私的美遊空間

美しく愛しいものたちへのつぶやき

人情宰相・角さんの胸に響く言葉

2016年07月05日 | 思うこと


角さんは、大衆を愛し、大衆からも愛された稀有の総理大臣である。

死後22年を経た今日、石原慎太郎の書いた角栄本「天才」が
本年度上半期ベストセラー総合1位に入るなど、角栄ブームが加速している。

角さんの魅力はなんだったのだろう?
その興味からこの本を読んでみた。

* * *

~ なんと言っても、人間を愛する人だったということ ~
「 人間は誰しも出来損ないだ。しかし、その出来損ないを
愛せなければ政治家は務まらない。そこに政治の原点があるんだ」


~ 明快な態度と類まれな実行力で頼りがいがあったということ ~
「数億円」のトンネルを作るなら、最低1万人の利用者が必要と考えるのが官僚だ。
利用者が150人でも、欠かせないものを作る、それが政治だ」


~ 責任のとり方が潔く、周囲の者が安心して仕事に専念出来たということ ~
「手柄はすべて連中に与えてやればいい。泥は当方が被る」

「仕事をするということは文句を言われるということだ。
褒められるために一番良いのは仕事をしないこと。
しかし、それでは政治家は務まらない、批判を恐れずにやれ」


* * *

100の金言が詰まった本である。
ここに紹介したのはほんのちょっとだけ。
まだまだ角さんの魅力はたっぷりと詰まっている。

コメント (6)
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