どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

4月14日(土)のつぶやき

2018年04月15日 06時30分21秒 | イベント・ライブ

この世界の片隅に、62回目鑑賞

2018年04月14日 17時25分00秒 | アニメ

シネマ・チュプキ・タバタさんで、3週間振りに。

座席は予約分で埋まり、補助席も出されるという相変わらずの盛況振り、私は最前列席を確保(^_^)

今日はいよいよチュプキさんでのラストランなので、どうしても観ておきたかったのです...。

上映開始前、本日が最終である旨と、519日目で「ウエストサイド物語」を超える上映記録を現在も更新中とのアナウンスが...(*´-`)

さて上映開始、いや〜やはり前回同様なんですが、映像が鮮明で色乗りやコントラストの効きが素晴らしい!オープニングの雲間に見える青い空が今まで感じた事のない美しさを感じるんです。呉の山並み広がる全景も、空気遠近が丁寧に描写されているのがよく見てとれて非常に立体感タップリで(^_^)

ここは音響の素晴らしさが特徴(気流のウネリや竃のタギリ、そして蟻の足音まで感じとれる!)だし、私自身もそんなイメージなんですが、前回から映像のシャッキリとした美しさに惚れ惚れしております(*´-`)

ここのところ走馬灯酔いな感覚に襲われての鑑賞感になっていたのですが、しっかりと一本の映画作品として観る事が出来ました(^_^;

上映後には拍手も!

そしてロビーに置かれた感想ノートにも感謝を込めて一筆を。

いや〜最後の最後まで満足のいく鑑賞でした!長尺版もかけてくれれば必ずまた来ます!o(^o^)o

帰宅...の前にちょっと寄り道しました。

銀座のひろしまブランドショップTAUへ。お目当ては「まちあるきガイドマップ すずさんが暮らした呉」です(^_^)

2階の観光ガイドコーナーのカウンターにしっかりと平積みされておりました。やっと手に入れた〜!

これがまた素晴らしいクオリティで!

マップ自体も北條家から眺めた呉というイメージで展開されていて!

原作漫画のカットもふんだんに織り込まれていて、制作者さん達の熱意がタップリ込められているのが分かります(*^o^*)

いや〜足を運んだ甲斐がありました!

ショップの一階に汁なし担々麺のお店がありまして。

以前テレビで紹介されていたのを思い出し、ちょうどお腹も空いていたので食べてみることに。

辛さ度合いが1〜4辛までの段階がありまして、2辛も充分辛いってことでコレをチョイス。ネギのせと半ライスも併せて...。

席に座ると、目の前に説明書きが。

順序としては、まず30回以上よくよく掻き混ぜてめんを食し...。

その後にライスをのせて坦坦ライスで締め!ってことらしい。

なるほど〜!ちょっと感じた事のない辛さで、2辛でも舌にビリビリきて、案の定頭から滝のような汗が噴き出しました(^_^;

残ったものを無駄にしないその工程が盛岡のじゃじゃ麺に似ているなぁと感じましたです(^_^)

いやいや今回もたっぷり広島を堪能できて大満足でございました\(^o^)/



4月13日(金)のつぶやき

2018年04月14日 06時20分12秒 | イベント・ライブ

ひそねとまそたん、どんな展開に?

2018年04月13日 20時32分00秒 | アニメ
航空自衛隊を舞台に繰り広げられる、樋口真嗣さん初のオリジナルアニメ作。

その第一回目を見ました。青木俊直さんデザインの可愛いキャラクターと、ディテールアップされた背景描写のバランスがとても心地よくて、作風はとても気に入ったし、継続して見ていきたいと素直に思わせてくれるクオリティです(^_^)

古来より変態飛翔生体(ドラゴン)とは共存共栄を模索・秘匿し、今現在は自衛隊が守っているのだと...。

隠された歴史という設定、なかなか面白いんですが、さて、この道具立てでどんな展開を見せてくれるのか?

公式ページには...。
イントロダクション
航空自衛隊が管理するドラゴンと新人搭乗員たちの斬新なお仕事ストーリーが発進する!
トップクリエイターたちが、『交響詩篇エウレカセブン』のアニメーション制作会社ボンズに結集。
大ヒット作『シン・ゴジラ』の樋口真嗣(総監督)が
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の
岡田麿里(脚本)とのコンビで練りあげたオリジナルストーリーは、
ドラゴンと少女の交流を通じてハートフルに展開する。
小林寛(監督)、青木俊直(キャラクター原案)、伊藤嘉之(キャラクターデザイン)、岩崎太整(音楽)を始め、
豪華スタッフが全方位から盛りあげる、愛と笑いと涙の現代日本神話!


あらすじ
「私は、君とソラを飛ぶ。」
甘粕ひそねは、航空自衛隊の岐阜基地に勤務を始めた新人だ。
素直すぎて無意識で他人を傷つけるのに疲れ、任期限定の自衛官を選んだのだ。
だが、運命の出逢いが彼女の人生を根底から変える。
基地に秘匿された戦闘機に擬態するドラゴンがひそねを選び、大空高く舞いあがったのだ。
こうして「OTF(変態飛翔生体)」であるドラゴンに乗りこむ飛行要員が、
ひそねの仕事になった。
国家的な命運を左右するとも言われるドラゴンには、
はたしてどんな秘密が隠されているのだろうか……。

ってな感じで簡単に紹介されてますけど、少女とドラゴンの関係を描くマッタリ日常系に終始するのか、それとも何らかの敵が現れ、その戦闘を描くのか?

上述の歴史には人間との関わりだけで、過去に怪獣みたいなものと戦ったみたいな描写はありません。

だからといって、周辺諸国との紛争みたいなものになるとも、ちょっと考えにくい。

設定がかなりリアルなだけに気になる要素が大きいなぁと。

樋口さんが本格的に総監督を務めるオリジナルなストーリー、どんな展開を見せてくれるのか楽しませてもらいましょう(^_^)



4月12日(木)のつぶやき

2018年04月13日 06時19分16秒 | イベント・ライブ

Perfume、所謂“アイドル”になれなかった3人

2018年04月12日 22時30分00秒 | 音楽
「CDTV 祝25th SP」で、10年前の初出演時の3人の姿...。

続いて同日深夜NHK放送「シブヤノオト」で10年後の自分たちはどうなっているか?への回答。

かしゆかが迷いなくこんな風に答えていると、すごく安心(*´д`*)...でも本当にそんな感じがしています。一生 Perfume でいてほしい(*^m^*)

そして女王蜂のアヴちゃんのコメントが最高に良かった。

「初めて見たときにほんとに...凄い!世界で替えの効かない人って、この人たちの事だなっていう風に思って...」感無量な3人の表情も印象的です。

...でこんな流れで、今や懐かしの「Fan Service[bitter]」を久々に見たんですが、これが今更ながらというか改めてというか、物凄い完成度とクオリティなんですよ(*^o^*)

2006年12月21日のステージだから、もう11年以上も前なんですが、この時点で現在に繋がるあらゆる要素が含まれており、遜色のないパフォーマンスを繰り広げているワケです。

そしてふと思いました...これじゃアイドルにはなれない...なと。

いわゆる「アイドル」の定義の一つに「未熟さ」があり、ダンスも歌もチーチーパッパで充分、可愛さと若さだけがあれば良い、ファンはその成長過程を楽しみ、成長したらサッサと卒業してもらって、また未熟な人へと移行...みたいなサイクルがあると思うんですが、明らかに Perfume は外れちゃってる。

曲調も当時の流行とは別次元のものだし、ダンススキルもフォーメーション含めてプロのダンサーと引けを取らない。

それでも3人は切磋琢磨してクオリティを上げることしかなかった..指針を示すはずのプロデューサーも不在で、自ら考えて邁しかなかった。

当時のアイドル系イベントにも参加してますが、明らかに浮いていますしね(^_^;

ステージをはけた後、楽屋で「みんな可愛かったね...」なんて言って、コンプレックスの塊になってたりして。

アイドルファンの求めるものから離れるばかりで...その層は食いつかなったと思われるんですよね。

なのでメジャーデビュー以前は、本人たちのアイドルになりたいという思惑とファン層が一致せず、チグハグになってしまった...。

そんな状態の中で、食いついてきたのが楽曲の良さをオリジナリティを感じた音楽ファンだったというのも頷けるんです。

そんな事を考えながら「Fan Service[bitter]」を見ました。もちろん十代なのでキレとキラキラ感は特有のもので、アイドルたらんとしている気持ちもビンビン伝わってきますが、本人たちも気づかないポテンシャルが多分に含まれていて、「世界で替えの効かない人」の萌芽をタップリと感じさせてくれます。

本当に名盤と言えるライブ映像だと見る度に思います(^_^)



高畑勲さんの遺したもの

2018年04月11日 21時00分00秒 | アニメ
今朝の朝日新聞に、高畑勲さんの死を悼む寄稿が。

東映動画の同期・小田部羊一さんと、弟子といっていい片渕須直さんによるものです。

小田部さんは私にとって古き良き東映動画の作品イメージそのもので、現在に繋がるアニメ表現(主に水の表情...波・飛沫・幕の様に広がる波紋とか...)を発明した人でもあります。高畑さんとは「太陽の王子ホルスの大冒険」を一緒に大変な思いをしながら作ったと思うし、「長靴下のピッピ」も共に構築、作品そのものはお蔵になったものの、後の名作シリーズに繋がる流れとなりました。

今となってはスタジオ・ジブリで、宮崎駿さんとのコンビという印象が強いですが、私にとってはそれ以前の時代に小田部さんとアニメキャラに血肉や体温を与えた人というイメージが強いんです。

片渕さん(私もそうですが)にとっては高畑さんは親と同じ世代になりますし、実際一緒に仕事するのは相当大変だったろうなぁと行間からも読み取れます。学者然としていて、どこか近寄りがたく「若い人を教育するような片手間は持たない。制作に精いっぱいでそんな余裕はない」と言われたというエピソードも頷けるなぁと。でも高畑さんの元で修業・研鑽を積んだことは本当に得がたい財産になったんだろうなというのは、その後の片渕さんの仕事でよく理解できます。マスコミなどが片渕さんを評して「宮崎駿の後継者」みたいな事をいうけど、全然違う!「高畑勲の後継者」というべき人です。

以前同紙に掲載された「高畑勲の問いかけ」取材記事を見直すと、観る者にとって口当たりの良い心地よいものばかりで良いのかという言葉が重くのしかかってきます。

記事の冒頭、ハイジに対しても「『こう反応して欲しい』という大人の願望通りに振る舞う、とてもいい子です。山のおじいさんと再会した時、すごい勢いで相手の胸に飛び込み、全身で喜びを表現する。嫌いじゃないけど、ああいう子を描くのは1回でいい。その後は描いていません」と語っています。作品が成功すると周囲は同様のものを求めがちなんですが、その後に続く「母をたずねて三千里」は真逆と言えるほど影の強い作品でしたし、スタジオ・ジブリ時代に至るまで、似通ったものは一切作らず、良い意味で周囲を裏切り続けた...本当に戦いの歴史だったんだなと思います。

結果として、私の印象も重くて辛い作品群という感じで、苦手意識もありましたが、これから先ジワリジワリと響いてくる気もしていて...。

こうやって書いてもうまくまとまらなくて...高畑さんの遺したもの...むしろ死後となったこれから問いかけてくるような気がしています。



ドラマ「どこにもない国」

2018年04月10日 20時10分00秒 | TV
NHKらしい骨太な内容のあるドラマでした。

終戦後、旧満州残留邦人150万以上を如何に帰国させるか...絶望敵な状況の中、薄氷を踏むような道行きを経て、日本に到達。

しかし敗戦国となった本国はあまりに無力で、時の政府も背を向けて取り合おうとしない...GHQも鈍い反応で...。

満州からの引き上げ、私の親族にもいましたが、どんな経緯があって実現したのか...考えた事もありませんでした。言われてみれば何の保証もなく移住し、多くの人々がほぼ全財産を失う状態でのことだった訳で、スムーズに執り行われている筈なんてなかったんです。

本国は1945年8月の時点で終戦したという認識でも、外地にいた人たちはそこから地獄を味わった...ロシア軍の進駐と、中国国内の覇権を巡る共産党軍と国民党軍に翻弄され、犯され、殺されて...まさに恐怖の連続の中で帰り着いた人々なんですよね...。

その代償はあまりにも大きく重いです。

ドラマの出演者で光っていたのは原田泰造さんですね、彼は役者として良い面構えになってきたなぁと思います。

ビックリしたのは吉田茂を演じた萩原健一さんね(^_^;

私世代にはチンピラ感の強い人ですが、とうとう大物政治家役ですかと。

まぁ頑張ってそれっぽい雰囲気出してましたけど、吉田茂の特徴ある頬を表現するため、口の中に綿かなんか詰め込んでいたようですが、ちょっとやり過ぎな感じ...ギャグっぽかった(^_^;

こういうのは演技でカバーしてほしいなぁと。

でもまぁ...全体的に良いドラマだったし、見ておいて良かったと思います。