昨日は「万里片雲なし」の晴天
朝晩の冷え込みが増して、藤の葉が黄色く染まり落ち葉が多くなったので
重い腰を上げて葉っぱ取りをした
絡みつく枝と枝の間から手を伸ばし葉っぱを取る
すると、束ねていた髪が枝に引っかかって、ゴムから抜けたり、はみ出たりする
もう頭はぼさぼさだ
始めたからには、さっさと終わらせたい!
なりふり構わず取って下を見ると葉っぱの絨毯ができていた
さあ、もう一息だ!これを袋に入れれば終わる!
そう思った時に「ピンポーン」チャイムが鳴った
「はーい」そう返事して玄関に急ぐと
そこにはきちんとスーツを着た若者が立っていた
「こんにちは、○○証券の△△と申します、奥様でいらっしゃいますか?」
頭を撫でながら「はいそうですが、うちはそう言ったお話は関係ないんです」と断ると
この青年はあっさりと「そうですか、失礼しました」と言いながら、何となく笑って
いるように思えた
そうか!このぼさぼさ頭を見て余分なお金の無さを感じたのか、、
まあいいや、いつもなら「うだうだ」と話しを聞いてしまって長居されてしまうのだから、
ちょうど良かったわ!
そう言えば、ずっと前に黒柳徹子さんが、しつこい電話勧誘の撃退法をある本に書かれて
いたのを思い出した
有名人だからよく電話がかかってきて困っていたので、ある時にお手伝いのおばあさんの
振りをして「奥様はお出かけです、私はこの家のお手伝いさんなのでなんにもわかりません」
と声色を変えて話してみたところ、相手はすぐに受話器を下したということだった
我家に来たあの○○証券の△△さんにも、このぼさぼさ頭のおばあさんの見てくれは
「何を言っても無駄!」と諦めさせる力があったということであろう