花と徒然なるままに

四季の移り変わりは植物が一番感じさせてくれます、
少しでもそれに触れられたらと思っています。

地味な花の木々(5月)より、ミズキ、コゴメウツギ、オニグルミ 等。

2022-05-09 | 花木の写真
色々な木々も花を付けていますが、春には色とりどりの花に目がいき、
つい撮り忘れたり、木の名前も分からないので手抜きがちですが、
少しでも載せておこうと思い立ちました。

ミズキ(水木)
ミズキ科ミズキ属 落葉高木 花期:5月~6月、
名の由来は、春先に枝を切ると、水のような樹液がでることから。 
よく似ている仲間にクマノミズキがある。
相違点は、葉の互生/対生、花の時期などで見分けられる。
ミズキ属で、葉が互生するのは本種のみで、花の時期もこちらが早い。
ミズキと言えば、自宅近くの木にキアシドクガの幼虫の大量発生が毎年あるのが気になります。

ハナイカダ(花筏)
ミズキ科ハナイカダ属、落葉低木、花期:4月~5月、果実:8月~9月、
葉の表面中央にできる奇抜な花や果実に観賞価値があり庭木として使われるほか、
若葉を山菜として利用する。
ハナイカダという名は、花や果実の様子を筏(イカダ)に乗った船頭に見立てたもの。
雌雄異株で雄株には雄花が3~5個ずつ、雌株には雌花が一個ずつ咲く。
葉の中央に伸びた短い柄の先にでき、雄花には黄緑色の花びらが3~4枚、雄しべも3~4本ある。
写真の写りが悪くて分かり難いが、雄しべを3個確認できるので雄花かと。
1個で雄しべがないので雌花と思います。 すでに実になりつつありこれから黒くなる。

コゴメウツギ(小米空木)
バラ科コゴメウツギ属、落葉低木、花期:5月~6月、
林の縁や道端でよく見掛ける花です。
小さな花で見た時はオトコヨウゾメかと間違い易いですが葉も違います。


ウリハダカエデ(瓜膚楓)  *ウリカエデ(瓜楓) 5/17訂正
ムクロジ(カエデ)科カエデ属、落葉高木、花期:4~5月、雌雄異株、
和名は樹皮をウリに例えたものという。
葉は小さく、長さ4~8cm。成木では卵形であるが、若木や伐採から再生した萌芽などでは3裂する。
新葉の展開と同時に穂状の花序を付ける。果実には翼があり、赤く熟す。
*5/17追加訂正  葉の形が大きく3つに分かれていないことから。


ノイバラ(野茨)
バラ科バラ属、落葉性つる性低木、花期:5月~6月、
花は円錐形の花序に多数つく、白色の花径は2~3cm、花弁は5個、倒卵形、雄しべは多数。

オニグルミ(鬼胡桃)
クルミ科クルミ属、落葉高木、花期:5月~6月、雌雄同株。
葉の展開と同時に開花する。雌花序は新枝の先端に直立し、雄花序は前年枝の葉腋から垂れ下がる。
雌花は既に実になりかかっていたので、以前に撮影した雌花を参考までに載せておきます。

キブシ(木五倍子)   別名:キフジ
キブシ科キブシ属、落葉低木、花期:3月~4月、雌雄異株
葉に先立ち、昨年の枝の葉腋から、穂状花序を下垂させて、淡黄色の花を多数付ける。
雄花は雄しべが8本ある。
雄花は淡黄色、雌花はやや緑色を帯び長さが短い。

今では実になり始めています。

 ▼アカシデ(赤四手)
カバノキ科クマシデ属、落葉高木、花期:4月~5月、
長さ4~10cmの雄花序を前年枝からたらし、雌花序は本年度の先につく、
花穂は長さ5~6cm。
下の写真は残念ながら花ではなく果実になりつつあるものです。
赤い花穂を撮りそびれてしまいました。参考までに過去の撮ったものは、
*22/4/12撮ったものがでてきたので追加する5/11


ニシキギ(錦木)
ニシキギ科ニシキギ属、落葉低木、花期:5月~6月、果実:10月~11月、
若い枝は緑色で稜があり、稜上に褐色の薄い板状の翼がある。
本年枝の芽鱗痕のわきから集散花序を出し、淡緑色の花を数個つける。
花序の柄は長さ1〜3cm。花は直径6〜8mm。花弁は4個、ふちには鋸歯がある。
雄しべは4個。雌しべは1個。萼の上部は4裂する
ニシキギ科の花はにていますが、花より実の方が大変好かれる木だと思います。

ツリバナ(吊り花)
ニシキギ科ニシキギ属  落葉低木 花期:5月~6月、
花や果実を観賞するため庭木として茶庭などに使われる。 
小さな五弁花であまり見栄えがい良いとは言えないが、(花径約8mm)
小枝の先端から垂れ下がる様子には話題性があり、これにちなんでツリバナと呼ばれる。
花は白色、しばしば紫褐色をおびる、9~10月の秋頃にはまるく赤い実がなります。
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