That's awesome

海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

17JUL いろいろ

2017-07-17 22:24:27 | BC_2017・2018
D23 Expo、大変なことになっていましたねー。


アベンジャーズも勢ぞろいでした~、と思いましたがキャップがいなかった。
スカヨハもいなかったしジェレミー・レナーもいなかった。
クリス・プラットもいなかったしアントマンの人も・・・ってどれだけいるんでしょう、マーベル。


そして、ここにベネディクトがいるのが何だか変な感じで。
ストレンジが決まってからマーベルを追いかけ始めた私が言うのもなんですが・・・

D23はまたあらためてまとめようと思いますが、
会場で初披露になったインフィニティー・ウォーの映像が近々公開になるという事で楽しみです。
しかし、いったいどれだけのマーベルヒーローが出演するんでしょう。
そんな大人数をひとつの作品にまとめあげるなんてすごいですね。

ポスターが公開されていましたが、すごいインパクト。
すべてのヒーローがサノスによって倒されてしまうかのような絵ですね。


もうひとつびっくりなのが、
公開が本国よりはやいんですよ、日本どうした?


マーク・ラファロが出してきた画像。
かわいすぎ。




スコット・ディレクソンが出してきたストレンジもステキでした。


これも面白かったわ。確かに。


私、昨夜はごるちゃんとホロウクラウンマラソンに参加してきました。
ヘンリー6世とリチャード3世を一気に見てきたんです。約6時間!
いやー、エコノミー症候群になるかと思いましたよ。
でも一気に見ると今まで気づかなかった部分などもよく見えました。


実は昨夜はウィンブルドンの男子決勝戦だったので録画の予約をしていたんです。
久しぶりにフェデラーが進出ですから見逃せません。

リチャード3世が終了したのが22:30くらい。
ヨタヨタと帰宅し習慣的にツイッターを開いた瞬間、ウィンブルドンのネタバレをくらいました。
ドラマとか映画は平気な私でもスポーツのネタバレはさすがにショック。
BBCめ~

そこでふと見かけたテナントさんのウィンブルドン観戦の記事に
Dr.Whoのファンがざわざわしている様子だったので一体何が?


ウィンブルドン終了後に13代目ドクターの発表があるらしく、
この目撃情報で、もしかしてテナントさんがDr.Who再就任?と盛り上がっていた感じ?
ちなみにニコちゃんもいたんだよ~。え?いらない?


そして13代目が発表されましたがやっぱり女性のドクターでしたね。
ジョディ・ウィッテカーさん。


ブロードチャーチで有名なんだそうですが、私まだこのドラマ見てない!見なきゃ。
検索するとヴィゴさんと一緒の写真があったのでさらに調べてみたら
「善き人」に出てたんですね、びっくり。
この映画もいつか感想を・・・と思いつつ忘れかけていた映画でした。

こんな画像もツイッターで流れてきていました。
シャーロックを始めたくらいの頃でしょうか。


Dr.Who13代目のイントロダクションな動画。
Meet the Thirteenth Doctor - Doctor Who

私はドクターファンではないのでわかりませんが
ドクターが女性ってファンにとってはどうなんでしょう。
ゴーストバスターズもそうでしたが最近は女性起用が多いですね。
それに関しては全然良いと思いますが、
例えば、女性版ホームズのドラマを見るかと言えば私は多分見ないです。
逆にチャーリーズエンジェルの男版もきっと見ないです。

SWもローグワンはすごく良かったし大好きですが、
これはスピンオフだからであってやっぱり本編は男の子の冒険にしてほしかったんです。

スターウォーズもD23に出てましたね。
ラストジェダイの新しいポスターも公開されていましたが意味深な赤。
しかも主要キャラ全員赤・・・こわ。


マーティンのブラックパンサーの画像も。


GMAのインタビュー待ちなのかな。
マーベルに関しては新人なんでしょうね、ふたりとも。


それではこのへんで。

Sherlock 4-1 六つのサッチャー 感想

2017-07-17 01:14:31 | Sherlock S4E1
先日、やっと日本でも放送開始になったシャーロックのシーズン4。
放送開始と言っても、3話で終わっちゃうんですけどね(涙)

実は「六つのサッチャー」ですが私、録画を忘れました・・・うそーん(泣)
なのでこの感想も自分の訳を元に書いていますのでそこはよしなに・・・・



以前も書いたのだけど今年は日本放送まで大人しく待っていようと3日くらいは思ってたんです。
だけど、案の定ネット上に吹き荒れるネタバレの嵐。
この嵐をどう避けようかと悩みましたが結局、
ゾンビに襲われないためには自分がゾンビになるしかないとの結論に達しました。
二日酔いになったら迎え酒だし。

何を言いたいのか自分でもわかりませんが
要するに根性なしの私は嵐に逆らうことはやめにしました。

今年はGoogle Playで購入です。
これだとYoutubeで観れるし、ビハインドもインタビューもちゃんとありました。
エピソードごとの購入になりますが、本国放送後わりとすぐに販売されていました。
字幕も出るので全訳マラソンでも重宝しました。
(BBCの字幕だと思うので精度はイマイチでしたけど)

BBCはこうしてコンテンツを販売するのもいいけど、
はやくiPlayerを有料でいいから世界に公開してほしいです。

前置きが長くなりましたがあらためて乾燥、いえ、感想です。
言いたいことをダラダラと書きなぐっていたらものすごく長くなってしまいました。
しかも愚痴ばかりで、ウザいかも。


視聴後に書いたファーストインプレッション的な感想はこちらです。

Sherlock 4-1 The Six Thatchers ちょっとだけ感想

モファティス、これで最後だからと思ったのかどうかわかりませんが
正典ネタをこれでもかというくらい盛ってきました。

車の中で死んだ男の子はなんとなくトムホに似ているような気がしました。
車のエンブレムもアメコミを意識したのか?と思いましたが
パワーレンジャーって日本のゴレンジャーが元なんですね、知らなかったです。
しかも映画が今上映中なの?

シャーロックとジョンのやりとりも最初の20分くらいまでは、
初期を彷彿させていたかのようで良かったんですけどね
シャーロックがロージーの子守をするところもシャーロックらしくて好きでした。


冒頭のホームズ兄弟の小競り合い?あの場面も好きです。
マイクロフトもシャーロックが相手だとムキになっちゃうところとか最高です。


でもね、

S3からずっと言ってるんだけど、国際的な事件とかスパイとか要らないんです。
ロンドンで事件が起きないかとずっと待ち続け、事件が起きたらメリークリスマスとか言って、
タクシーに飛び乗っていそいそと出かけるシャーロックと、
何だかんだと後を追いかけるジョンが最高だったのに。
ラストは走るんじゃなくて「タクシー!」で終わってほしかったわ。


と、悶々としていたところIGNのレビューを見つけたんですが、
私の言いたいことが凝縮されていました。
御大が反論したガーディアンの批評はまた後程ご紹介します。

IGNのレビューの和訳。
「SHERLOCK」シーズン4「六つのサッチャー」 レビュー

S3E3でシャーロックは相当の覚悟をもってマグヌッセンを撃ったのだと思っていました。
だからこそ、あのジョンとのラストが成り立っているんだと。
そういう意味でもS4はどう切りぬけるのかも焦点のひとつでしたが、
動機はどうあれ犯人逮捕に協力している以上シャーロックもジョンも法執行側なので、
マグヌッセン殺しは何かのトリックであることをずっと願っていました。


シャーロックはジョンとのお別れの時には既に大量のドラッグをキメていたことが
忌まわしき花嫁で明らかになったときに嫌な予感はしていたんです。

結局、マグヌッセンを殺したことに対して本人も反省はしていないし、
政府もあっさり改ざんして終わりにしました。


グレートゲームのラストでシャーロックとジョンはどう切りぬけるのか
緊迫の場面で次シーズンに続く、になり、
実際はモリアーティに電話がかかってきただけで切り抜けられ、
拍子抜けでしたが、それなりに説得力があったし面白いアイデアだと思いましたが、
でも今回はあっさり切り抜けてはダメなんじゃないの?
ベルグレービアの冒頭はいい意味で裏切られたけど今回は悪い意味で裏切られた気分でした。



ピンクではシャーロックを救うためにジョンが犯人を撃ち、
最後の誓いでシャーロックはその恩を返すかのようにマグヌッセンを撃ちました。

ジョンの行動は結局うやむやにされて終わります。
本格的に捜査をすればジョンが逮捕されてしまう可能性もありましたが、
状況を考慮したレストレードの判断か、あるいは歩く政府の介入かもしれませんが
ともかくこれで事件は終了しています。

これとマグヌッセン射殺を同列に並べるのは違うと思うんです。

正直に言ってしまうと、冒頭からシャーロックには違和感がありました。
これは脚本が悪いのか演出が悪いのか、はたまた役者が悪いのかわかりません。
ずっと劣化のせいだと思っていましたが、多分違うんです。
シャーロックではなくなってきてるんだと思います。

そしてメアリー。

このメアリーは正典に出てくるメアリーの名前だけを借りた別人、オリジナルですよね。
ドラマ内でもそんな設定ですもんね。死人の名を拝借。
自分たちが生み出したキャラクターだから可愛いのはわかりますし、
シャーロックやジョンよりも縛りが無い分、動かしやすいのもわかります。


でもね、
縛りが無いキャラクターでドラマを作りたいなら別のドラマにすればいいじゃん。
わざわざホームズでやらなくてもいいじゃん。
モファティス、クラッシャーの域だよ、これ。

意見を出したり推理をするキャラクターが増えた分、ひとりひとりの質が下がったように思いました。
しかもジョンの立ち位置にメアリーがいるのでジョンの影が薄いこと・・・

そのせいかシャーロックもジョンジョン言わなくなっちゃったし、
これも成長?なのかもしれませんがファンにとっては寂しいかぎりです。

「臥せる探偵」の感想でも書きましたが
なぜメアリーにここまで設定を盛り込んだのでしょう。
「平凡だけどシャーロックでさえも心を開いてしまう人物」だけでよかったのに。

「メアリーが実は暗殺者でシャーロックを撃ったらみんなびっくりするよね」
なサプライズ狙いとしか思えないんですけど。


それでもメアリーの過去についてはジョンがメモリースティックを捨てた時に終わったと思っていました。
余談ですが、
実はジョンとシャーロックはメモリースティックをすり替えていた、とか
そんな妄想をした時がありました。
まさかシャーロックが見逃すなんてそんなことはあり得ないと思っていたので。

もしジョンがメアリーの過去を燃やさずにシャーロックとそれをしっかり見ていれば、
今回の悲劇は起こらなかったかもですね。


それは置いといて、
「AGRA」がメアリーのイニシャルというのは想定内でしたし、
この名称は正典ネタくらいにしか考えていなかったので、
メアリーの過去はこれで終わり・・・にしてほしかったです。
だってそこまで興味もないし(言っちゃった)

それなのにメアリーの過去をまるっと1話使ってご披露し、
シャーロックをスパイ映画へと変えてしまいました。
これはさすがに悪ノリしすぎなんじゃ・・・・
そりゃあ、酷評もされますよ。

スパイの定番である、身分を変えながら移動とか本当にやるとは思いませんでしたが、
何かちょっとショボかったですよね、追跡装置に気づかないとか、いろいろ。
スパイアクションのドラマや映画はアメリカでも大量に制作されているし、
私もよく観るので目が肥えているせいもあるのかもですが。

そして忌まわしき花嫁で一番の嫌な予感。
それはメアリーが実はマイクロフト側の工作員である事。
結局、英国政府の工作員ではなかったですが政府御用達の傭兵でした。

と、いうことはマイクロフトは最初からメアリーの正体を知ってたって事ですよね。
それなのに、ジョンとの結婚も黙認しシャーロックにも言わなかったと。
以前のマイクロフトなら今回の結果もある程度想定できたと思うのですが・・・・


そもそもメアリーがジョンと知り合ったのは偶然なの?
メアリーの過去をやるなら、ジョンとの出会いとかそのあたりをやってほしかったわ。

最初に書きましたが冒頭は結構好きなんです。
コメディな部分もあったし、ジョンとの会話も良かったし、
次々と依頼人がやってくるのもちょっと初期を彷彿とさせました。

レストレードが持ってきたサッチャー像の事件にシャーロックが興味の惹かれ、
ジョンと3人で現場に行くのもワクワクしました。


が、

今までで一番突っ込みたくなるような死因ですごくガッカリ。
いくらなんでもあれはどうなのー?
トリックを考えるの大変だし手間を割きたくなかったのか?御大。

もちろん今までも突っ込みどころ満載なトリックは多々ありましたが。

このエピソードを見て思ったのは、
モファティスやキャストたちのベクトルが違う方向に行ってしまったから
シャーロックというドラマを終わりにしようとしたのでは?という事でした。

このドラマもエピソード数こそ少ないですが7年も続いているし、
長年続けばいろいろと矛盾や方向が変わってくるドラマも少なくありません。
長寿ドラマのスーパーナチュラルも脚本家が変わるたびに、
キャラクターの設定が変わったりしてましたし。

寂しい事ですが世の中は諸行無常なんですね。

一方、このエピソードが放送されたときに一番目にした感想が「ジョン最低」でした。
いやもう本当にその通りでジョンファンが一番つらかったのではと思います。
最低なのはジョンじゃなくてモファティスですけどね。

浮気に関してはE3まで見るとユーロスの特殊能力があるので仕方ないかなと。
それがユーロスの目的だったのかもしれないし。
つまり、ジョンとシャーロックを仲違いさせてシャーロックを苦しめる、という作戦。

それを差し引いてもジョンの行動に「?」がついてしまうのは
S3から引きずっている問題、ジョンが何もしない、という事かなあと。

上の方にも書きましたがマグヌッセンの件だって、
ジョンがメモリースティックを見てメアリーの過去をきちんと知れば、
恐喝も無効になったような気がするんですけど。
それをやらないから結局シャーロックが殺す羽目になったわけだし。


しかもワトソン夫妻を守るための行動なのにS3のラストはおろか
S4でもその事に対するワトソン夫妻の心情が何も出てきていません。

何かこう、ないんですかね?感謝とか・・・
という気持ちが根底に燻っていたので余計に「ジョン最低」になったのでは。

メアリーもそんなわけで感情移入しづらいキャラクターだったので
メアリーがシャーロックを庇って死ぬ、というお約束な死に方もあまり心に響いてこなかったんです。

それはともかく、メアリーの死は彼女の過去が原因の自ら死を招いたのは明白なので
あそこでジョンがシャーロックを責めるのは、それだけでも無理があるのに、
誓いを破ったと言うのはジョンらしからぬ言動でどうにも納得できません。

そもそもあの誓いはシャーロックがジョンに感謝を込めて言ってただけで、
それ以下でもそれ以上でもないと思っていたのですけど結構重い誓いだったんですね。

しかも、シャーロックを拒否したジョンはあろうことかモリーに辛い伝言を頼むのですが、
それはいくらなんでもモリー、とばっちりじゃないですか。


ラストは「黄色い顔」ネタでシャーロックが自分の失敗を忘れないために
ハドソンさんに「ノーブリ」を頼みました。

シャーロックがノーブリと対峙した時に彼女を罵って煽っていたのは
彼女の標的をメアリーから自分に向けさせるためだと思っていましたが、
やっぱり単に思い上がりから出た言葉なのかもですね。

自分が煽らなければ彼女が撃つこともなくメアリーも死ななかったと、
だから「ノーブリ」だし、自分のせいでメアリーは死んだと責めているって事なんですね。


MistyさんがS4は腐女子撲滅と仰っていて、なるほどーと思いました。
クレームつけてるのが腐女子だけだと思ったのでしょうか、モファティス。
軌道修正どころか本当に腐女子撲滅かっていうくらい、
嫌がることを全部やってきたような気がするけど結果、ホームズファンまで敵にまわした感じです。

よくキャラクター萌えという言葉を聞きますが、
そもそもホームズファンてキャラクター萌えがほとんどですよね。
まさかコナンドイル先生にシリアス推理アクションミステリーを求めてないですよね。

そんな作品のキャラクターを破壊しちゃったら酷評されちゃうのも無理はないかなあと。
ホームズが現代版になったらどうなるのか?がコンセプトのはずだったのに、
気がつけば中途半端なスパイアクションになってしまったのは残念です。


感想と言いながら長々と好き勝手に文句を言うだけになってしまいました。
キリがないのでこのあたりで終わりにします。

Sherlock 4-3 The Final Problem その19

2017-07-13 20:43:10 | Sherlock S4E3
Sherlock Series 4 Episode 3

Director:Benjamin Caron
Writers:Mark Gatiss and Steven Moffat

場面が入り組んでいるのでわかりづらいかもです。
メアリーのメッセージは青字にしました。

ラストです。




マイクロフトのオフィス。
マイクロフトの向かい側にパパが座っていますがママは立ち上がってマイクロフトに詰め寄っています。
その後ろでシャーロックが静かに立っています。


ママ:生きてる?今までずっと?
どうやったらそんな事が可能になるの?
MH:ルディおじさんが手配をし・・・・
私はそれを継続するのがベストだと考えた。
ママ:なぜそうしたのかなんて聞いてないわよ、バカね。
どうやったのかって聞いてるのよ。
MH:優しい人間になりたかった。
ママ:優しい? 優しい?
お前は私たちに娘が死んだと言ったのよ。
MH:彼女がどうなったか話すよりは良いと思ったのだ。
すまない。


ずっと黙っていたパパがここで立ち上がります。

パパ:彼女がなんであろうと、今がどうだろうと、マイクロフト・・・
彼女が娘だということには変わりないんだ。
MH:私の妹でもある。
ママ:それならもっとうまくやるべきだったわね。

シャーロックが口を開きます。

SH:マイクロフトは最善を尽くしたんだよ。
ママ:なら、彼の能力が劣っているという事ね。
パパ:彼女はどこに?
MH:シェリンフォードに戻した。今回は厳重に管理している。
大勢の人が亡くなったし。

シェリンフォード近くの海岸にヘリで降り立つシャーロック。



マイクロフトのオフィス。

MH:チャンスがあれば彼女は再び殺人を犯すだろう。2度と外に出ることはない。
パパ:彼女に会えるのか?
MH:会っても無駄ですよ。

シェリンフォードに入ったシャーロックはユーロスの独房に向かいます。

マイクロフトのオフィス。

ママ:よくもそんなことが言えるわね。
MH:話さないのだ。誰とも決して話をしようとしない。
我々の及ばないところに行ってしまった。
今はもうどんな言葉も彼女には届かない。

ママ:シャーロック。

シャーロックがママを見ます。


ママ:どうなの?

シェリンフォードのシャーロック。


再びマイクロフトのオフィス。

ママ:あなたはいつも分別があったじゃない。
どうすればいい?


ユーロスの独房の前に立つシャーロック。


ユーロスは背を向けたまま微動だにしません。
シャーロックはバイオリンを取り出し、チューニングを始めます。


そしてゆっくりを弾き始めます。


シャーロックはユーロスの様子を伺いますがまったく動きません。


221B。
シャーロックとジョンが爆発の残骸を拾いながら歩いています。


ちゃんとヘッドフォンをつけてあげるジョン。


シェリンフォードでバイオリンを弾き続けるシャーロック。
その時、ユーロスが立ち上がります。
驚くシャーロック。


221Bから再びシェリンフォードに向かうヘリが映ります。



ユーロスがバイオリンを手にし、弾き始めます。
手が止まっていたシャーロックも一緒に弾き始めます。



ジョンの家。
ジョンがシャーロックに電話をしています。

JW:ああ、うん、君がここに来た方がいいと思う。

ジョンの手には「MISS YOU」と書いてあるDVDがありました。


ユーロスとシャーロックがバイオリンを弾く場面から、
ジョンの家でDVDを再生する場面に変わります。


ジョンの様子を窺うようにしたあと、テレビの画面を見るシャーロック。


笑顔のメアリーが映ると、少し悲し気なジョン。


メアリーが話し始めます。

P.S.
私はあなたたちふたりの事はよく知ってるわ。私がいなくなったらどうなるのかも。
本当のあなたたちをわかってるから。



再びシェリンフォードを訪れるシャーロックの場面からジョンの家に変わります。


ハイになるために事件を解決するジャンキー・・・
そして、戦争から未だに帰らないドクター。



バイオリンを弾くシャーロックとユーロス。


でもね、あなたたちがどんな人かなんてどうでもいいの。

つまりあなたたちは伝説的な人物であればいいのよ。冒険物語のね。

(いつでも連絡してくれ。 SH)

絶望した人たちや愛を知らない人たち、迫害された人たちにも最後の砦がある。
誰にも最後の控訴院がある。


バイオリンを弾くシャーロック。



残骸がなくなり、ジョンが壁にスプレーでマークを描きます。


シャーロックが銃でマークに向かって撃ちます。


そしてハドソンさんに怒られると。

シェリンフォード。

ユーロスの表情が柔らかくなってきました。


踊る人形。


あまりにも奇妙だったり、耐えられなかったり、
とてつもなく恐ろしい人生にも、最後の望みはある。



↑ちょっと見えづらいですがこれがポール・ウェラー扮するバイキングの衣装を着た死体です。

それでもダメな時は・・・・
むさ苦しいフラットに口論をしながら座っているふたりの男がいる。



(ほーらロージー)


(パパですよー、とか言ってるのでしょうか。それともワトソン?)


彼らはいつもそこにいたし、これからもそこにいる。





私がこれまで出会った中で最も素晴らしく賢明な男たち。


My Baker Street boys.




(やっとご両親が面会できる状態になりました。マイクロフトの手をにぎるママ。)


Sherlock Holmes and Doctor Watson.








以上です。
拙訳を最後まで読んでくださりありがとうございます。

メアリーのメッセージはイマイチ自信ありません・・・(いつもだけど)

次は感想を書きます。

しかし、シャーロックのバイオリンを弾く姿は相変わらず美しいですね。

Sherlock 4-3 The Final Problem その18

2017-07-11 20:14:41 | Sherlock S4E3
Sherlock Series 4 Episode 3

Director:Benjamin Caron
Writers:Mark Gatiss and Steven Moffat



シャーロックが向かったのは墓石が並んでいる場所でした。


少女の声が聞こえてきます。

少女:ハロー?そこにいる?
SH:君の助けがいるんだ。僕はパズルを解こうと思う。
少女:でも飛行機は?
SH:うん、それが飛行機を救うんだよ。

シャーロックは墓石に刻まれた年代を確認していきます。

SH:日にちが違う。彼女は問題を解く鍵の墓石に偽の年代を使っている。鍵は歌だったんだ。

JW:それって関係あるのか?

井戸の中からジョンが叫びます。

SH:あるんだ。すぐにそこに行くから。

シャーロックは墓石に刻まれた年代をすべて浮かび上がらせます。


少女:明りがすぐそこまで近づいてる。
SH:静かに。考えてるから。

そしてユーロスの歌詞も浮かべます。


I that am lost, oh who will find me?
迷い込んだ私、誰が見つけてくれるの?
Deep down below the old beech tree
古いブナの木の深いところに
Help succour me now the east winds blow
私を助けるために東風が吹く
Sixteen by six, brother, and under we go!
16行って横に6よ、お兄ちゃん、深い底に行こう!

SH:歌詞に番号を当てはめるんだ。
墓石の配列に合わせて番号を振った歌詞を再編成する。

いくつか残った歌詞の順番を変えていきます。


SH:I am lost Help me brother Save My Life Before my Doom.
私は迷ってしまった、助けてお兄ちゃん、死を迎える前に。

I am Lost Without your love Save My soul seek my room.
私は迷ってしまった、あなたの愛を失った、私を救って、部屋を見つけて


シャーロックの目の前に「seek my room」という単語が浮かび上がります。
そしてシャーロックは再び走り出し、家の中に入っていきます。


「衝突するわ!死んじゃう!」
叫ぶ少女、そして井戸の中で溺れそうなジョン。

シャーロックは少女に向かって話しかけます。

SH:そろそろ君の名前を教える時だと思うよ。
少女:知らない人に名前を教えてはダメなのよ。
SH:でも僕は知らない人じゃないだろう?


シャーロックがあるドアを開けるとそこは少女のいる操縦室でした。
振り返る少女。

SH:僕は君の兄だ。


そこはユーロスの部屋でした。
そして少女はユーロスでした。
ユーロスは子どものように膝を抱え目を閉じています。


SH:助けに来たよ、ユーロス。
EH:私と遊んでるのよね、シャーロック。ゲームをして遊んでるの。
SH:そう、ゲームだよ。そういう事なんだ。歌は道順のメッセージじゃなかった。
EH:私は飛行機に乗ってるの、衝突しそうなの。あなたが助けてくれるのね。
SH:君は本当にすごいよ。君の知性で完璧な隠喩を作り出した。


シャーロックはユーロスの前に座ります。

SH:君は僕たちよりもずっと高いところ、空の上でいつもひとりで、
そしてすべてを理解していたんだ、着陸する方法以外はね。
僕はバカだけど、地上にいる。君も家に連れて帰るよ。
EH:だめよ。もう遅いわ。
SH:そんなことない、遅くなんてないよ。
EH:目を閉じると、私はいつも飛行機に乗ってる。私は迷い込んでいるの、空の上に。
私の声は誰にも届かないの。
SH:目を開けるんだ。僕がいるから。


シャーロックの言葉にユーロスは目を開けます。

SH:君はもう二度と迷い込んだりしない。

シャーロックはユーロスを抱きしめます。


SH:君は間違った方向に行っただけだ、それだけだよ。
今度は正しい方向に行くんだ。僕の友人を助ける方法を教えてくれ。
ユーロス・・・
ジョン・ワトソンを救うのを手伝ってくれないか。


井戸で溺れかけていたジョンにロープが放り込まれます。



ユーロスは警官に連れられています。
救出されたジョンはショックブランケットをはおっています。


後ろからレストレードがやってきます。

GL:お前の兄さんと話をしたぞ。
SH:彼はどう?
GL:少し気分が悪かったようだがそれだけだ。
彼女から何か害を与えられたわけではないが古い独房に閉じ込められていたよ。
JW:因果応報だな。


GL:そういう事だ。ちょっと待っててくれ。

その場を離れようとするレストレードをシャーロックが引き止めます。

SH:あ、ええと。マイクロフトだけど、ちゃんと世話をしてもらえてるのか確認してくれるか。
彼は自分が思ってるほど強くないんだ。


GL:ああ、俺がちゃんと面倒をみるよ。
SH:ありがとう、グレッグ。

「グレッグ」って言ってもらえたレストレードが固まっています。


ユーロスを移送するための準備をしています。

GL:ヘリの準備はいいか?
警官:はい。
GL:それじゃ、彼女を移送しよう。
警官:あれはあの人ですか?シャーロック・ホームズ?
GL:ファンなのか?
警官:はい、彼はグレートな男ですから。
GL:いや、彼はグレートどころじゃない。
彼は最高の男だよ。


JW:大丈夫か?
SH:僕は彼女を家に連れて帰るって言ったんだ。でもダメだったな。
JW:でも君は彼女が探していたものをあげたじゃないか。コンテクストさ。
SH:うまくいったかな。
JW:そうとは言えないけど、悪くもなかったよ。
It is what it is.(それが現実だ。)



続きます。


いや、ロープ投げられても鎖はどうするの?と思ったけど
シャーロックが助けに井戸に入るんですよね、多分。

事件解決のあとの和やかな会話もなんだか久しぶりです。

ショックブランケット、最初がシャーロックで最後がジョンというのも面白いです。
これは意図的・・・ではないですよね、きっと。

そして、ついにレストレードのファーストネームを覚えたシャーロック。
レストレードは最後までいいやつでした。
S4はほとんど出番がなかったけど、シャーロックが心寄せる人のひとりなんだと
この流れでもよくわかります。

「context」には最後まで苦しめられました。
いまだに、何が正解なのかわかりません。

「context」の意味に文脈がありましたが、
私はただ「文脈」と言われてもよくわからないし、
カタカナのコンテクストとか言われるともっとわかりません。

ハイコンテクストが会話ができる人って意味らしいのと、
「彼女が探していた」ものを踏まえると、
自分の発信を受け止めて、きちんとそれに応えてくれる事、
そして、表面上ではなく本質を捉える事、なんでしょうね。

ここに説明がありました。
http://aoki.com/etc/support/post_4331.html

これくらい臨機応変に意訳できれば最高なんですけど、
ほぼ直訳しかできないから悩むんです、私。

次で終わります。

Sherlock 4-3 The Final Problem その17

2017-07-09 08:33:46 | Sherlock S4E3
Sherlock Series 4 Episode 3

Director:Benjamin Caron
Writers:Mark Gatiss and Steven Moffat



ジョンのいる井戸の上から大量の水が降り注ぎ始めました。


JW:シャーロック?

ユーロスの歌声が聞こえます。

♪迷い込んだ私 / 誰が私を見つけてくれるの? / 古いブナの木の深いところよ / 私を助けるために

ジョンの声が聞こえてくる部屋のドアを開けるともう一台のモニターが置いてあり
井戸の中にいるジョンが映し出されていました。

SH:ジョン。

♪東風が吹く

SH:ジョン。ジョン?聞こえるか?ジョン!

♪16行って横に6 お兄ちゃん、深い底に行こう

その時、少女の声が聞こえます。

少女:助けて!お願い!

そしてジョンの声。

JW:シャーロック!

♪怖がらないで


SH:ジョン。
JW:洪水だ。井戸が水でいっぱいになる。
SH:できるだけ溺れないよう頑張ってくれ。
JW:はい?
SH:君を探し出すから。絶対に君を見つける!
JW:わかった、急いでくれ。そう長くはもたない。

そして今にも墜落しそうな飛行機の少女の声。

少女:飛行機が傾いてる!

悩むシャーロック。
ジョンは必死に井戸の壁を登ろうとしますが滑って落ちてしまいます。

SH:ユーロス、君は歌が答えだと言った・・・
昔、歌を行ごとに調べたけど・・・・
何も見つけられなかった。敷地内にブナの木があったから掘ったんだ。掘って掘って掘った。
16フィート行って横に6フィート、16ヤードや16メートルでも堀ったけど何も出てこなかった。


JW:シャーロック?

EH:巧妙なパズルなのよ。
どうしてあなたは答えを出せなかったのかしら。


JW:シャーロック?君に知らせる事がある。

EH:感情的な状況ね。さあ、始まるわよ。


JW:シャーロック?骨を見つけた。
SH:犬の骨だろ。レッドビアードだ。
JW:マイクロフトは君に嘘をついていたんだ。僕たちふたりに。
これは犬の骨じゃない。


EH:パパのアレルギーを覚えてる?何のアレルギーだったっけ。
あなたはずっとせがんでいたけど彼が決してさせなかった事は?
そう、彼はあなたに犬を飼うことはさせなかった。

子どもの頃のシャーロックが出てきます。

子どもSH:Come on, Redbeard!

少女のユーロスも遊んでいます。


EH:ずいぶんおかしな記憶よね、シャーロック。
あなたは動揺してたから・・・
自分に都合の良い話にしたのね。
でも私たちは犬を飼ったことはないのよ。

その時、犬のレッドビアードが少年に変わります。


シャーロックと遊んでいたのは犬ではなく、人間の子どもでした。
シャーロックと走り出す少年、それをじっと見つめるユーロス。


そして現在。
ジョンが水の中から救い上げたのは少年の頭蓋骨でした。


SH:ヴィクター。
EH:思い出したわね。
SH:ヴィクター・トレヴァー。


SH:僕たちは海賊ごっこをしていた。僕はイエロービアードで彼が・・・
レッドビアードだった。
EH:あなたたちは親友だった。でも私だって遊びたかった。
SH:何を・・・・何をしたんだ?


歌いだすユーロス。

♪迷い込んだ私 / 誰が私を見つけるの / 古いブナの木の深いところかしら

井戸の中でヴィクターが助けを求めています。


シャーロックと少年のシャーロックが重なります。


EH:深い水ね、シャーロック、それがあなたの人生。

モリアーティと対峙したプールが出てきます。


EH:すべてはあなたの夢。深い水。

「忌まわしき花嫁」に出てきた滝の場面が出てきます。


SH:彼を殺した。君が親友を殺したんだ。
EH:私には親友などいなかった。私には誰もいない。



シャーロックはひとりで遊ぶ少女のユーロスを見ています。

子どもユーロス:私と遊んで、シャーロック!遊んでよ!

EH:誰もいない。


No one.

シャーロックが作った「NEMO」の墓石が出てきます。

意味。
Latin - no one, nobody
ラテン語 誰もいない



SH:わかった。遊ぼうか。


シャーロックはそう言うと走り出し外に出ます。


続きます。


レッドビアードがヴィクターに変わる場面はトリハダものでした。

Deep watersはどんな日本語が正解なんでしょうね。
ネットで検索してみたら「溟き水」という日本語が出てきました。
何かこれも良いですね。

忌まわしき花嫁にも何度も出てきた言葉だし、
そもそも正典にも出てきてましたよね。
放送したらそこも確認したいです。

I that am lost 私は「消えた」と訳してきましたが、
ラストまで訳してみると、「消えた」じゃなくて「迷い込んだ」のほうが正しそうです。
え?今更?なのですが・・・・私の英語センスが残念すぎて・・・くすん。

昨夜、E1が放送されツイッターでも感想があふれていました。
やはりジョンへの苦言が多かったですね。
ジョンの心情が全然見えないのもありますが、
それにしても、もうちょっとどうにかならなかったのでしょうか。
メアリーに対する設定の半分でもいいからジョンに分けてほしいわ。