~ 東京駅丸の内駅舎 (平成15年・国の重要文化財) ~
この駅舎は、平成24年、創建当時の姿に保存・復元工事が完成し
大正3年の開業より、昨年で100年を迎えた。
* * *
設計は辰野金吾 (1854~1919)
工部大学校造家学科1期生 (現東京大学)
ロンドンで4年間留学、帰国後は18年間教鞭をとり、
明治19年日本建築学会創設に尽力。
代表作は日本銀行本店 (明治29年)
日本の建築界をリードし、生涯200以上の作品を残した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/18/551eb59371dc821dbcc793247dce0367.jpg)
~ 中央より北口方面 ~
辰野金吾の作風は、赤煉瓦の壁面に白い石の帯を組み合わせ、
屋根には塔やドームを載せるのが特徴である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/1c/55579aab825001878971e124df80f7af.jpg)
~ 中央より南口方面 ~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/65/90a3002ce28b187df75f4de799dff0dc.jpg)
~ 北ドーム ~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/55/7bbbd748667085ec3463041626a16c31.jpg)
~ 中央 ~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/15/c01007ccb93d75614569499fc9db7086.jpg)
~ 南ドーム ~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/3f/4d356ead52e64c1164ddc34e4b873b6f.jpg)
~ 美しい南ドーム内の装飾 ~
そこには、創建時の意匠に復元されたレリーフが取り付けられている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/dc/8635db2188773985098c94e67d3c37a7.jpg)
~ 鷲のレリーフ ~
ドーム下の八角コーナーには、左を向く八羽の
勇猛な鷲が取り付けられている。
翼を広げた大きさは約2.1mの大鷲である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/be/e0bb70e55bed0ea02f4b443e98f16b99.jpg)
~ 創建時の石膏パーツが取り付けられたレリーフ ~
戦災復興工事によって設置されたドーム天井裏に、
創建当初のレリーフの一部が残存していた。
その表面はほとんど焼け落ちていたが、石膏によるパーツには
保存可能なものがあり、今回の復元に際し、その石膏パーツが
一部取り外され、南ドームのアーチレリーフに取り付けられた。
(黒い部分)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/51/a3e9fabc63ad2b6799ae0e69e688c9fc.jpg)
~ 8つの干支の彫刻 ~
ドーム内の8か所のコーナーに、その干支の方位に従って十二支のうち
八支(丑、寅、辰、巳、未、申、酉、戌、亥)の彫刻が配置されている。
いずれも、灰緑色をバックにガラス繊維強化石膏で作られている。
(写真は巳)
~ 以上 TOKYO STATION CITY ガイドブックより ~
* * *
娘や息子の用事で東京に来ることはあっても、いつも素通りだったので
美しく復元された駅舎を、実際に見るのは今回が初めてだった。
子供たちが小さい時、ステーションホテルに泊まったことがあり、
その時には、この美しい赤煉瓦の建物はホテルそのものという認識だった。
それが創建当初の姿に復元されてからは、
TVや雑誌等で、全体像として目にすることが可能となり、
ようやくこの駅舎の、とんでもない素晴らしさに気づいたのである。
それからは、いつかこの目でその素晴らしさを確認したいと願っていた。
そしてこの度、ようやくその願いが叶った。
実物は重厚かつ華麗、色合いもしっくりと落ち着いていて、洋風でありながら和の趣もある。
設計者の辰野金吾氏のオリジナルということだが、本当に素晴らしいデザインだと思う。
世界中のどこの駅舎よりも美しいのではなかろうか。
、、と言ってもよその国の駅舎はほとんど知らないが、、
それでも
私としては、世界に誇れる駅舎だと思うのである。
この駅舎は、平成24年、創建当時の姿に保存・復元工事が完成し
大正3年の開業より、昨年で100年を迎えた。
* * *
設計は辰野金吾 (1854~1919)
工部大学校造家学科1期生 (現東京大学)
ロンドンで4年間留学、帰国後は18年間教鞭をとり、
明治19年日本建築学会創設に尽力。
代表作は日本銀行本店 (明治29年)
日本の建築界をリードし、生涯200以上の作品を残した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/18/551eb59371dc821dbcc793247dce0367.jpg)
~ 中央より北口方面 ~
辰野金吾の作風は、赤煉瓦の壁面に白い石の帯を組み合わせ、
屋根には塔やドームを載せるのが特徴である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/1c/55579aab825001878971e124df80f7af.jpg)
~ 中央より南口方面 ~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/65/90a3002ce28b187df75f4de799dff0dc.jpg)
~ 北ドーム ~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/55/7bbbd748667085ec3463041626a16c31.jpg)
~ 中央 ~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/15/c01007ccb93d75614569499fc9db7086.jpg)
~ 南ドーム ~
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/3f/4d356ead52e64c1164ddc34e4b873b6f.jpg)
~ 美しい南ドーム内の装飾 ~
そこには、創建時の意匠に復元されたレリーフが取り付けられている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/dc/8635db2188773985098c94e67d3c37a7.jpg)
~ 鷲のレリーフ ~
ドーム下の八角コーナーには、左を向く八羽の
勇猛な鷲が取り付けられている。
翼を広げた大きさは約2.1mの大鷲である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/be/e0bb70e55bed0ea02f4b443e98f16b99.jpg)
~ 創建時の石膏パーツが取り付けられたレリーフ ~
戦災復興工事によって設置されたドーム天井裏に、
創建当初のレリーフの一部が残存していた。
その表面はほとんど焼け落ちていたが、石膏によるパーツには
保存可能なものがあり、今回の復元に際し、その石膏パーツが
一部取り外され、南ドームのアーチレリーフに取り付けられた。
(黒い部分)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/51/a3e9fabc63ad2b6799ae0e69e688c9fc.jpg)
~ 8つの干支の彫刻 ~
ドーム内の8か所のコーナーに、その干支の方位に従って十二支のうち
八支(丑、寅、辰、巳、未、申、酉、戌、亥)の彫刻が配置されている。
いずれも、灰緑色をバックにガラス繊維強化石膏で作られている。
(写真は巳)
~ 以上 TOKYO STATION CITY ガイドブックより ~
* * *
娘や息子の用事で東京に来ることはあっても、いつも素通りだったので
美しく復元された駅舎を、実際に見るのは今回が初めてだった。
子供たちが小さい時、ステーションホテルに泊まったことがあり、
その時には、この美しい赤煉瓦の建物はホテルそのものという認識だった。
それが創建当初の姿に復元されてからは、
TVや雑誌等で、全体像として目にすることが可能となり、
ようやくこの駅舎の、とんでもない素晴らしさに気づいたのである。
それからは、いつかこの目でその素晴らしさを確認したいと願っていた。
そしてこの度、ようやくその願いが叶った。
実物は重厚かつ華麗、色合いもしっくりと落ち着いていて、洋風でありながら和の趣もある。
設計者の辰野金吾氏のオリジナルということだが、本当に素晴らしいデザインだと思う。
世界中のどこの駅舎よりも美しいのではなかろうか。
、、と言ってもよその国の駅舎はほとんど知らないが、、
それでも
私としては、世界に誇れる駅舎だと思うのである。