今日はどんよりとしてますが、野にも里にも春が来た感じがしますね。
やはり植物はあちらこちらに春の息吹を感じさせてくれます。
▼タチツボスミレ(立坪菫)
スミレ科スミレ属、多年草、花期:3月~5月、
日当たりのよい道端や草原、森林、やぶなどに普通に見られる 代表的なスミレで、
生育地や地方地方で変異があり、数多くの変種がある。
普通は淡紫色だが変化が多い、唇弁に紫の筋がある。
▼カラスノエンドウ(烏野豌豆) 別名:ヤハズエンドウ
マメ科ソラマメ属、越年草、つる性植物、花期:3月~5月、
淡い紫紅色をした蝶形の花をつける。花の長さは12~18mmくらいである。
結構早い時期から花はポツリぽつりと見掛けました。これからは多くの花をつけます。
標準和名は、ヤハズエンドウ(矢筈豌豆)だが、スズメノエンドウがありこれより花や実が、
大きいことからカラスノエンドウが一般的に定着した。
又2つの中間の大きさのカスマグサがあるが、カラスの「カ」とスズメの「ス」の間からとった。
▼カキドオシ(垣通し)
シソ科カキドオシ属、多年草、花期:3月~5月、
淡い紫紅色をした蝶形の花をつける。花の長さは12~18mmくらいである。
中央裂片は大きく前に突き出し、濃紫色の斑紋と白い毛が目立つ。
名の由来は、夏にはかけてどんどん草が伸びて、垣根を越して隣の家まで侵入することから。
▼キュウリグサ(胡瓜草)
ムラサキ科キュウリグサ属、越年草、花期:3月~5月、
和名は、葉をもむとキュウリのようなにおいがすることに由来する。
どこの畑でも見られるが、よく見ないと気がつかない。
直径約2mmの淡青紫色の5弁花を付ける、中心部は黄色い副花冠が目立つ。
ムラサキ科の特徴で花序の先が曲がる。これを「サソリ型花序」と呼ぶ。
▼オランダミミナグサ(阿蘭陀耳菜草)
ナデシコ科ミミナグサ属、越年草、ヨーロッパ原産、花期:3月~5月、
日当たりの良い場所ならどこにでも生える。全体に毛が多く、茎の上部に腺毛が多い。
国産のミミナグサと似ているが萼の長さが、ミミナグサは花弁の長さと同じ位に長い。
ミミナグサの名の由来は、葉の形が鼠の耳に似て、若い時に食用となることから。
▼コハコベ(小繁縷)
ナデシコ科ハコベ属、越年草、花期:1年中
ハコベの仲間は多いですが、普通にハコベと言えば春の七草などお馴染みの草です。
ミドリハコベとよく似ていますが、コハコベの花柱は3、雄しべは1〜7と、
ミドリハコベは雄しべの数が4~10と少し多く、茎は緑色です。
ミドリハコベは日本の固有種、コハコベは外来種で、ハコベは両方の総称としている。
▼フキ(蕗)
キク科フキ属、多年草、花期:3月~5月、食用、薬用に利用。雌雄異株。
地下茎を伸ばしてどんどん繁殖する、葉は花の咲いたあとに地下茎の先から出る。
蕗の薹(トウ)は、早春にフキの根茎から出る若い花茎で、香りと苦味を賞味する。
雄株と雌株があり、花の色は雄は黄白色、雌は白いとなっている。
▼雌株 ブラシ状に白い毛が出ている。
▼雄株 雄花で星形で全体的にクリーム色ぽく見える。
雄花は実際には両性花で不稔の為に雄花として、花は外側から咲いていく。
花の中心付近に飛び出しているのは、雌しべの花柱でその周りにの黄色い雄しべが
あるが、機能せずに果実にはならない。
越年草は暖かければ早い時期から見掛けていましたが、これからは花いっぱいに、
ホトケノザなど一面に咲いています。
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