「シン・ゴジラ音楽集」映画の公開前にリリースされて、初期出荷分は売り切れ、品薄状態だったのですが、ようやく増販分が出回り始めたようです。
ゴジラの凶悪なドアップがド〜ン(^_^)




映画を初めて観た時、伊福部昭のあまりにも有名なゴジラ楽曲群が流れ、庵野秀明さんのハンパじゃないオマージュ感を強く感じたし、作品に独特のテイストをもたらしてもいるなぁと(^_^)
ライナーノーツ「各曲解説」で、オリジナル楽曲をシン・ゴジラのBGMとして使用するにあたり、鷺巣詩郎さんの格闘が綴られています。
「今回、伊福部オリジナルは『音楽的に一言一句たりとも、決して変えない』という大前提でのぞんだ」
「半世紀以上も前のモノラル音源であることに変わりはない。(セリフや効果もふくむ)フルレンジの最新音響の中に埋没することだけは避けなくてはならない」
鷺巣さんとしては手軽なデジタル処理に頼ることをせず、「周波数帯域別にあまねく楽器を抽出」したり、「フィルムを観ながら指揮をしているから每拍BPMが揺れ動いている」ため、オリジナル音源を小節単位で区切り、詳細なBPMを計測・分析を施し徹底的に解析、それを元にアビーロード・スタジオで忠実に演奏・収録、それをオリジナル音源に微細なバランスを探りながらミキシング...という気が遠くなるプロセスを5ヶ月もかけて作業したものの、納得できる成果が得られず、結果的に...
「ダビング作業時に庵野総監督の判断ですべての伊福部楽曲(track02,08,09,19)はオリジナル音源をそのまま使用することになった」...(´д`)
読んでいるだけでクラクラと滅入ってしまいそうですが(^_^;、しかし徒労と感じることなく、
「伊福部昭と円谷特撮の現場と歴史をまるでタイムマシンで一巡したかのような経験を得た」...と。
そしてCDでは鷺巣さん渾身のリミックス版が楽しめます。最初の2〜3周、ライナーノーツを読まずに聴いてましたが、私のようなダメ耳の持ち主にはどこが不採用の原因なのか判らないほど原音忠実だと思いましたし、判った後は楽器の響きや余韻がブラッシュアップされていて、本当に素晴らしいの一言(*^o^*)
いずれハイレゾ音源として出るかと思いますが、微妙な味わいが大きな違いとして認識できるような気がします(^_^)
そしてこれまた作品鑑賞中に大きな驚きで鳴り響いた、エヴァファンならお馴染みのティンパニーで始まる勇壮な楽曲\(^o^)/
CDにも勿論全バージョンが収録されております。
track06 EM20_rhythm_GZM/組織結成
track07 EM20_Jerry_GZM/情報供与
track15 EM20_Godzilla/再始動
track16 >EM20_CH_alterna_01/巨災対
track17 EM20_CH_alterna_03/報告
track18 EM20_CH_alterna_04/共闘
track29 EM20_rhythm_GZM_full
track30 EM20_Jerry_GZM_full
以上8曲です!
鷺巣さん曰く「『あ、これは監督の名人戦の棋譜を何度もなぞる面白さなんだ!』と悟った。中毒性を助長したいがために音楽までをもアイコン化させてしまう庵野秀明のなんたる凄まじさよ」...いや〜鑑賞させている側としても参りましたという他ない(^_^;
最早この曲はエヴァを離れ、庵野作品のアイキャッチ・マーキングの役割を果たす曲になったのでしょう。小津安二郎作品での「サセレシア」や「ポルカ」みたいな、固有の作品に囚われない、一聴で誰の作品だか判る普遍的なものとしてね。
8曲ともにアレンジを変えていますが、私のお気に入りは「EM20_Jerry_GZM/情報供与」ですね。タン!タン!と硬質なパーカッションの絡みが堪りません(*^m^*)
いやもう...庵野作品はエヴァの時から(もっと前から言えばガイナックス時代からそうですが)サントラへのコダワリも凄くて、クオリティーと聴き応えがパンパンに詰まり、ゴジラにおいても同様で、素晴らしい(*´д`*)
映画観て、ハマッてしまった方は必聴!オススメですd(^o^)

ゴジラの凶悪なドアップがド〜ン(^_^)




映画を初めて観た時、伊福部昭のあまりにも有名なゴジラ楽曲群が流れ、庵野秀明さんのハンパじゃないオマージュ感を強く感じたし、作品に独特のテイストをもたらしてもいるなぁと(^_^)
ライナーノーツ「各曲解説」で、オリジナル楽曲をシン・ゴジラのBGMとして使用するにあたり、鷺巣詩郎さんの格闘が綴られています。
「今回、伊福部オリジナルは『音楽的に一言一句たりとも、決して変えない』という大前提でのぞんだ」
「半世紀以上も前のモノラル音源であることに変わりはない。(セリフや効果もふくむ)フルレンジの最新音響の中に埋没することだけは避けなくてはならない」
鷺巣さんとしては手軽なデジタル処理に頼ることをせず、「周波数帯域別にあまねく楽器を抽出」したり、「フィルムを観ながら指揮をしているから每拍BPMが揺れ動いている」ため、オリジナル音源を小節単位で区切り、詳細なBPMを計測・分析を施し徹底的に解析、それを元にアビーロード・スタジオで忠実に演奏・収録、それをオリジナル音源に微細なバランスを探りながらミキシング...という気が遠くなるプロセスを5ヶ月もかけて作業したものの、納得できる成果が得られず、結果的に...
「ダビング作業時に庵野総監督の判断ですべての伊福部楽曲(track02,08,09,19)はオリジナル音源をそのまま使用することになった」...(´д`)
読んでいるだけでクラクラと滅入ってしまいそうですが(^_^;、しかし徒労と感じることなく、
「伊福部昭と円谷特撮の現場と歴史をまるでタイムマシンで一巡したかのような経験を得た」...と。
そしてCDでは鷺巣さん渾身のリミックス版が楽しめます。最初の2〜3周、ライナーノーツを読まずに聴いてましたが、私のようなダメ耳の持ち主にはどこが不採用の原因なのか判らないほど原音忠実だと思いましたし、判った後は楽器の響きや余韻がブラッシュアップされていて、本当に素晴らしいの一言(*^o^*)
いずれハイレゾ音源として出るかと思いますが、微妙な味わいが大きな違いとして認識できるような気がします(^_^)
そしてこれまた作品鑑賞中に大きな驚きで鳴り響いた、エヴァファンならお馴染みのティンパニーで始まる勇壮な楽曲\(^o^)/
CDにも勿論全バージョンが収録されております。
track06 EM20_rhythm_GZM/組織結成
track07 EM20_Jerry_GZM/情報供与
track15 EM20_Godzilla/再始動
track16 >EM20_CH_alterna_01/巨災対
track17 EM20_CH_alterna_03/報告
track18 EM20_CH_alterna_04/共闘
track29 EM20_rhythm_GZM_full
track30 EM20_Jerry_GZM_full
以上8曲です!
鷺巣さん曰く「『あ、これは監督の名人戦の棋譜を何度もなぞる面白さなんだ!』と悟った。中毒性を助長したいがために音楽までをもアイコン化させてしまう庵野秀明のなんたる凄まじさよ」...いや〜鑑賞させている側としても参りましたという他ない(^_^;
最早この曲はエヴァを離れ、庵野作品のアイキャッチ・マーキングの役割を果たす曲になったのでしょう。小津安二郎作品での「サセレシア」や「ポルカ」みたいな、固有の作品に囚われない、一聴で誰の作品だか判る普遍的なものとしてね。
8曲ともにアレンジを変えていますが、私のお気に入りは「EM20_Jerry_GZM/情報供与」ですね。タン!タン!と硬質なパーカッションの絡みが堪りません(*^m^*)
いやもう...庵野作品はエヴァの時から(もっと前から言えばガイナックス時代からそうですが)サントラへのコダワリも凄くて、クオリティーと聴き応えがパンパンに詰まり、ゴジラにおいても同様で、素晴らしい(*´д`*)
映画観て、ハマッてしまった方は必聴!オススメですd(^o^)

