どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

シン・ゴジラ、感想っぽいことを...(2)

2016年08月09日 18時55分00秒 | 映画
3回目鑑賞はMOVIXさいたまにて、友人と弟を引き連れて臨んだのですが、鑑賞後の反応と感想が面白かったです(^_^)


帰りに劇場近くのカフェでお茶しながら話したのですが、基本的に二人とも言葉少な(^_^;

ちょっと呆然とした感じで、すぐには感想が出て来ないって感じでしたね。

それだけインパクトあったし、想像していた所謂ゴジラ映画とあまりにかけ離れていたということです。

わかるわかる!私も初回はそうだった(^_^ゞ

3回も観てる私は冷静でしたので、二人から感想を引き出す形になりましたが、友人の感想が面白かった(^_^)

詳しくは書きませんが、彼は都の官公庁に勤める地方公務員なのです。彼を誘ったのも作中の行政組織の描写がどうかという意見を聞きたかったからというのもありまして。

で彼曰く、一定以上のリアリティは感じるし、頑張ってるなとも思ったが、どこの施設もピカピカに立派すぎる。それに一般的なイメージよりも行政の縦割りって激しくて、連携どころか情報も連絡も出し渋って滞り、ギクシャクするばかりで、とてもとても映画で起きているような突発的な危機状態に素早くスムーズに対処できるとは思えないな...と。

まぁ...それこそ3・11の原発事故の一件が全てを物語っていますよね(´д`)

赤坂補佐官みたいな保守的で事なかれ主義的に立ち回る人はいても、矢口官房副長官のような場の空気に逆らってでも意見具申し、リスクを背負ってでも行動する人はいない...哀しいかなコレが日本の組織の実体なんだと思います。各省庁などの組織には優秀な人材はいるが埋没し、出る釘は打たれる。

巨災対のような水平思考で柔軟で良いアイデアを掬い出し、即座に実行できるような組織...それ以上に全ての責任を負う覚悟をもつ強い意志を持つリーダーがいない。3・11の時だって、原発に関わるいろんな組織が露わにされたけど、どこも及び腰で責任回避ばかりを考えている連中ばかりって感じでしたものね><

一番痛いのはそこなんだよなぁ!と彼と話していて改めて痛感しちゃいましたよ。

現実にゴジラみたいなのが出現しちゃったら、赤坂の思考が優先して全体を支配し、熱核攻撃実行が関の山って感じですよねぇ...(´д`)

内閣・行政に関わる諸センセイ方よ、この映画みて少しは学んで、覚悟して事にあたってくれよな!ってところですかね〜。

ま、こんな感じでつまらない現実に引き戻されましたが、なかなか面白い感想聞けて楽しかったですわ(^_^)

ところで...新宿バルト9で発生可能上映会??こんなのやるんか!!

とっくに売り切れかぁ...どんなもんだかよく判らんけど、島本和彦さんも参加されるってことだし、行ってみたかったなぁ(´д`)

リアルタイムで生でこんなリアクション拝めるのかもしれませんよね〜(爆)