は戦ってみんなと一緒に死ぬから!とアラゴルンまでキレちゃって部屋から出ていきます。
そしてひとり冷静なギムリでした。


その頃、エントムートでこれからどうするかの話し合いをしているエントたちですが、
夜になっても終わる気配がなく、決まった?メリーが聞きますが「やっと挨拶が終ったところ」とエントさん。


子どもたちが武器を与えられている様子を見ているアラゴルンがひとりの少年の剣手にします。
今日が最期だとみんなが言っている、と言う少年に、望みはあると励まします。


戦う決意をあらたにし、黙々と武装をしていくアラゴルンにレゴラスが剣を渡し、
弱音をはいてごめんねって謝ります。
そういえばアラゴルンはボロミアの籠手をちゃんと身につけてたんですね。(今頃)

じゃ、みんなで頑張ろうよと仲直りしたところで角笛の音が聞こえてきます。
ハルディアさんがエルフの軍隊を連れてやってきました。
エルロンド卿の計らいみたいですがきっとお姑さんに言われたんですよ(下世話)

アラゴルンに抱き付かれてちょっとびっくりしていますが、すぐに笑顔になるハルディアさん。
アラゴルンとエルフたちの絆も何かちょっといいなあと。

サルマンの大軍がやってきました。両陣営のにらみ合いが続きます。
この時の3人の友情がすごくステキでした。

ギムリ「Well, lad, whatever luck you live by, let's hope it lasts the night.」
さて、(親愛なる)君たち、運によって生きてきたにせよ、それが夜の間ずっと続くことを願おう。
レゴラス「Your friends are with you, Aragorn.」
君の友達は君と一緒だ、アラゴルン。
ギムリ「Let's hope they last the night.」
それもずっと続く事を願おう。

私の日本語センスなさすぎ(泣)
そして角笛城の戦いが始まります。

ギムリとレゴラスが仕留めた数を争っていたり、聖火ランナーに弱点つかれて壁が崩壊し、
アラゴルンごと吹き飛ばされたり、それを助けようとギムリがオークの群れに飛び込んだり、
更にそれを助けようとアラゴルンがエルフの軍と突撃したり、
レゴラスがスケボーにのって階段を滑り落ちながら矢を射ったり、
矢を手で持って突き刺したりで見どころ満載でした。


一方エントさんから戦いには参加しない事にしたと告げられるメリーとピピン。
メリー「How can that be your decision?! 」
そんな決定があるかよ!
エント「This is not our war.」
これは我らの戦いではない。
メリー「But you're part of this world! Aren't you?!」
あなたたちだってこの世界の一部じゃないか!違うか?

エントさんに送られホビット庄に変える事になったふたり。
ピピンが仕方ないよ、となだめますがメリーは諦めきれません。
「All that was once green and good in this world will be gone. There won't be a Shire, Pippin.」
この世界の緑や素晴らしいものが消えてしまうんだ。ホビット庄もなくなるんだよ、ピピン。


角笛城は城門が破られそうになり一旦退却を命じるセオデン王。
その時ハルディアさんがーー!!

キレちゃったアラゴルンがオークの群れに飛び込んでいきますが、
城門が退っ引きならなくなったので城に戻り城門の前に群がるオークをやっつけます。

ギムリ「Come on. We can take them. 」行こうぜ。
アラゴルン「It's a long way.」遠いよ。
ギムリ「Toss me.」俺を投げろ。
アラゴルン「What?」は?
ギムリ「I cannot jump the distance! You'll have to toss me!」
この距離だと飛べないから俺を投げるんだよ!
アラゴルンが投げようとしますが、
ギムリ「Don't tell the Elf.」エルフには言うなよ。
アラゴルン「Not a word.」何も言わないよ。
負けず嫌い(笑)
しかし奮闘むなしく城門は破られ全員城の中に退却します。

エントに送られるピピンは途中で南に行こうと言い出します。
アイゼンガルドは危険だよ、と言われますがサルマンも自分たちが通るなんて思ってないから大丈夫、
と、いうことでエントたちは南に向かいます。


そしてアイゼンガルドで目にしたのは森がなくなりあたりは荒涼とした風景だけでした。
それを見たエントは怒りみんなを集めサルマンと戦う事を決意します。


「The Ents are going to war. It is likely that we go to our doom.Last march of the Ents.」
エントたちは戦いに参加する。我らは滅びることになるかもしれないが。
エントたちの最期の行進だ。

号泣ーーー!
愛するもののために死を覚悟して突き進んでいくシチュエーションにものすごく弱いです。
ガンダルフの言ったとおり、ピピンたちは森の中でエントに出会い、
ピピンの機転で大きな力を動かします。
鷲もそうなんだけど、大きな力ってなかなか動かないけど動くとなったらものすごく頼もしいです。

戦闘ではエルフたちの戦う姿が舞うように美しいなーといつも思うのですが、
そういえば「ホビット」でもスランドゥイルさんの戦闘シーンは見惚れました。
でもLotR、ホビット通して戦う姿が一番カッコいいと思ったのは実はトーリンです。

続きますー。